• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

TECHNITUNED βのブログ一覧

2025年02月13日 イイね!

これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。ー2ー

これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。ー2ー前回からの続きです♪

前回の記事はこちらです。
↓ ↓ ↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2092714/blog/48249179/edit.aspx


alt

前回は窓部分に板を貼るところまででしたが、今回はFANを回すための電源を確保したいと思います。



alt

今回モバイルバッテリーから12Vの電源を得る計画ですが、普通USBって5Vですよね。今回使用するFANが12V用の物なので 5V→12Vの変換?昇圧ケーブルを3種類用意してみました。この中から適切な組み合わせを探したいと思います。



alt

1番目は私が数年前から使用している USB-A →昇圧BOX →DCジャックの物。
12V側で1A程度の電流を引けるので12W程度の電力が使用出来ます。半面5V側は12W時で2.4A。変換効率を考慮すると3A位の出力のあるUSB-Aポートが必要になります。電流が大きくなるとコイル鳴きするのが欠点かな。


alt

2番目は USB-A →DCジャックの物。上のケーブルから昇圧ボックスを外し、昇圧回路はUSB-Aのコネクタ内にコンパクトに収めているようです。シンプルでイイナと思い今回用意してみました。


alt

3番目は今回の本命。USB-C →DCジャック の物。ケーブルに昇圧の仕組みはありませんが、PD対応のモバイルバッテリーへ「12Vを出して♡」とお願いをして12Vを得る仕組みです。USB-Cのコネクタ内にICチップが入っていてバッテリーと通信をする仕組みのようです。シンプルさと今回の使用に適切な長さなので今回用意してみました。


alt

モバイルバッテリーは使い古しのこちら。Amazonで2,000円程度で購入したと思います。


alt

裏面の記述を確認するとPDとQCに対応しているようです。今回はPDでの12Vを使いますが1.67Aまで引き出せるようです。


alt

FAN側には接続簡単なDCジャックを装着しました。これで実験も楽々です。



alt

ではUSBの電力計をセットして実験開始です。



alt

1番目は実績のある昇圧ボックスのタイプです。
USB-Aから5Vを得て0.6Aの消費、3Wていどの消費となりました。FANの消費電力は3W程度の様です。


alt
続きましては昇圧ボックスの無いUSB-Aのタイプ。0.05A程度しか消費せずFANもゆっくりしか回りません。。 昇圧回路がコンパクト過ぎてパワーが足りないようです。




何かおかしい?と思い、1kΩの抵抗を挟んでほぼ無負荷で電圧を計測しましたが昇圧回路が壊れたか?そもそも昇圧回路が入って無い様で出力が5Vしかありません。電圧から読み解くと出力段のダイオードによる電圧降下が見られないのでそもそも昇圧回路が入っていない商品だったようです。Amazonに詐欺られました。。という事でこのタイプは却下。


alt

次は本命のUSB-Cのタイプです。



alt

テスターの位置で、すでに12Vの出力を得られているのでモバイルバッテリーが12Vを出力しているのが分かります。消費電力も先ほどの3Wから2.3W程度と2割ほど低く出ていますが、変換コードの昇圧回路を使わずにダイレクトに電力を供給出来るので効率が良いようです。FANの実際の消費電力は2.3Wという事になりました。(思いの外昇圧ケーブルの効率が悪い、)
そもそもモバイルバッテリーのバッテリは3.7V程度なのでUSBの5Vを出力するのに昇圧回路を使っています。今回はそのバッテリー内蔵の昇圧回路をPDの仕組みを使って12Vに調整しているのでシンプルで効率が良くて色々と都合が良いです。

今回用意したモバイルバッテリーですが表記上は10,000mAの容量となっていますが、過去に容量計測をした結果では29wh(3.7V換算で7,840mA)くらいの出力しか得られませんでした。今回のFANでの使用だと29wh/2.3w=12.6時間の稼働が得られる計算です。実際の運用を考えると省電力も意外と重要な要素になりそうです。FANは省電力で送風効率の良い物を選ぶのが「吉」の様です。



~ ちょっと気になったので回り道。~




手持ちで一番強力なFANをUSB-A →昇圧BOX →DCジャック のケーブルを使用して電力計測。 8.2Wでした。




同じFANをUSB-CのPDケーブルで駆動してみると、6.38Wでした。


6.38/8.2= 78%  やはり20%とちょっと電力効率が良いようです。



という事で今回は USB-C から 12Vを得られる PDケーブルを使用したいと思います。





20,000mAのバッテリーで24時間稼働のスタミナになるので電費を気にせずに使えそうです。バッテリー置き場は直射日光を避けるためスライドドアのドリンクホルダーを使いたいと思います。





今回使用したDCジャックが便利だったので、実際の使用を想定して使い易いようにボックスを作ってみました。




板にネジ留めすればコネクタの設置完了です。配線が簡単でシンプルに済むし、手数が少なく済んでイイ感じです。
お手軽に作れて既製品の感がある物を目指したいです。





FANの消費電力は表記の半分位なんですかね? 回転するFANを指で止めても0.4Aまでは流れず、0.3A程度です。どんなルールでの表記なんでしょうか?わかりません。



次回はFANの穴あけ~マウント。完成編になれば良いんだけれどな。



つづく


Posted at 2025/02/14 01:56:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年02月08日 イイね!

これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。ー1ー

これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。ー1ー車中泊での困りごと。「暑い。

春頃に車中泊で九州旅行にでも行きたいな。という思いが沸々と湧いて来たのですが、私の車には換気扇が装備されていません。

という事で旅の支度として換気扇を購入しようとネットを徘徊しましたが、良い感じのものが販売されていませんでした。
全般に製品を購入というよりは各々皆さん自作をされているようで、車用の換気扇というのはキャンピングカーが屋根に穴を開けて装着するもの以外は中々良いものが無いようです。


という事で、無いなら私もDIYで作るしかないですね。
どうせ作るならば、既製品のような、「これだ!」って思えるような車中泊用の換気扇を作ってみたいと思います。





どんなものが良いかな?といろいろ考えつつ、欲が出てワガママも増えて、Amazonでお手軽なFANを購入してみたり手持ちのトップランドのFANといろいろと比べたり考えたり。。その結果、パワーと静音性とコンパクトさのバランスが頭ひとつ抜き出ている、PC用の200mmFANを使用する事にしました。





これがPC用の200mmFANです。あまり見かけない大きさで、羽根の形状もエアコン室外機のような?良く設計されている羽根の形状をしています。


どんな使用感になるのか?イメージトレーニング。 ワンボックスバンのキャラバンですが、やはりこのスライド窓に換気扇を装着するのがスマートというかここしか無いようです。


・熱い空気を排出したいので出来るだけ高い位置に。
・出来るだけ静かに。
・出来るだけ高風量。
・ビルトインの車中泊設備として、付けっぱなしに出来て車の機能を損なわない。
・防犯やプライバシーにも出来るだけ配慮。

そんな換気扇を目指す事にします。





次にNV350キャラバンのスライド窓の構造の確認です。
ガッチャーンガッチャーンと数段階の固定位置があるのですが、4段階目で全開のようです。




全開だと200mmFANでは大分余裕がある感じで、




3段階目まで開けた状態でFANが丁度収まる感じです。ここに固定出来ると仮定して、雨の日には2段階目まで閉めるとバイザーの陰になって濡れずに、FANの半分くらいの開放が確保できる感じになりそうです。就寝時なども2段目までの開放だと防犯上も良さそうです。


大分イメージが固まってきたので、次に固定方法を考えます。





レールのココ。 ココに引っ掛ける何かがあれば固定出来るよなぁ?。




お手製のブラケットを使って、レールに引っ掛けて固定する事が出来そうです。




下側は狭くて入りませんでした。結構狭いんですね。残念。。。




色々考えながら試作しては失敗を繰り返して、




取り敢えずこんな感じのブラケットに落ち着きました。




スペースに余裕がある上側は引っ掛けて。側面にはM5のボルト穴を開けました。




下側は隙間が狭すぎるので2ピース構造にしましたが、レールの裏側に指が廻らず押さえられないので取り付け難しく、取り付けの為の工夫を施しました。




1,裏側ツメ(爪)パーツをレールの裏側に入れて置く。




2,表面パーツを凸凹を合わせうように合体。




3,ねじを締めこむ際に押し込んでも裏面爪パーツが奥に逃げて行かないので簡単に取り付ける事が出来ます。
それに加えてレールを挟んで銜えるようにしたので、しっかりとした固定が出来るようにしました。





狭いスペースの中でボルト穴周りの肉厚の確保から、作業性と最大限の取り付け剛性を確保しました。2mm~3.5mm迄を挟んで固定できる設計です。

※DIYの方の真似は歓迎ですが、商売の方のアイディアのパクリは歓迎致しません!アイディアの販売は致しますw




引っ掛けるだけだと走行中にカタカタと音がしそうだったので、下用に作ったネジで固定できる構造のブラケットを4個装着。 これでM5のネジ穴を4カ所確保できました。




ホームセンターで30cm幅の棚板から3段階目までの窓の開きに合わせた幅26.2mmを切り出してもらいます。中途半端なサイズですが35mm幅の端材を確保するのが目的です。縦は45cm。 厚さは今回9mmです。既製品感や高級感を出すためとFANの振動から共振音が発生しないようにMDFの重みのある板を採用しました。雨に対してはデコレーションシートを張って防水する算段です。

板に取り付け穴を開けたら、




ブラケット側面のM5のネジ穴を使って取り付け。
無事に換気扇ベースプレートが窓枠に取り付きました。(化粧板で無いので色がナンですね。)

今まではココに板を張るっていうアイディアが無かったので換気扇計画が中々進みませんでしたが良いブレイクスルーになりました。




200mmFANが程よく収まる窓の3段目の固定位置で、板の端に20mmの隙間用テープを張るとスライド窓の窓枠の高い部位に当たってシール出来る算段です。




↑これを使う予定です。





前側は隙間が大きく空きますが、先ほどホームセンターで切ってもらった際の35mmの切れ端がジャストフィット。無駄がありません。




換気扇ベースプレートの完成。

DIY好きな人が見ると、この先の色々なアイディアが浮かんでくるのでしょうか?

もう少しブラケットの設計を洗練させて流布する事が出来れば、車中泊の暑さ問題を改善出来たり、効率的に換気扇DIYを楽しめる人が増えるかな? なんて、




FANはこの辺かな?




席に座って圧迫感のチェック。




外側から、雨の当たり具合や風の通り道の確保と、歩行時に顔への直撃感の少ない位置を探したり、車中がどんな感じで見えそうかとか。
何だかんだで高めの位置が具合良さそうです。




想定外というか厳しかったのが ココのクリアランス。30mm厚のFANがぎりぎりです。



これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。



つづく。




Posted at 2025/02/08 23:48:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #SR500 輸出用ハイコンプと言われる「583-02」ピストンの上手な?使い方 https://minkara.carview.co.jp/userid/2092714/car/2422595/7482416/note.aspx
何シテル?   09/05 02:04
β350です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/2 >>

      1
234567 8
9101112 13 1415
16 17 181920 2122
2324 25262728 

リンク・クリップ

バイクの乗り方 Vol.5:「セルフステア・曲がるの正体②」の巻 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/11/05 03:35:33
【可変バルブタイミング機構】FA20型エンジンのVVT動作角度の設定@MOTEC M1サンプルデータ 【VVT:Variable Valve Timing】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/08/21 01:10:25
続DAISOユニットでTV用筒型無指向性スピーカーを作る 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/03/04 01:47:46

愛車一覧

スズキ アドレス125 スズキ アドレス125
DP12H インドスクーター SUZUKIがインドで年間90万台販売するスクーターの内 ...
ヤマハ SR500 ヤマハ SR500
5速3000rpm 70km/h が好き♬
ヤマハ SR400 ヤマハ SR400
2年くらい前に購入して放置していましたが、フル整備して再スタートです。 
日産 NV350キャラバン 日産 NV350キャラバン
日産 NV350キャラバン PGX ディーゼル 2wdの虎目茶に乗っています。 現在、な ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation