ミジェットタカのブログ一覧

　初出で燃料詰まりを起こしましたので、燃料コックを抜いてみました。

　フィルターにごっそりゴミが引っ付いています。息を吹き込んでゴミ飛ばしをしていなかったらもっとびっしり網フィルターを覆っていたはずです。タンク中をのぞいてもそうひどくは見えず、POがきれいに再塗装してありましたので中もきれいと期待したのですが外れました。しかし、錆びて穴漏れしていないだけ立派です。これよりずっと新しいオラがホンダCS９０のタンクは穴だらけで補修に苦心したものです。
　外して中に砂利を入れてガサガサ、錆ごみ落としです。

　そうしているうちにタンクキャップで塞いだ給油口から水がダダ洩れであることが判明しました。どうもあるべきパッキンが付いてないと思われました。耐ガソリン性のあるHNBR(水素化ニトリルゴム)シートからパッキンを切り出してやりました。

　

　ナンバープレートが付いて、初の公道走りです。近所にあるダム行でした。ダム上までは心配なのでダムのふもとまで出かけました。止まっても押して帰れる、しかも下りのみとなる行程です。

　帰路でエンジンがグズリだし、すぐに予備タンに切り替えましたが止まりました。しばらく惰性走行と押し歩きした後にはエンジンがかかったのですが、走りはじめてすぐにまた止まりました。キャブレターへの燃料ホースを抜いてみるとガソリンの出が渋いようでした。そこへ息を吹き込んで通りを良くしてキャブレターにつなぎ直すと、後は何事もなかったかのように帰り着きました。
　ずっと昔のこと、中古ホンダアクティー箱バン５５０に乗っていた頃の話しです。家まで数十キロの帰路にあった時、エンジンがぐずってきました。燃料系だろうと見当をつけて（電磁燃料ポンプが忙しくクリックし続けていたから？）燃料ホースをはずして燃料フィルターあるいはタンク内に向けて息を吹き込み、後は無事に帰り着いたことがあります。その後、タンクをはずして掃除をしたのですが、詰まり原因は主にタンク内ペイントのはがれでした。今時のタンクは塗装なんぞはしておらず、あるいはプラタンクだったりでこんなことはないのでしょうが。
　
　

エンジンオイルに添加剤を加えました。まずはクリーナーです。エンジンととミッションクラッチが別体の故、普通の単車では使えないクラッチに悪い潤滑添加剤とかも問題なく使えます。次のオイル交換では保護潤滑系の添加剤を入れてやります。

　めでたく登録がなされてナンバープレートが付きました。ちょっとした携行工具と自賠責証をサイドカバー内スペースに収めました。

　騒々しいエンジン音がいくらかでも小さくならないかと、タペット隙間調整です。マニュアルでは吸気側０，０２ｍｍ、排気側０，０３ｍｍです。触らなくてもおおむね良好な状態でした。ガソリンタンクが邪魔で難儀した作業でしたが、この翌日にはタンクを外すことになりますので、「慌てる乞食はもらいが少ない。」でした。