ミジェットタカのブログ一覧

　変速不調の訳が判明しました。シフトヨークとシフトロッドは水平方向のロールピン打ち込みでつながり固定されるのですが、このロールピンが死んで新たなロールピンを打ち込むにはエンジンミッション降ろしミッションケース分離が必要です。ところが、補修跡を見るところ、車載のままに変速レバー根っこ車体穴から上から下にドリルで穴を開けて細いビスを差し込んだようです。よくてタップは切ったかも知れません。無理開け穴からヨーク縁が欠け落ち、その細ネジは途中でちぎれ落ちていました。ちぎれ残ったネジ上部が引っ掛かりとなって、1速3速リバースは使えたということでしょう。
　ちぎれ落ちていた細ネジ下半分がこれです。


　変速不調で帰ってきた夜にはeBayで中古部品をあさり、翌日にはこのリアエクステンションの中古サルベイジ品を発注しておきました。もう少ししたらアメリカから届くはずです。残念なことにこの円安、高いものになりました。
　縁の欠けたシフトヨークには新品の販売はなくて中古部品あさりが必要です。掛けた部品を補修補強して使いまわすこともできますが、まずはeBay取り寄せ品が届いてからの検討仕事となります。

　エンジンとトランスミッションが分離され、変速機箱（こいつの底は何でV時の船形なのでしょう、座りの悪さはどうにも難儀です。木片にV字の切り込みを入れたブロックを2個こしらえて据え置いてやりました。）からクラッチベルハウジングが外され（こうすることでシフトロッド先端のストッパーロールピンを抜くことができ、ロッドを後方に抜くことができます。）、変速シフトリンク部すなわちリアエクステンションも離されました。車庫内にそれぞれが散らばって置かれています。前回張った紙パッキンは片面のみ糊付けしたおかげで、まったく傷付かずに片面に貼り付いた状態で分離されました。
　リアエクステは外さなくてもシフトロッドとヨークは手入れ、あるいは抜き取り交換ができるのですが、1速ギヤ鳴り対策のために外しました。
　これからじっくり対策を検討します。

　変速不良、おそらくロールピン一本差し込みで解消できそうですが、そのためにエンジンミッション降ろしです。前回のクラッチカバー割れゆえの降ろし積みから1年3か月、早くも2回目の降ろし作業です。
　フロントガラスは最も入手困難な部品です。傷めないよう養生にはことさら気を配ります。ボンネット外しにラジエター外し、キャブレター外しに発電機とエアポンプ外しに諸々と面倒くささは数え切れません。

　先日、隣町に用足しに出たのですが、変速レバーをガチャガチャやっていたら2速4速に入らなくなってしまいました。帰りは1速と3速だけ走行でした。シフトレバー根っこの対応で直るかと思っていたのですが、エンジン、トランスミッション降ろしが必要のようです。前回の降ろし積みから1年3カ月、2回目のエンジン、トランスミッション降ろし積みが必要になりました。

　スケッチ日和でした。足スーパーカブはますます快調です。
　スケッチはこちらでご覧ください。
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