
tetraのpH/KHマイナスを利用しているのですが、使っていた物を使い切り新品を購入して使用したところ、開封したてなので効果が大きい??のか、今まで使用していた物よりもpHの降下しろが大きい感じがします。
勘が利かなくなってしまったので、この際なのでキチンと調べたいと思います。
用意したのは
・20Lの水道水
・KH試薬
・pH計
・エアーポンプです。
そうそうですが、ハイポ2粒で遊離塩素を中和した水道水をエアレーションしてガスを飛ばしてから、pHとKHを計測した結果がこちらになります💁
pH 7.90
KH 1.875
横浜市西部の春の水道水はこんな感じ。これを起点とします。
pH/KHダウンを1ccとって、
エアーポンプを止めてから水槽に投入。少し攪拌します。
この時に塩酸とカルシウムの反応で水中に二酸化炭素が発生します。
(と言うのはKHの説明には適切では無いかな?、HCO3(KH) + H → H2CO3 → H2O + CO2 の反応でCO2と水が発生します。pH/KHマイナスはH水素の供給源として働きます。←適切に書くと逆に分かり難いですね。)
pH 7.26
KH 1.667 と成りました。
結果はさておき、水中で発生した二酸化炭素が含まれる状態なので、エアーポンプをONにして二酸化炭素を飛ばしてしまいましょう。
スイサクの五月蝿いSSPP-2Sとイブキのエアストーンで盛大にブクブクして、待つ事1時間。
pH 7.96
KH1.765
pHはスタートよりも高くなってしまいました。まぁ誤差の範囲?
KHは起点から約0.1〜0.2の低下と粗変化無く?よく解らない挙動を示しますね。
KHは二酸化炭素(CO2)濃度の影響は基本受けません。(CO2が加水分解してH2CO3になるとドオかな?分かりません。更に電離してHCO3となると、それはKHその物なので影響しますが、その反応には熱が必要となるので水槽内では起こらないそうです。難しくなるのでその内容は割愛します。)
先に進みます。再度エアーポンプを止めてから1ccを水槽に投入。少し攪拌します。
pH 7.03
KH 1.25
先程よりKHがだいぶ下がりましたね。約0.5程下がりました。こちらの方が正常な反応と経験値から感じます。
私の経験値からだと、pH/KHマイナスを1単位入れるとKHが1下がります。
pH/KHマイナスの1単位は100Lに対して10ccなので、今回の20Lに対しての1ccは0.5単位になります。なのでKHが0.5下がると言うのが経験値的には良い感じです。
ブクブクして1時間後。
pH 7.77
KH 1.25
pHの下がりが鈍いように感じますね。
次の1ccでは私の予想では pH 7.55の予想です。
ではエアーポンプを止めてpH/KHマイナスを1cc追加します。
pH 6.92
KH 0.8 と成りました。KHが半単位で約0.5下がっているので順当な結果です。あとはCO2を飛ばした後のpHの値が予測と合うかですね?
今日はクソがつくほど暑くて水温が少し上昇して来たので、アイスノンで冷却しつつ約1時間のエアレーションでCO2を飛ばします。
気合い一発の時のデータ取得ではちゃんと気を使い手間を掛けます。
1時間後。予想よりも少し高く成りましたが、概ね、ね。
pH 7.70
KH (0.909)
KHも誤差の範囲で同一です。
ここ迄の結果をいったん整理します。(CO2飛ばし後)
0.0単位 pH 7.90 KH 1.875
0.5単位 pH 7.96 KH 1.765
1.0単位 pH 7.77 KH 1.25
1.5単位 pH 7.70 KH (0.909)
KHの計測は1.0を切ると誤差が大きくて参考にしかならないのですが、、
何と!、アイスノンの外装が切れてしまい実験対象の水に内容物が混ざってしまったので、計測結果に自信が持てなくなったので今回はここで終了。
繰り返しになりますが私の経験では、pH7以上の領域では 0.5単位当たりKHが0.5低化するのが経験値です。
今回気がついたのは、最初の1回目の投入時のKHの低下しろの少なさ。もしかすると水道水に含まれるアルカリ物質、例えばクロラミンとか遊離していない塩素とかの水道管の滑りの堆積を抑えるような成分がpH/KHマイナスの成分を中和して消費してしまい、KHの低下が少なかったのかも知れません。これが勘が狂った原因かな?
↑
水道管に遊離塩素では防止出来ないヌメリの成分が堆積して、ある程度の厚みになると剥がれ落ちます。←アクアリウム界隈で言うバイオフィルムのような物です。
それが蛇口から出ると濁りや異物、カビなどと言われて水道局へのクレームになるので、水道局側も色々と気を使い?私たちにはあまり知られない様にそっと防カビ剤の様な薬剤が注入されています。知らない・気にしない方が良い事も有りますね。
水槽の水を変えると濾過の調子が下がるとか濾過が死ぬとか、飼育水の透明度が下がるとか、濾過の立ち上げが上手く行かないとか、水道局の違いによって経験したりしなかったりなんて事もある様ですね。
今回は失敗! また今度やり直します。
ー追記ー
やり直しました。
結果は、0.5単位の投入で0.33(1/3)KHの低下でした。pHは0.182の感度でした。
↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2092714/blog/47769254/
Posted at 2024/05/24 00:35:42 | |
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