突然ですが、皆さんはドライビングテクニックをどの様な形で習得しているでしょう?
例えば雑誌や本でテクニックを学ぶ、プロの運転・レクチャー動画を何度も見る、上手い人にアドバイスをもらう、自身で積み上げていく、他にもいろいろな形で勉強されていのでは無いかな、と思います。
私もドライビングテクニックを色々な形で勉強してみていますが、
以前より、
自動車を物理するというHPをよく読んでいます。
ここのHPでは、車の運動に関する様々な考察がなされており、例えば、タイヤと荷重の関係性の考察に始まり、車の理想的な旋回能力を最大限引き出すには、など、物理的な視点でかなり突っ込んだところまで考察されているのが特徴です。
その中で
「荷重曲げ」というものが出てきます。
(今回の本題です)
簡単に言うとフットブレーキとステアリングだけでスピンさせるものです。
このHPのとおりに再現するのは非常に困難で、筆者自身、プロ・アマ含め多くのドライバーを見てきたそうですが、きちんと出来ている人は今まで2人しか見たことがないとHPでも語っています。
この荷重曲げという技術ですが、実際の車両で実践する為には、
・広い場所
・タイヤを滑らせても迷惑にならない場所
を探す必要があり、実践するまでに非常に苦労する上、会得には特殊な技術の相当な積み上げが必要な様で、途中で諦めてしまう人が多いとの事です。
私も1度諦めて、その後また挑戦し、リアが流れたかなぁ?
という所で、結局スピンまで辿り着かず…
ところが最近、
・広い場所
・タイヤを滑らせても迷惑にならないところ
を発見しました。シミュレータです笑
私はグランツーリスモスポーツをシミュレータとして使用しました。ウィロースプリングスと言うサーキットの一角が広場になっています。
シミュレータには不完全なところがある(現実の動きと少し異なる)ことは有ると思いますが、方向性を確認する意味でアリかと考えます。
練習を重ね、やっとコツがわかってきました。見えたものは案外シンプルなものですが…
ブレーキの抜き方がポイントと考えます。
もちろんHPに書かれてあるやり方に比べて、速度が少し高めなことや初期の舵が大きいので修正の余地がだいぶ有りますが、動画を掲載します↓
なお、アルファロメオ ミトを車両として選択した理由はサスペンションのストロークが大きく、またパワーオーバーステアによる誤魔化しの効かないFF車であったからです。
シミュレータのオンラインタイムアタックで、上手い人のリプレイが見れるのですが、
「何故こんなところからブレーキングしているのにアンダーが出ずに曲がっていくのか?」
と良く悩んでいました。今回、それのヒントになった気がします。
ブレーキの抜き方の精度が高いほど、タイヤの能力を横方向に大きく使うことが出来る様になるのだと。
HPにも書かれていますが、この荷重曲げ、コレが直接役に立つわけではなくて、このヨーイングの出し方が大事ってことなんですよね。ここに詰め込まれたエッセンスの奥深さを今更ながら思い知ることとなりました。
Posted at 2020/12/27 11:06:45 | |
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