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発売した頃ディーラーで試乗したきり乗った事が無かったのでカーシェアで乗って見ました。





ファストバックの15C、6AT。
タイヤはブルーアースGTの16インチ。


走行25000キロぐらいのちょうど良い時期。

ターゲットはルーテシアからの乗り換え候補になるか？
確認したいポイントは以下。
・1.5Lエンジンのパフォーマンス
・足回りの真実
・ATマニュアルモードの制御

市街地から流れの早いバイパスを通って峠道まで。
ホントは何時もの山に行ければ良かったんですが。

一個ずつ確認。

まずエンジンは評判通り1.5でも結構良く走る。
峠道をそれなりに元気良く、バイパスでは瞬間的に130km/h程度ぐらいまで出してみても、スムーズなフィールと心地良い音質で上質な感触を保つ。クルージングなら室内の高級感とのGAPは無い。
誰かと競争しないならコレで十分。
コリャSKY-X売れんよな｡｡｡

次に足回り。
基本ソフト。その割に良く曲がるハンドリング。さらっと流すぐらいならスポーティと感じられる。攻めると反応遅れやお釣りを感じ始める。荒れた道では突き上げあるしバタバタした感じが出ないわけではないですが、良くチューニングされていると思う。
少なくとも足が硬いと言う評判は？何と比較してるのか？18インチだとそうなのか？

そして個人的に一番興味のあったAT。
ノーマルモードだとごく普通のトルコン。スポーツモードでもほぼ変わらない。
マニュアルモードに入れるとコクコクと小気味良い変速フィール｡｡｡お、結構引っ張る！
NAエンジンらしく気持ち良くレッドゾーンまで引っ張ってもシフトアップしない！
ルーテシアのように燃料カットで回転が落ちるのではなくリミット回転を保つので踏みっぱなしでも減速ショックが無い！
これは良い！｡｡｡と思ったのですが、結構回転が下がらないとシフトダウンを受け付けないと言う欠点が。
もちろんどんなクルマでも制限はありますが、ルーテシアの方がかなり自由が効きます。
例えばコーナー手前で3速から2速にというシーンで、レッド7000に対し4000近くまで落とさないとシフトダウン出来ません。そこまで落とすとかなり速度も落ちてしまうし、パワーバンドから外れてしまう。
走りのリズムが保てない｡｡｡
もう少し走り込んだらうまい使い方がわかるかもしれませんが｡｡｡

結論。
やっぱり良く出来てるクルマでした。
もちろん価格なりの部分もありますが、200万でマツダ3のエッセンスは全部味わえると思います。あとは装備やメカ的興味でお好みでという感じ。絶対的な魅力もコスパも両方高い。
ファミリーカーとして選ぶなら非常に魅力的。
こだわりの賢い選択と言えます。

ただ、また乗りたくなるワクワク感<上質感、なので、ルーテシアからの乗り換え｡｡｡はキツイかな。
私にとってルーテシアはファミリーで乗れないことはないコンパクトスポーツカー、なので、もうちょっと子供っぽいワクワク感が欲しいです。

今のマツダの課題ですよね。
大人っぽく良く出来てるけど、本能を刺激するところまで行って無い。