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2022年09月25日 イイね!

Roon ARCを試す(1)

Roon ARCを試す(1)Roonがバージョン2.0となり、新たに登場したスマホアプリのRoon ARCとの組み合わせにより、自宅のサーバー(Roonコア)に保存した音楽ライブラリを外出先で再生できる!ようになりました。やるなRoon。










Roonの紹介動画です。


ちょっと古いですが以前レビューしていますのでご覧ください。
Roonとラズパイで遊ぶ

このブログが2016年で、当時はRoonでコアと称するサーバーアプリをWindowsにインストールしましたが、その後PCの更新にともないコアを再構築。仮想化基盤上にTrueNASのファイルサーバーを立て、それをLinux版のRoonコアから参照する構成としました。

仮想化オーディオサーバーの製作(1) (ESXi)
仮想化オーディオサーバーの製作(2) (TrueNAS/OpenMediaVault)
仮想化オーディオサーバーの製作(3) (MinimServer/Roon)
(別に、こんな凝ったことしなくてもRoonは使えますよw)

(2024/7追記)無償版ESXiが提供終了となったので作り直しました。
仮想化オーディオサーバーをProxmox VEで再構築した

そしてこちらが今回の新機能Roon ARCの動画です。

何の説明もないイメージ映像ですが、これはもう・・・みんカラで取り上げないワケにはいくまいて。

ARCを使用するのに追加料金は発生しません。とはいうものの、Roon自体のライセンスフィー(月間$12.99/年間$119.88/永年$699.99の3択)は円安で厳しくなりました。永年契約が$500以下だった(しかも円高の)時に購入した人は得しましたね。
(2022/12/6追記)価格改定のアナウンスがあり、2023/1からは月間$14.99/年間$149.88/永年$829.99となるそうです。




自宅にRoon環境のセットアップが完了している前提で始めます。
(2024/6追記)これは重要かもしれません。自分はRoon ARCの実装前からRoonを使っていたので気が付きませんでしたが、いきなりサーバーのセットアップからARCまで全部やろうとすると、動かなかった時に何が悪いのか途方に暮れる可能性大です。まずは自宅内で確実にRoonとして使えることを確認してから、が良いと思います。

まずはサーバー側から。
Roonコアを最新版にバージョンアップし、「Settings」→「Roon ARC」画面を開くと、配信可能かどうかチェックしてくれました。
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おや?エラーです。仕方ない調べますか。

公式のガイド
Getting Started With ARC
ARC Port Forwarding
によると、ARCクライアントへの配信を行うための条件は、
・ルーターがUPnPまたはNAT-PMPによるポート開放に対応していること
とあり、未対応の場合は手動でポート開放を行う必要があります。(ポート番号は上の画面で表示・変更可能)

UPnPやNAT-PMPは、対応ルーターならたいていメニューにその設定があるので有効であることを確認します。条件を満たす環境であれば、おそらく何もしなくても配信可能となっているでしょう。
手動でのポート開放は、オンラインゲームや自宅サーバーをやっている人なら馴染みがあると思いますが、ある程度ネットワークやルーターの知識が必要になります。

さてエラーの原因は・・・
自分のインターネット環境は、高速化のためIPoE契約(IPv6 IPoE。商品名でv6オプションとかv6プラスなどと呼ばれているもの)に移行しており、IPv4用にDS-Lite(transix)接続を使っているため、原理的にポート開放ができない状態でした。
そこでルーターの設定を変更、v4の接続方式を従来のPPPoEに戻したところ
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配信可能となりました。サーバー側で設定などは特になく、これだけで準備完了です。

以上の結果から、どうやら現時点ではIPv4でのポート開放が必要で、従って
・インターネットのプロバイダーがIPv4のグローバルアドレスを発行していること
も条件となりそうです。CATVインターネットなど、グローバルアドレスがオプションサービスだったり対応不可のケースもあるので注意です。

ひとまず回避したけど、せっかくIPoEにしているのにPPPoE接続では速度アップは限定的で、恩恵にあずかれないのはもったいないなぁ・・・ARCが使えそうだったら対策を考えることにします。

同じIPoEでもMAP-E接続の場合は手動でポート開放の設定ができるようです。いずれにせよひと手間かかりますのでIPoE契約の人は注意してください。

(2022/10/1追記)
IPv6でのUPnPによる配信については、まだ対応するルーターが限られており、ネットワークの状況を考えてもRoon Labsの選択は間違いではないと思います。しかしv4のIPアドレスが枯渇した現在、多くの人が配信側に回る可能性のあるサービスこそv6対応を推進して欲しいな、とも。


(2023/5/21追記)
Roonの最新バージョン2.0.16でIPv6に対応したとのこと。やるなRoon。

(2025/1/4追記)
Roonのバージョン2.0.36(2024/5リリース)で、VPNサービス・Tailscale経由での接続に対応しました。ポート開放ができない環境の対策として使えそうです。





続いてクライアント側をセットアップします。
スマホにRoon ARCをインストールし、起動します。
とりあえず自宅ネットワーク内で、AndroidスマホをWi-Fi接続して試してみました。

初回の起動画面。
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Roonのユーザー認証。
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Roon ARCから自宅サーバー(コア)へのアクセスは自分しかできないようになっていますが、ポート開放自体ある程度のセキュリティリスクを伴う行為ですので、そこは理解の上で。

認証が終わると、あっさりコアを見つけてくれました。
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初回接続時は何やら同期が走りますが、すぐに終わります。
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ユーザープロファイルを選択できるようです。
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Roonっぽい画面になりました。この時点で普通に再生可能で、次回以降はこの画面から開始となります。
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Wi-FiがつながっていればWi-Fiで、無ければモバイル回線を使って再生します。Wi-Fiは自宅内でも、またモバイルルーターなど自宅外でも使用可能で、コアと同一ネットワーク内でしか使用できないRoon Remoteとの最大の違いです。
ただしRoon Remoteのようにネットワーク内のRoon機器を操作することはできず、出力先はスマホのイヤホン端子、またはスマホに(USBやBluetoothなどで)接続した機器に限定されます。今のところARCはRemoteの後継ではなく補完関係の別アプリとして設計されているようです。

ダウンロードのアイコンは、Wi-Fi接続時に楽曲をローカルストレージに保存しておき、外出時の通信量を抑えるためのもの。回線速度が追いつかないような高レートのハイレゾ音源をロスレス再生する場合にも使えそうです。

設定画面を下の方にスクロールすると・・・
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皆さんの興味はここですよね?再生設定の「Automatically pick best quality」をOFFにすると・・・
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Wi-Fi接続時とセルラー(回線)接続時で個別に音質を設定できます。
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4段階の設定があります。「Original Format」や「CD Quality」を試してみたいところ。
現在のバージョンでは、microSDへのダウンロードはできないようです。
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USB出力は使えるのか?UAPPのようにビットパーフェクトで再生できるのか?
車に持ち込んで試してみたいと思います。




(2022/10/3追記)
現在、Android版のRoon ARCではUSBオーディオ機器を接続してもサンプリングレートは48kHz固定となり、OSのミキサーを回避したビットパーフェクト再生はできません。(何シテル?では16bitとつぶやきましたが、実際に試したところ24bit/48kHzでした。)

一方、iOS版は96kHz以上のハイレゾやDSDもそのままUSB出力可能となっています。イヤホン端子やBluetoothでRoon ARCを楽しむ分にはAndroidでも問題ありませんが、「ガチに」オーディオするなら、iPhoneにUSBオーディオをつなぐしかない状況と言えそうです。
実はAndroidにおけるRoonのオーディオ出力はARCが出る前から同じ仕様だったので予想できたことですが・・・ちょっと期待が過ぎたようです。

この件については公式のコミュニティにスレッドがあり、「いっそオーディオ出力はARCからUAPPを呼び出したら?」なんて提案まで上がっています。UAPPはバックグラウンドでDLNAレンダラーとして動作できるので意外と実現性あるんじゃないかと思いますがどうでしょうね。
自分としては、高音質を謳うRoonならUSBへのビットパーフェクト再生は最低限クリアして欲しいので、今のところ不採用。続編は進展があってからアップすることにします。




(2022/10/16)
結局Android版のバージョンアップを待てず、iOS版で車載実験してみました。次のブログをご覧ください。



(2022/12/1追記)
ARCは速いペースでバージョンアップを続けており、リリースノートによると最新の1.0.5ではついにAndroid版でもUSBへのビットパーフェクト再生がサポートされました。
コミュニティでは「クリスマスまでには対応してくれるよね!」なんて声もありましたが、それより早かったですね。
Posted at 2022/09/26 02:10:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | クルマ
2022年09月12日 イイね!

B7パサートの総括

B7パサートの総括新型コロナによって一変した生活が続いていますが、皆様お元気でしょうか。自分は職業柄(プラス身体上の理由もあり)オフ会やイベントの類は一切遠慮して意気消沈・・・とまでは言わないまでも何か物足りない日々を送っております。
そんな時に職場のエライ人から「飲み会やるから全員出席な!」なんて言われてブチ切れですよ。何のために我慢してると思ってんだコノヤロウ!

あ、「みんなのカーライフ」でしたね。毒吐くのはここまでにします。








70,000kmに到達しました。年間ほぼ10,000kmペースで順調に伸びています。
過去のクルマは月500kmほど。走るのが好きなんでしょうね。

キリ番なんて今までとらえたこと無かったのに今回なぜかゲットできたので、久しぶりにブログをしたためてみました。
総括といっても、別にハコ替え構想中じゃないです。今後も静かに乗り続けるつもりです。

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今年の春先。こういうのは気付きました。


B7パサートさん、購入直後からウォーターポンプが3回交換になった時はさすがに
「外れか?」
と思いましたが幸い保証期間内。その後トラブルらしいトラブルといえはヒーターコアが詰まったこと位で(ポンプ交換に伴うLLC変更と因果関係は無かったのか?多少の疑念は残っています・・・)まぁ許容範囲かって感じです。
(修理記録は愛車紹介に書き留めています。)

昔乗っていたBX16TZiでは、夏場にエアコンを使うと30分ほどでルーバーから霜を噴き始め、「パキパキッ」とアニメで氷を表現するような音とともにファンが凍り付いて止まるのが持病でした。でもガラスの血管?ハイドロニューマチックは最後までノートラブルで「空飛ぶ絨毯」の乗り心地を堪能できました。今どきの輸入車、主要な部分はそうそう壊れるもんじゃないっす。


DSGは楽しい。

DCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)のドイツ語読みとなるDSG。
VAG(VW/Audiグループ)だけかと思ったらホンダもリコール出していたり、採用メーカーの一つだったメルセデスベンツがATに移行したりと分が悪い状況にはありますが、個人的には過去最も気に入っているトランスミッションです。

アクセルペダルを踏むとタイヤが地面を蹴る、そのダイレクト感はトルコンATやCVTとは明らかに違うメリットであり、MTに近いもの。感性に訴える楽しさがあります。
平地から緩斜面に入り、アクセルを踏み足す。エンジンが唸る。次の瞬間にはヴォン!とシフトダウンして加速態勢に入る、一連のその動きが自然で
「あぁ、マニュアルだったらこんな感じで登ってゆくんだろうな」
と思わせるものがあります。

乗っていると、自然と意識がクルマに向くんですよ。
フライバイワイヤ感覚の電動車もまた違った面白さがありますけど、終わりつつあるICE車を楽しむためのトランスミッションとして素晴らしいものだと思います。


DSGは面倒くさい。

DSGといえば気になるのが不具合。
新車から70,000kmまでジャダーが出なかった記念に、自分のDSGとの付き合い方を記しておきます。
正しいかどうかはわかりませんし、世代によっても違うとは思いますが、あながち間違いでもなかったのかなと。


0. アイドリングストップはOFFにします。発進が一瞬遅れるのと、それを気にすると(特に交差点の右折時など)アクセルワークが荒くなりギクシャクした挙動になりがちなので、自分は常時OFFにしています。

1. ブレーキペダルから足を離しアクセルペダルへ。この時アクセルはまだ踏みません。

2. ほんの一瞬、クリープ(DSGの疑似クリープ機能)で進み始めるのを待ちます。

3. 動いたのを感じたらアクセルペダルを「少しだけ」踏みます。自分の車の場合は200~300rpm程度、アイドリングが1000rpmだったら1200rpm強まで上げます。

4. 1速のクラッチがつながり、回転が落ちかけたらその分だけ(落ちないように・落ちる前に)踏み足してあげる感じで、エンジンの回転を感じながらアクセルペダルを開けてゆきます。
この時アクセルを開けるタイミングと量に注意で、タイミングが速いとギクシャクした発進になり、踏み遅れたり踏みすぎるとノッキング気味になります。

「DSGの1速のアクセルペダルは、クラッチペダル。」
踏む方向は逆ですが、こんな風にイメージするとスムーズに発進できると思います。
なお2速以降は特別な気遣いは不要で、自由に扱って大丈夫です。

以上。文章では小難しく見えても、時間にして1.5秒ほど。
1か月も試行錯誤しているうちに、似たような操作になったオーナーさんも結構いるのでは?

ベストな操作は一定ではなく、路面の傾斜、エンジンの状態、ミッションの温度などによっても変わるようで、
「よし!今のはカンペキ!」という発進を維持するのは意外に難しいです。

トルコンATやCVTと同じ感覚のオープンループ制御ではない、機械と人の「クローズドループ」であることに気付けるか、また許容できるか、さらに楽しめるか、そこがDSGと相性が合うかどうかの分岐点になると思います。
(人間が右足と左足で完全に制御できるMTより、かえって難しいかもしれません。)


DSGはオートマか?

いわゆるオートマと同じように使えるけど、ちょっとだけ違うモノという意識を持って接した方がうまく行く、というのがDSG/DCTに対する自分の実感です。

おかしいと思うのは、VWのディーラーではDSGの操作方法を一切レクチャーしてくれないこと。

売る方からすれば、特別なことを要求して「DSGは面倒くさい」というイメージは持たれたくないはずで、ATやCVTと同じ感覚で扱ってもらって大丈夫!と言いたいのかもしれませんが、現実は使い方によっては不具合も出ているわけで、そこまでの信頼性、汎用性を謳うにはほんの少しだけ足りないものがあると感じています。

そういう意味で、VAGのような大メーカーが全車種に採用したのは間違い、あるいは少しだけ早すぎたのかもしれません。

無理に「普通」と言い張って機械に負担をかけさせ、不具合が出たら乗り換え推奨、運悪くそんな中古車を購入して外れを引く人がいても知らんぷり、というのは不誠実だと思うのです。

別にいいじゃないですか、「ドイツの精密機械ですから」って言っちゃえば。
ちょっとした気遣いでトラブルを避けられ、かつトルコンATやCVTにはないメリットを享受できるなら、「そういうもんです、コツがあるんですよ」と積極的に指導した方が、ユーザーは信頼すると思うのですが。
特にVWの場合は、ちょっとした不都合でも隠せば大炎上することは学んでいるはずなのに。

だいたい輸入車を選ぶ時点で、ユーザーは多少なりともクルマ好きではあるわけですし。
そんなに普通のクルマを売りたいか!
まぁ売りたいですよねスミマセン・・・
Posted at 2022/09/12 00:35:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「自分のブログの内容にどこぞの謎情報を混ぜられたものが「AIによる回答」として提供される。生成AIに利用された絵師の気持ちが理解できたと同時に、想像以上に信用ならねーなという思い。みんカラも学習拒否の設定させて欲しいぞ。」
何シテル?   06/08 05:24
「なかるー」改め「なかるう」、「う」は大きい「う」です。 音楽のあるドライブが好きです。いい音だったらもっと楽しいですよね。なのでいい音を追求してます。 更...

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