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誰かの役に立つかもしれない簡易整備手帳、第5弾

今回は新人整備士がミスったブレーキキャリパーオーバーホールの救済です。
知人の紹介的な感じで「暇してたら見てやってほしい」と言うので、見てきました。今回作業の写真はありません。

事前に聞いた話では…
・母親の軽自動車のフロントキャリパーをオーバーホールしたら新品のパッドが付けれなくなった。
・古いパッドなら付くが、ローターに強く当り引きずってしまう。
・中古部品との組み合わせや交換部品は一切無く、メーカー純正品によるシールキットの組み付け。

話を聞いただけでは何が悪いのか予想もつかず、自宅までお邪魔し実車を拝見。
オーバーホールしたばかりなのでピストンは手で押し戻せるほど動きが良く、スライド方向の動きも悪くありません。なので自分が組み付けて見ると・・・

多少違いはありますがRX-8の整備書からフロントブレーキの部分を参考までに

マルで囲んだガイドピンボルトが最初はスルスルと回るのに、途中から硬くて回りにくくなります。ネジ山には問題ないのに、まるで何か詰まっているようでした。
再度バラして見てみると、原因が分かりました。マルで囲んだガイドピンボルトの上にスプレー缶のマークで「GREASE」とあります。組み付ける際にグリスを塗布しなさいという指示なんですが、これが異常に多かったんですね。
グリスは空気と違い水やオイル同様簡単に体積変化しませんので、ガイドピンボルトを締めて行くとキャリパーマウントの筒内に溜まったグリスがつっかえ棒の役割をしてしまい、ボルトが硬くて回りにくくなっていたのでした。
過剰なグリスをマイナスドライバーで掻き出して組み直すとキャリパーの可動範囲も正常になり、新品のパッドも取り付け可能となりました。

余らせるのがもったいないからと言って、全部使ったらダメだよ～グリスは適量でね～と注意して終わりました。解決までの所要時間10分ぐらい。

夏の駐車で高温になった室内をどうやったら早く冷やせるかをJAFが検証、最も早い方法はコレ
http://gigazine.net/news/20160721-jaf-teach-car-cooling/



炎天下の車内に放置されたペットがどれくらい悲惨な目に遭っているか体験してみるとこうなる
http://gigazine.net/news/20150724-hot-car-experience/

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車の盗難の手口 - マツダ CX-5

CX-5は高級車とは言えませんが…窃盗団からすれば数を捌けば、といったところでしょうか？まぁ日本じゃなくて海外での話なので。でも油断は禁物ですね。


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