ミジェットタカのブログ一覧

　スペアエンジンを積んで少し動かしてやりました。オリジナルエンジンとそん色なく力強く走ります。オイル漏れもないようです。クラッチは矢張りオリジナルエンジンと同じくらいにつながりが甘い状態です。
　硬い地面で倒しこむと後輪が滑ります。新品そのままでワックスが乗っていたりするのでしょう。おっぱいカブのカビが生えたような古タイヤは、トトトと流れましたが、こいつはニュルーと言う感じです。
　フロントフォークがほとんどストロークしないのに気づきました。左右同量の２００ｃｃほどのオイルを入れたつもりでしたが、右のほうが多く入っていたようです。上部の栓ボルトを抜いて、上下に漕いであふれ噴き出させてやるとストロークするようになりました。しかし、前はとてつもなく重たいし、バネダンパーのセッティングはトライアル向きではないし、前をピョンピョン跳ねさせて車体コントロールすることは至難の業です。後ろはまだましかもしれません。

　今日はダイハツハイジェットカーゴで小野市青野ヶ原まで出かけました。そこを起点に一日乗り鉄でした。なぜに青野ヶ原？そこに信頼するメカニックが営むShopがあるからです。
　JR加古川線を下って（登って）粟生駅へ、北条鉄道に乗り換えて往復、粟生から加古川線を終点谷川まで上って（下って）折り返し、青野ヶ原でハイジェットに乗り換えて帰ってきました。

　　手前が降ろしたオリジナルエンジン、奥がちょっと掃除したスペアエンジンです。これからスペアエンジンを乗せます。

　エンジン仮置きの段階でプラグ火花確認しましたが、飛びません。灯火位置でキックしてクランクを回すとランプ玉フィラメントが赤くなりましたので、発電はしているようです。ポイントに問題があると判断できましたので、掃除してギャップを調整してやりました。しかし、やはり火花が飛びません。

　何のことはない、ポイントから出ている点火の生命線電線の繋ぎを忘れていました。ジジイ仕事の極みです。
　そして、排気管を付ける前に火入れチェックです。まさにキック一発！クランクひと回しでエンジンがかかりました。排気口からは煙を吐くことは無くて、エンジン状態は良好のようです。エンジンが回っている状態で写真を撮りましたが止まっている状態と変わりません。もう少し暗ければ薄く青白い炎が排気口から吹かれているのが映るかと思います。

　車体からエンジンを釣り、降ろしました。

　そして車体のヘドロ落としに錆止め処理、ペイントです。エンジン下のスキッドガードはやたらいかつい穴あき鉄板が溶接してあります。へちゃがりをたたき延ばしましたが、相当強くたたかねばなりませんでした。フレーム強度上げには貢献するでしょうが、結構な重みです。ヤマハのトライアルバイクのTYではアルミのスキッドプレートがボルト止めされていました。

　プラグを新品にしました。モノタロウ取り寄せ、NGK　D6EAです。

　とりあえず、シートも排気管も付けずにむき出しでエンジン火入れチャレンジです。キック2発であっけなくエンジンがかかりました。むき出しの排気口からは煙を吹くこともなく、エンジンオイル下がり上がりは無さそうです。
　シートを付け排気管マフラーを付けようとしましたが、排気管マフラーを先に付けねばなりませんでしたので二度手間になりました。じっさま仕事です。そして、三十数年ぶりに動かしてやりました。
　最後に動かしたときにはクラッチが滑っていたと思っていましたが、やはりパキッとはつながりません。路上走りだけなら何のさわりもありませんが、トライアル真似遊びをするには致命的です。アフターファイヤーが派手ですが、カムチェーン張り調整が必要なのかもしれません。変速、ブレーキは問題ありません。Fブレーキは甘くてトライアル真似事をするには全く役不足ですが、新車の時からこんなもんです。何せ、スーパーカブと同じブレーキなのですから。昔に乗っていた時にはRブレーキはほとんど効きませんでしたが、掃除のおかげでロックさせるほどには効きます。電装系灯火系は全く問題なく良好です。電圧は上がってバッテリー充電も機能しています。
　少々動かした後で古いエンジンオイルを抜き、ドレーンにある金網フィルターを掃除し、ホームセンターのエンジンオイル１０W３０を１L入れてやりました。
　この後はスペアーエンジンに積み替えてそいつの様子を伺い、降ろしたオリジナルエンジンはクラッチ板を交換して全体掃除後にペイントしてやるつもりです。