愛媛 宇和島城、高知 高知城を訪ねる
投稿日 : 2009年07月15日
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六日目。まずは宇和島城へ。
ここは、一般の観光スポットとしての城とは様相が異なっておりましたね。
貴重な現存天守のある城なのですが、紹介写真の殆どが天守閣しか写していない理由がわかりました。櫓などの建物は明治以降に殆ど取り壊され、天守と石垣と縄張りの形跡がかろうじて残っている状態なのです。
さらに、天守に向かう階段や石垣は、自然に返らんばかりに苔や木々に覆われていて、山道のように鬱蒼としていました。
ただ、整備はされているようで、当日も作業員の方が石段の掃除などされていました。
また、天気が良かったせいか意外に荒れ果てた印象は無く、自然と人工物が調和したような、味のある雰囲気を醸し出しておりました。植生にヤシ風の木が含まれているのが南国らしくて面白かったです。
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良く見る天守のショット。
本丸の建造物はこの天守しかないのですが、一般の城と同じレベルの綺麗さでした。
建物内部は、大修理時の写真の展示程度であっさりしたものでした。後述の伊達博物館は知識を補完できるので、オススメです。
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天守の最上段から宇和島港を望む。
次は、駐車場とは反対方向に城山を下り「伊達博物館」を訪ねました。
名前の通り、宇和島伊達氏に関する展示がメインです。初めて見る内容が多くて、かなり楽しめました。
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市立歴史資料館にて。
建物も看板も目立たないところにあったので、通りをグルグル周って探してしまいました。入場無料です。
外観は洋館風で、この建物自体が文化財になっています。
高畠華宵の絵(パンフを見て書いています(^^;)名前は知らなかったのですが、絵は見たことがある)の特別展をやっていました。
建物の手前に、江戸末期に作られた「樺崎砲台」があります。対艦防衛用だそうですが、現在は埋め立てが進んで海岸線は遥か彼方になっています。
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所は変わって、高知城。
この城についてはあまり感心が無かったのですが、すごく立派な遺構だったので驚きました。
写真は、二の丸へ向かう階段から天守を望む。
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二の丸から天守を望む。
なんとなく無骨な感じがします。
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巨大な石垣。
ここもだいぶ木に覆われていますね。
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本丸にて。
天守と右側の本丸御殿が内部でつながっています。熊本城と比べてしまうと規模は小さいですが、いずれも現存の遺構なので貴重です。
内部は、城の歴史や明治維新関係の展示物が充実しておりました。
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