オフ会で仕入れた給排気チューンネタ

オフ会…それは知の宝庫。一人では決して知りえない情報を得る機会のある場所…
今回はそんなネタ達です。教えて頂いた方々、ありがとうございました。

まずはスルガチャンバーの取付です。詳しい説明書が同梱されていますので手順はざっくりと…

①ピン４本で留まっているエンジンカバーを持ち上げて外す
②純正サクションパイプを外す。バンド(赤丸)はプラスドライバか10ミリのソケット、ブローバイホースのバンド(青)は手かプライヤで外す
③チャンバーを取付ける。バンド(赤丸)はプラスかマイナスのドライバ又は7ミリのソケットで締める

交換したらエアコンOFFで10分以上アイドリング、次にエアコンONで10分以上アイドリング、で終了。計40分といったところでしょうか。

外した純正サクションパイプの中を一応確認(写真4)。
…ブローバイホース付近で薄～く煤けている程度でほぼ乾燥しています。機関良好ですな。
ピストンリングがお疲れ気味の場合や、エンジンオイルがレベルゲージの上限を超えて入っていた場合は、ココがオイルでベトベトになっていたりします。

吸気をやったら排気でしょ、という事で…次はマフラー交換！といきたいところですが…
色々あってマフラー交換はNGなので、“簡易サウンドクリエイター”として強化マフラーリングに交換します。

用意したのは『JURAN 強化マフラーリング Bタイプ』、1台分で4つ必要です。

取付け位置は…

①フロア下触媒付近の左右2ヶ所
②燃料タンク手前、カーブしているところで1ヶ所
③サイレンサ直上で1ヶ所

です。
③のマフラーリングをTRDのヴィッツ用のモノにすると、マフラー出口を上に持ってくることが出来るらしいです。マフラー出口とバンパーの隙間が気になる方はどうぞ。

では日を改めて取外しです。交換は1個ずつやった方がよいかと。

①マフラーリングをマフラー側の反し部分に当たるまでずらす
②ピックツールや先が鈍ったマイナスドライバ等でリングの穴を広げつつ…
③裏側からクリップ外しで押し出して外す
④回転させてボディ側も反し部分までずらしてから同様に外す

…文章にすればこれだけですが、ゴム硬い、反しデカいと結構しんどい作業です。
リングを再利用しないなら、カッターナイフで切り刻んだ方が早いでしょう。それか『マフラーリングリムーバー』なる特工を買うか…ですね。

なお、触媒付近とタンク前の奴は外してもマフラーが落ちては来ませんが、サイレンサ直上の奴は外すとマフラーが落ちてきます。
2WDの場合はトーションビームに引っ掛かって完全には落ちませんが…気になる方はジャッキで支えるといいかもしれません。

新旧比較。

手で触っても明らかに硬さが違います。コレは効果ありそうですが…硬い分、取付は更にしんどいでしょうなぁ…

逆の手順で取付けて完成。やっぱりしんどかった…トータル30分以上はかかりました。

硬くてこんなの押し込めない、という場合は…

・木槌かプラハンで叩き込む
・反し部分に水＋中性洗剤の溶液(ゴムを侵さない・高温で発火しない潤滑剤なら何でも可)を塗って滑りを良くする
・諦めて握力・腕力に自信のある助っ人を連れて来る

等で対応して下さい…

マフラーリング交換後、下道・バイパス・山坂道を100キロ弱走った感想としては…

・車内にいい感じに排気音がするようになった。特に2500rpm以降はかなりご機嫌な響き方をします。アクセル開度が大きい程ご機嫌さは増すようです

・音質は若干低音が強調され、こもった感じになります。好き嫌いがハッキリと別れそうですが…僕は心地よいと感じました

・エンジン掛けっぱなしで車外に出てみても、音量はノーマルと変わらずなので、ご近所さんへのご迷惑にはなりません

・振動は微増。アイドリング時でもハンドルに伝わる振動がわずかですが増えているのが感じられます。長期的にみれば内装のビビリ音や軋みの原因になりうる、かも

…4,000円でこれだけご機嫌になれるとは思いませんでした。
クルマって、本当に面白いですねぇ。