
車中泊での困りごと。「
暑い。」
春頃に車中泊で九州旅行にでも行きたいな。という思いが沸々と湧いて来たのですが、私の車には換気扇が装備されていません。
という事で旅の支度として換気扇を購入しようとネットを徘徊しましたが、良い感じのものが販売されていませんでした。
全般に製品を購入というよりは各々皆さん自作をされているようで、車用の換気扇というのはキャンピングカーが屋根に穴を開けて装着するもの以外は中々良いものが無いようです。
という事で、無いなら私もDIYで作るしかないですね。
どうせ作るならば、既製品のような、「これだ!」って思えるような車中泊用の換気扇を作ってみたいと思います。
どんなものが良いかな?といろいろ考えつつ、欲が出てワガママも増えて、Amazonでお手軽なFANを購入してみたり手持ちのトップランドのFANといろいろと比べたり考えたり。。その結果、パワーと静音性とコンパクトさのバランスが頭ひとつ抜き出ている、PC用の200mmFANを使用する事にしました。
これがPC用の200mmFANです。あまり見かけない大きさで、羽根の形状もエアコン室外機のような?良く設計されている羽根の形状をしています。
どんな使用感になるのか?イメージトレーニング。 ワンボックスバンのキャラバンですが、やはりこのスライド窓に換気扇を装着するのがスマートというかここしか無いようです。
・熱い空気を排出したいので出来るだけ高い位置に。
・出来るだけ静かに。
・出来るだけ高風量。
・ビルトインの車中泊設備として、付けっぱなしに出来て車の機能を損なわない。
・防犯やプライバシーにも出来るだけ配慮。
そんな換気扇を目指す事にします。
次にNV350キャラバンのスライド窓の構造の確認です。
ガッチャーンガッチャーンと数段階の固定位置があるのですが、4段階目で全開のようです。
全開だと200mmFANでは大分余裕がある感じで、
3段階目まで開けた状態でFANが丁度収まる感じです。ここに固定出来ると仮定して、雨の日には2段階目まで閉めるとバイザーの陰になって濡れずに、FANの半分くらいの開放が確保できる感じになりそうです。就寝時なども2段目までの開放だと防犯上も良さそうです。
大分イメージが固まってきたので、次に固定方法を考えます。
レールのココ。 ココに引っ掛ける何かがあれば固定出来るよなぁ?。
お手製のブラケットを使って、レールに引っ掛けて固定する事が出来そうです。
下側は狭くて入りませんでした。結構狭いんですね。残念。。。
色々考えながら試作しては失敗を繰り返して、
取り敢えずこんな感じのブラケットに落ち着きました。
スペースに余裕がある上側は引っ掛けて。側面にはM5のボルト穴を開けました。
下側は隙間が狭すぎるので2ピース構造にしましたが、レールの裏側に指が廻らず押さえられないので取り付け難しく、取り付けの為の工夫を施しました。
1,裏側ツメ(爪)パーツをレールの裏側に入れて置く。
2,表面パーツを凸凹を合わせうように合体。
3,ねじを締めこむ際に押し込んでも裏面爪パーツが奥に逃げて行かないので簡単に取り付ける事が出来ます。
それに加えてレールを挟んで銜えるようにしたので、しっかりとした固定が出来るようにしました。
狭いスペースの中でボルト穴周りの肉厚の確保から、作業性と最大限の取り付け剛性を確保しました。2mm~3.5mm迄を挟んで固定できる設計です。
※DIYの方の真似は歓迎ですが、商売の方のアイディアのパクリは歓迎致しません!アイディアの販売は致しますw
引っ掛けるだけだと走行中にカタカタと音がしそうだったので、下用に作ったネジで固定できる構造のブラケットを4個装着。 これでM5のネジ穴を4カ所確保できました。
ホームセンターで30cm幅の棚板から3段階目までの窓の開きに合わせた幅26.2mmを切り出してもらいます。中途半端なサイズですが35mm幅の端材を確保するのが目的です。縦は45cm。 厚さは今回9mmです。既製品感や高級感を出すためとFANの振動から共振音が発生しないようにMDFの重みのある板を採用しました。雨に対してはデコレーションシートを張って防水する算段です。
板に取り付け穴を開けたら、
ブラケット側面のM5のネジ穴を使って取り付け。
無事に換気扇ベースプレートが窓枠に取り付きました。
(化粧板で無いので色がナンですね。)
今まではココに板を張るっていうアイディアが無かったので換気扇計画が中々進みませんでしたが良いブレイクスルーになりました。
200mmFANが程よく収まる窓の3段目の固定位置で、板の端に20mmの隙間用テープを張るとスライド窓の窓枠の高い部位に当たってシール出来る算段です。
↑これを使う予定です。
前側は隙間が大きく空きますが、先ほどホームセンターで切ってもらった際の35mmの切れ端がジャストフィット。無駄がありません。
換気扇ベースプレートの完成。
DIY好きな人が見ると、この先の色々なアイディアが浮かんでくるのでしょうか?
もう少しブラケットの設計を洗練させて流布する事が出来れば、車中泊の暑さ問題を改善出来たり、効率的に換気扇DIYを楽しめる人が増えるかな? なんて、
FANはこの辺かな?
席に座って圧迫感のチェック。
外側から、雨の当たり具合や風の通り道の確保と、歩行時に顔への直撃感の少ない位置を探したり、車中がどんな感じで見えそうかとか。
何だかんだで高めの位置が具合良さそうです。
想定外というか厳しかったのが ココのクリアランス。30mm厚のFANがぎりぎりです。
これだ!って思える車中泊用の換気扇計画。
つづく。
Posted at 2025/02/08 23:48:42 | |
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