ミッションオイル交換と白い悪魔との最終決戦
1
前オーナーはディーラーさんにて点検・整備をしっかりと受けていた様なのですが、ミッションオイルの交換履歴は見当たらなかったので、3万キロ走ったのを機に交換します。
まず車両をリフトアップして左Fホイールを外し、クリップ4本(写真1の赤丸部)を外してエンジン左サイドカバーを外します…が外れない。
どうやらフォグの真上あたりにもう1本クリップが居る感じですが、フィラーボルトの頭が見えれば用は足るので、カバーを回転させてフィラーボルトが見える様にします(写真2)。まずこれを24ミリのソケットで外します。
続いてドレンボルトを外します。ミッションケース下部の六角形の穴が空いたボルトがそうです(写真3の赤丸)。これを10ミリのヘキサゴンソケットで外します。
…オイルが出て来ました。それ程酷い色はしていませんし、鉄粉も混じっていない様です。1回は交換してそうな感じですねぇ(写真4)
2
使うオイルと工具・部品はこちら。
WAKO'SのRG7590LSDです。値段はそこそこ、もちもそこそこ、それでいてギアがスコスコ入る、となかなか良い奴です。スイフトの頃から愛用しています。75W-90 GL-5。
純正指定は75Wのシングルグレードなので、担当者に『これシングルグレード指定車に使っていいの?』と尋ねると、『あ~大丈夫ッスよ』との事。
フィラーボルトは真横を向いている為、オイルの注入にはサクションガン(写真2)が必要です。まぁオーリスなら十分スペースがあるので、ゴムチューブでのんびり垂らしてもいけそうですが。今度やってみよう。
新品のドレン(写真3の左)・フィラー(同じく右)ボルト、ガスケットです。
外すのに特殊工具が要ると厄介なので、どの工具で外れるか?を知りたかったので注文しました。次回からはガスケットだけでいけますね。
品番:90430-18008 110円(税抜) x 2枚
ドレンを締めて、フィラーからサクションガンでオイルを注入していきます。フィラーから溢れ出して来たら満タンですので、フィラーを締付けます(写真4)。
指定量:2.4リットル、フィラーボルト穴下端から0~5ミリに油面がある事
3
漏れの確認をしたついでに下廻りをチェックすると…
新品の筈のメンバーブレースに白い斑点が。よくよく見ると床下全面に…
大体正体はわかっているので、指に少し採り舐めてみると…しょっぱい!間違いない!!
…白い悪魔の最終形態、融雪剤です。
大阪オートメッセに行く為に残雪の名阪国道を疾走したので、ある程度は覚悟していましたが…これ程とは。
翌日洗車のついでに下廻りも軽く水洗いしましたが、全然落ちてなかった、と。
見つけてしまった以上、無視する訳にもいかないので洗浄する事に。
ホイールを取付けクルマを一旦外に出します。
4
フロントをガレージジャッキでリフトアップします。
フロントのジャッキポイントはここ、アンダーカバーの真ん中に空いた穴です。
前をジャッキアップしようとすると、リアタイヤが前に進もうとする筈です。サイドブレーキを掛けっ放しだとジャッキが外れて大惨事なので、まず軽くジャッキアップし、Fタイヤが地面から浮いたらサイドを解除します。
上がりきったらリジッドラック(ウマ)を噛ませます。
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続いてリアです。
不自然に垂れ下がった柱状の部分です。
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ウマの支持位置ですが、サイドシルに写真の様な切欠きがある筈なので、そこにウマを当てます。ゴムブロック等をウマに置くのをお忘れなく。サイドシルが曲がります。
僕は不要になったマフラーリングを使いました。
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初公開、ウマに乗ったオーリス。
後はホースを片手に下に潜り、徹底的に下廻りを洗浄します。具体的には水しぶきがしょっぱくなくなるまで(笑)
…寒風吹き荒ぶ冬の夜に、ずぶ濡れになるのは勘弁ですよ…
☆3つなのはこれが理由です。根性要りますって事ですね(笑)
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今回活躍した工具たち。
リフトもインパクトも使えない状況では、やはり基本工具に頼るしかありません。頼もしい奴らだ!
…帰って熱い風呂に入ろう。寒い!!
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