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ずっと延び延びになっていたホイールのTTEレプリカ。
具体的にはトヨタとTTEのロゴシールを貼るだけであるが、ST205レプリカの定番ホイールであるプレオR(6本スポーク)の17インチを購入するか、現在のチャンプR(5本スポーク)を補修するか迷っていたこともあり、なかなか手をつけずにきてしまった。
プレオRは中古でしか入手できず、結局再塗装が必要になり、デザイン的には現在使っているチャンプR(5本スポーク)の方が好みなので、結局このまま再補修・塗装した上で、レプリカすることにした。
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中古で入手したスピードラインのチャンプR。レプリカに換装する2、3年前の入手時にディスク表面のみ簡単に補修・塗装したが、ロゴマーク部分はそのまま、下地処理の不十分、その後縁石にこすって塗装が剥がれるなど、あまり良い状態ではない。
補修作業は、タイヤが付いたままの状態で決行。手順としては、洗浄-傷の補修-下地処理―プライマー-ホワイト塗料―クリアの順となる。
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ホイールを洗う。ブレーキダストが、ディスク面は粉を吹いた様に、内側はこびりついた様な状態である。ホイール専用のクリーナーで洗うと、ディスク面はそれなりに綺麗になるが、内側は簡単にはいかない。
ホイールバランスのウェイト跡は、ブチルゴム、両面テープなどいろんなタイプのものが使われ、劣化状況も異なっており、酢を着ける、パーツクリーナを吹いてみがくなどいろいろ試したが、結局スクレーパーでこすりとるのがベストだった。
一番やっかいなスポーク裏側のブレーキダストは、外から見えないこともあり、できるだけ洗いでとるだけに止め、リム内側のみサンドペーパーで下地処理した上で、再塗装することにした。
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ガリ傷は浅いのでささくれをサンドペーパーで磨き、シリコンオフで脱脂した後、アルミパテを盛る。乾燥後、サンドペーパーで研磨し平滑にする。特にディスク表面のスポーク部分は念入りにサンドペーパーで磨き、下地処理を行う。
160番、360番、1000番の順で耐水用のサンドペーパーで水を吹きながら磨いた。アルミの地肌まで磨きだすのではなく、クリア塗装を剥がす程度に止める。自分なりのコツは、最初粗めのペーパーで一気に研磨し、その後細めのもので整えるイメージでの作業が効率的で良いように思う。結果的には部分的に段差の残るところができてしまったが・・・。
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塗装に備えて、タイヤ保護のため、円形にくり抜いた新聞紙をそれぞれ表側と裏側からタイヤに被せ、リムに沿わせてテープで貼り付ける。マスキングテープを利用すると、リムとタイヤの隙間にうまくテープを押し込むことができる。また、バルブ部分は、キャップを取り外したうえで、マスキングテープを巻き付けておく。
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塗料は、重ね塗りの相性を考えホルツのスプレー缶で統一することとし、ホワイトプラサフ、ホイールペイント、ウレタンクリアコートを用意した。
吹きつけは、『日陰で、ある程度の距離から、スプレー缶を平行に移動させ、薄く均一に塗り、乾くのを待って、何度も繰り返す。』、『吹き付けの開始、終了時は塗料の噴射が安定しないので、対象の外側で。』が一番のポイントと専門家の方から聞かされていた。
幸い、夏の気温の高い時期なので乾燥は早い。それでも、余裕をもって「塗る―20分乾燥―塗る」を5~6回繰り返した。暑い乾燥した日の塗装で、噴射距離を開けすぎたせいか、ホイールぺイント塗装後の表面がやや粗くガサガサになってしまったようである。
4本のホイールの両面(裏面はやや薄塗り)で、プラサフ、ホイールペイントそれぞれ缶2本ずつを使用した。
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いよいよ仕上げ塗装のウレタンコートクリアである。
下地塗装の完全乾燥のため72時間以上放置した後、湿度の高い日を避け晴れの日を選んで塗装。(湿度が高いと結露でクリアがぼやけてしまうらしい。)表面は、プラサフ、ホイールペイント以上に、「薄く塗る―乾燥」を慎重に繰り返す。1回塗るごとに乾燥後の表面の状況を確認し、梨地の状態なら、近い距離から移動スピードを落として塗装するようにした。
塗装後の表面は、ホイールペイントのガサガサがそのまま残った箇所もでき、水を打った様な光沢で綺麗に艶が出ている状態とまではいかなかったので、1200番のペーパーで仕上げの磨きを行うこととした。(クリア塗装前に一度コンパウンドで磨いておいた方がよかったかと思う・・・。)
裏面はそれほど艶を意識せず、全体にクリアが被るようにだけを意識した。表面で2本、裏面で1本の缶を使用した。少々厚塗りし過ぎたか…。
(その2へ続く)
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