ミジェットタカのブログ一覧

　ヤフオク取り寄せ訳ありエンジンの右クランクケースカバーを外しました。ひどく渋くて大苦労の末です。当初、キッククランク軸横に位置する位置決めノックピンの膠着かと思って攻めましたが、原因はキッククランク軸のケースカバー穴への膠着でした。キックが下りない時点でこれを考慮するべきなのに、、、、。オイルシールがついてあるのが目に入るせいでここの膠着が頭から抜け落ちたのでしょう。ジジイ仕事です。タガネにハンマーにガストーチにと、キャスティングアルミカバーをなぶり倒してやっとの引っぺがしでした。
　カバーを外すとキックスターターは機能していますし、きれいな状態です。オイルドレーン部に差し込まれているフィルター網には結構なごみかすがたまっていましたが。

　燃料コックが付きます。CS90には新品アフターマーケット品が付きます。燃料出口が反対方向みたいですが、ホースの取り回しで問題ないでしょう。

　TL125の燃料コックの掃除です。オープンもリザーブも通路は完ぺきに詰まっており、1時間ほども穴をつつきほじくりやっと貫通させました。そして、組もうとして気がつきました。濾過網がありません。これがないとゴムパッキンが効かなくてダダ洩れになるでしょう。考えるに、ばらしてあるコックを運ぶ際に籠にいろいろなものと一緒に入れてきたのですが、籠の隙間から落ちたものかと思われました。それで歩いてきた通路を何度も行き来して探しました。新品アフターマーケットコックは取り寄せてあるので、なければ古コックを廃棄すればよいだけのことですが、もう意地です。１時間は探したでしょうか。

　見つけました。エアコンラジエターわきの敷砂利縁に！なんと言う快感！脳内麻薬噴出です。アディクト性たっぷり快感です。
　にしても、大きな隙間がある籠にこんな小部品を入れ運ぶとは、ジジイ仕事の極みです。

　乗っているエンジンのクランクベアリングが怪しいし、変速ペダルがスムーズに戻らない（へたったオイルシールが障害となっていたようです。）し、ヤフオクで訳ありサルベイジドエンジンを取り寄せました。あたりが良ければそのまま積み替えようかともくろみました。
　ポイントカバーとダイナモカバーを外しましたが、見た眼はひどくありません。しかし残念、キックは下りませんし、クランクをダイナモから回しても上死点あたりで止まります。

　ヘッドを抜くとひどい錆び様で、これに突っかかって回らないのです。事前にオイル量チェックをして入っているのを確認して少し安心していたのですが、、、、。抜いたオイルはシャバシャバでフラッシングオイルのようでした。売り物にする直前に入れられたものかもしれません。しかし、クランク自体の回りはスムーズで使えそうです。クラッチはわかりませんが、変速も大丈夫そうです。

　動かす前に車載のままでキャブレターのフロート内掃除やメインジェットの詰まり開通はやっていたのですが、エアクリキャブを外した状態でスロージェットの詰まり抜きです。ミジェットのZSキャブにこのスロージェットが設置されていたら、アイドル調整がもっと精緻にできだろうにと思います。

　キャブとエアクリを繋ぐゴム管が硬化して外しずらいので、このままにしておこうと思っていたのですが、蛇腹フィルターろ紙の砕けた破片がキャブに詰まりこんでは難儀です。で、ヘアドライヤーであぶってゴムを柔らかくして抜きました。冷えると鉄のようなカチカチに戻り、元に戻すにはまたドライヤー炙りが必要です。このゴムパーツは、香川高松のショップに取り扱いがあります。