物事には手順がある。
人間が何かをしようとする際、必ず準備が必要。
自分で車を触りたい。
しかし結果、上手くいかない。
じゃあ、必要な道具が揃っていれば出来るのか?
スナップオンやマックがあれば出来るのか?
John Bean V3Dアライメントテスターがあれば出来るのか?
この考えでは、罰が当たりますよね?
小さい頃母親に、よくいわれましたねw
「それ買うて、お前が凄い人間なれるんなら、いますぐ2千万でも買うてやる!」
「そやけど、それ買うてもお前自身には、何も身には付かんやろ?」
なぜ小学校・中学校・高校、そして大学があるのか?
それは自分が大人になってから、やりたいことが出来るようにある。
それ以上も以下もない。
親父は生きていれば71歳。
父親は小学生時代から、丁稚奉公して家族を養った。
金沢市とその周辺ではお盆になると、墓前にキリコを供える習慣があります。
小学生の父も、つくってました。
市立工業高校土木科在学中、既に建設会社で働いていたので、その建設会社に入社しました。
しかし、卒業生の村長や議員に聞いてみると、首席だったらしいです。
小2ぐらいの俺が高階微分にピンとこないと「○○○で生まれて来たか?」と心配してました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2093767/blog/41891963/
ちなみに、こんな時代ですw
つまり市立の工業高校の土木科でも、自然法則の多くに現れる、最低レベルの二階微分ぐらいは理解出来る。
学歴よりも人間を評価する本質は、ここにあると思います。
小学校までは算数です。
しかし理工学部の数学から考えると、算数ほど柔軟で難しいものはなく、算数さえ出来れば数学を全てクリア出来ます。
数学とは。
ちゃんと理解しなくとも、法則や定理をスナップオンやマックのよう自分の工具箱に集める。
この道具を使って問題を証明したりする。
算数とは。
数学で、ちゃんと理解しなくてもいい領域を、地頭で解かなければならない。
角度や長さ、面積・体積などの、公式を知らないとこをから導き出す。
では。
π>3.05を証明せよ.
(2003年 東大)
言い換えれば「円周率は3.05より大きいことを証明せよ」
間違いなく高校レベルです。
クソ簡単ですね?
ゆとり教育でπを3にした。
東大サイドは出題で世間に訴えたいわけです。
「円に内接する正多角形の周長<円周の長さを証明する」
何のひねりもなくベタ。
電卓は使用禁止なので、ルートの証明も。
「円に内接する正多角形の面積<円の面積を証明する」
正十二角形で3<π。
正二十四角形で証明可能。
半角の公式で計算しなくとも、sin15°はクローフットレンチのように備えておきましょう。
「x=tanθとおく置換積分により,x軸,y軸,x=x/√3の部分の面積Sを求める」
親父も得意な微分。
上に凸。
Sを台形二つで下から近似する。
「マクローリン型不等式に代入する」
マクローリン型不等式cosx≥1ーx^2/2にx=π/6xを代入する。
以上。
次。
⑴ 一般角θに対して,sinθ,cosθの定義を述べよ.
⑵ ⑴で述べた定義にもとづき,一般角α,βに対して
sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ
cos(α+β)=cosαcosβーsinαsinβ
を証明せよ.
(1999年 東大)
これ、東大の文理共通で、第一問目でした。
加法定理の証明は誰でも出来る。
でも、一般角に対して証明するのはクソめんどくさい。
⑴
図を書く.
点(1,0)が,原点を中心として一般角θだけ回転した点を(cosθ,sinθ)とする.
つまり,
x軸の折り返しで(x,y)→(x,ーy)となるので,
cos(ーθ)=cosθ,sin(ーθ)=sinθとなる.
⑵
すると補助公式が得られる.
Ⅰ.sin(ーθ)=ーsinθsin(ーθ)=ーsinθ
Ⅱ.cos(ーθ)=cosθcos(ーθ)=cosθ
まず余弦定理で一般角に対しcosーを証明する.
A(cosα,sinα),B(cosβ,sinβ)とおくと.
AB^2
=(cosαーcosβ)^2+(sinαーsinβ)^2
=2ー2cosαcosβー2sinαsinβ.
→OAと→OBのなす角をθとおくと.
△OABに余弦定理を用い,
AB^2=1^2+1^2ー2・1・1cosθ=2ー2cosθ.
任意のα,βに対しcosθ=cos(αーβ)が成立する.
上の二式より cos(αーβ)=cosαcosβ+sinαsinβ.
Ⅰ.sin(ーθ)=ーsinθsin(ーθ)=ーsinθ,
Ⅱ.cos(ーθ)=cosθcos(ーθ)=cosθより,
sin(αー(ーβ))=sinαcos(ーβ)ーcosαsin(ーβ),
cos(αー(ーβ))=cosαcos(ーβ)+sinαsin(ーβ).
以上。
よくπといえば直径1の円の円周の長さ、3.14…だと思われる。
πが角度を表すために使用される場合、180°です。
°は度数法。
ラジアンは弧度法。
国際単位系 (SI) における角度(平面角)の単位は、ラジアン(rad)で統一されてますからね。
N·mの前に弧度法!
ラジアンは「円の半径に等しい長さの弧の中心に対する角度」と定義。
1ラジアンは度数法で(180/π)° で、近似値約57.29578°。
180°は弧度法においてπrad、360°は2πrad。
アライメント測定・調整で何°とかいってる段階で(出直して来いw)
あくまで近似値であり、噛み砕いて与えてるようなもの。
自分の歯で咀嚼するなら、弧度法。
だってまず、度数法の1周が360°ってのも、普遍性があるとはいえない。
そしてこれも微分。
三角関数の微分において度数法を使うと、定数が加わることで複雑になる。
ラジアンを使うと簡潔に表せる。
もっともπrad=180°にしちゃったのも、後々あれなんですがw
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2018/09/10 22:28:27