メーターケーブルからのオイル漏れの予防修理 その2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
その1からの続きです。メーターケーブルの変形防止策。
motor-works-IMAMURAさん式の写真
タイラップの方法は写真が見にくかったので大体ですが、タンクの振れ防止のステー?のこの位置で吊るのがIMAMURAさん式。
写真はハンドルを右一杯に切った状態
2
で、こっちは JUNO MOTORCYCLEさん式の写真
タイラップの先端は切らない主義? 真似して切りませんでしたが、手が当たっても痛くなさそうです。ルーズフィットが特徴ですね。吊る高さが大事みたいです。
写真はハンドルを右一杯に切った状態
どちらのショップ様もノウハウを公開して頂いてありがとうございます。
これだけでも大分延命できると思います。
3
原因の3つ目はメーター接続ネジからの雨水の侵入。
ネジ山の隙間を雨水が通る→ メーターとケーブルの合口からワイヤー内に侵入→ エンジン側のメーターギア迄雨水様ご招待。という構造です。
ケーブルのカバーだったりエンジン側のOリングの摩耗だったりは外側からの侵入の原因でしたが、メーター取り付け部はケーブル内部への雨水の侵入になります。
ココも部品変更で雨カバーが追加になりましたがこれも心許無いので、メーターネジ部分とネジとケーブルの合口部分にシリコーングリスを塗布。これにカバーを付ければ雨水の侵入は防げると思います。
ちょっとの手間で防水仕様に早変り。
Youtubeで洗車動画などで水をかけているのを見かけますが、中には水着の女の子がコイン洗車場でってのもあったり、、そんな楽しいこと出来るんだったらバイクが濡れる事くらいなんでも無いんですけれど、、、
でも基本的にはバイクって金属同士の接合部や可動部がむき出しなので禁水ですね。水をかける方向なんて関係ないですね。直ちに影響がないだけ。
雨の日も乗る実用車を長く何十年と乗るとすれば、数か月おきに各部の分解整備が必要。その位の覚悟が無いとと思います。
私は洗車の時はフレームや金属部品の塗装部は無溶剤のシリコーンスプレー〈KURE製〉をたっぷりと吹き付けてコシコシ磨く派です。金属同士の接合部とかゴム部品とか何処でもシリコーンスプレーです。メッキ部にはクロームメッキ保護剤〈デイトナ〉。タンクなどの塗装部とホイールの油汚れにはバリアスコート〈Wakos〉。ステップやキックなどの可動部にはプログリース DX〈KURE〉。この4種で一台マルで事足りていますが、ゴム部品用のケミカルは追加しようかなと思っています。
本題に戻ります。
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ワイヤーを交換する際は回転取り出し部のオイルシールも一緒に交換。
オイル漏れの原因はここのオイルシールが原因です。オイルが漏れたからケーブルのOリングを変えたってのを見かけますがそれは分かっていれば応急処置。分かっていなければ間違いです。中古車だとココにグリスを詰め込んでいるなんてのもあるみたいですね。
3つの原因で雨などが原因で錆が発生してしまい結果ココのオイルシールが傷んでしまってオイルが漏れるのが本当の所。
もしもケーブルのOリングでオイルを止めていたらケーブル内を伝ってメーターにオイルが噴き出す事に成りますね。
ケーブル側のOリングはフロントフォークでいうところのダストブーツの役割です。
ここの取り外しは少し難しくて、私は2mmのドリルで穴をあけてそれをきっかけにして、、
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コーススレッドで引っ掛けて引き出そうとしましたが途中斜めになって出てこず、結局ラジオペンチで軸を摘まんで一緒に引っこ抜きました。
コーススレッドで虐めてたのと556で滑りやすくしていたので何となく外れました。
外した瞬間に思い出しました。「ここの分解はしない方が良いと。。。」
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引っこ抜いたメーターギアはこんな感じ。
一番手前から オイルシール、アウターブッシュ、ワッシャー、メーターギア、ワッシャーの順番です。
一番奥になる部品がワッシャーなので、脱着時に脱落する危険があります。もし脱落させてしまうとそのままエンジン内に落ちて回収不能になってしまうので、エンジンOHになってしまいます。
なにげに外しましたがやんない方が良かったのかな?今回は結果オーライで済みました。振動を与えないように外すのが吉ですね。
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いちおうシャフトのワッシャーが掛かる部分には溝が切ってあって、ワッシャーが落っこちない様に?落っこち難く?なっていました。
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