ミジェットタカのブログ一覧

　暖かく晴れた本日、スーパーカブでスケッチ行でした。スーパーカブは変わらず快調です。スケッチはこちらでご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/t2artyt
http://artytaka.main.jp/?p=2823

　皿ヘッドピストンで好調だったデスビ位置角度から、平ヘッドピストンに変えての好調位置は３０°ほども遅れています。あまりの変化の大きさに不安になって、タイミングライトで測定してみました。
　１０００ｒｐｍあたりで８～１０度上死点前です。マニュアルでは、このカリフォルニアタイプにおいては８００ｒｐｍ時に上死点後２°、そのほかのモデルは上死点前８～１２°となっています。つまり、小生の赤いＭｉｄｇｅｔ１５００はまさに絶好のタイミングに合っているということです。エンジン回転上昇に応じて点火時期角度は前進しますし、スロットルを開けると瞬時に大きく角度が進みます。遠心力進角も吸気進角も正常に機能しているということです。吸気圧低下による吸引で角度が遅れるのだと思っていましたが、逆で進みます。つまり、進み加減でセットするより遅れ加減でセットした方が応用幅が広くなるということでしょう。
　　それにしても、以前のセットとの違い30°はいかにも大きすぎます。デスビ軸先に付くドライブドッグはピン止めなのでずれようはないでしょう。シャフトギヤのカムシャフト側ギヤとのかみ合わせ位置が変わる可能性はあります。（後日、シャフトギヤを抜いて確認したところ、オリジナル設定より３０°ほど遅角方向にずれていました。ヘッド組み付け後にデスビを差し戻したのですが、其の際に入れあぐねてグリグリ捩じり回したのが原因だったのでしょう。反時計回りにデスビ回転軸をドッグがかみ合った状態で捩じると、シャフトギヤは浮き上がってきてカムシャフトギヤとのかみ合わせから離れてしまって自由（遅れる方向に）に角度が変わってしまいます。シャフトギヤの先っぽはドッグになっていてオイルポンプ駆動軸溝切込みと噛み合うようになっています。シャフトギヤが浮いて遅角側に動いてしまった後でまたかみ合わされた時によくぞこのオイルポンプ駆動軸とのかみ合わせがはまったものです。カムシャフトギヤが右回しでねじ込まれてカムシャフト側と噛み合い、落ち着いたときに先端の尾根とオイルポンプ側の谷が一致するようにあらかじめオイルポンプ軸を回しセットしてやる必要があっただろうと思われます。）現状態のデスビ角度はマニュアル本とかの図版で見るものとほぼ一致しているので、現状は正解なのでしょう。（シャフトギヤを初期設定の位置に回し戻してやったところ、以前に快調だった位置に落ち着きました。）

　アイドリング低下改善にケミカルスプレー類の効果はなく、バッテリーを外して放電させてECUの初期化を図りましたが効果はありませんでした。
　しかし、幸いなことにこの軽トラのスロットル開閉は電気式ではなくてワイヤー引っ張り式です。ワイヤー遊び調整でワイヤーを引き締めてスロットルをチョイ開け状態にしてやりました。これでアイドリングは今まで通りの回転数に上がりました。

　ペットボトルと紙パックのリサイクル出し行です。
　ついでに燃料を満タンにしました。２００ｋｍ余りを２０Ｌ弱です。走行の半分は点火時期早すぎの絶不調状態走行でしたから、意外に良い数字です。お皿頭ピストンを平頭ピストンに変えて、点火時期も適正とした後、ヘッド抜け修理前よりずっとパワートルクが出てしかもずっとスムーズで静粛に走ります。ピストン交換は大正解でした。直後はどうしたものかと不安だらけでしたが。
　後ろのサスからギシギシ音が出ます。以前にUボルトナットにゆるみがあって締め直ししたことがありますが、今回はどうでしょうか？ブッシュ類を元のゴム製からちょっと高級なウレタン製に交換してあります。フォーラムの話題でウレタンブッシュは鳴くのが普通、それが嫌で安いが寿命は短いゴム製ブッシュにこだわる人もいるとか。左右とも鳴いているので、きっとウレタンブッシュのせいで気にすることはないのでしょう。

　スズキキャリートラックのアイドリングがあるときからいきなり低くなり、何かとエンストします。エアコンを入れても回転は上がりません。ネットで調べると、スロットルボディーの下にくっついているアイドリング速度調整機構の不調のようです。モーターが3個あってその一つでもショートしようものならECU内のそのスイッチング回路が焼き切れたりするとか。つまりはちゃんと直すにはスロットルボディー交換やらECUの交換が必要になるかも、という情報を目にしました。
　とりあえずはスロットルボディーにキャブクリーナーを吹き込み、配線カプラーに接点復活材を吹きかけて様子見です。