目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ソーラー充電簡易システム
「電気自動車の自宅充電システム」のように、ガソリン車である愛車にソーラー充電システムを簡単に利用できる様、車庫にシステムを取り付けるのが今回の整備計画。平日は乗ることが少なくなった愛車のバッテリーあがりの防止対策。
昨年、ソーラーパネル、充電コントローラーを購入し、年末年始の休暇に屋内での作業は少しずつ進めていたが、天候が悪いなどなかなか屋外取り付けにまでは至らなかった。
しばらくぶりで休日の晴天にめぐまれ、ようやくの作業となった。
2
システムの車庫内設置
ソーラー充電システムを利用する毎に配線・パネルを屋外に出していては、雪や雨がいつ降り出すかわからない天気では、なかなか利用しにくい。作業は面倒で実用性にも乏しい。
ソーラーパネルを車庫に取り付けてしまうことにし、簡単にシステムをバッテリーに接続できるようにと、バッテリーへの接続用コネクターを取り付けることとした。ソーラーパネルは簡易防水のため、透明のパネルで覆う計画。
3
配線用パーツの入手
準備したパーツは次のとおり。
1 エーモン カプラー(2極 ロック式)
2 エーモン 配線ダブルコード(2.0sq 6m)
3 エーモン 丸形圧着端子
4 透明アクリル板2枚
5 ブラケット2本
その他、ネジ、ナット、アルミ板などすでに手元にあるものも流用。
4
配線
充電システムの配線にはバッテリー端子用クリップが付けてあるが、これを2極コネクター(カプラー)に交換する。バッテリー側は、専用のコード線を増設し、一方に丸形圧着端子を、一方にコネクターのもう片方を取り付ける。こうすれば、コネクターをつなぐだけでワンタッチにてシステムとバッテリーとを接続できる上に、プラス端子とマイナス端子が触れてのショート防止対策にもなる。
5
アクリル板でのカバー
ソーラーパネル(36cm×29cm)を雨や雪から守るため、透明アクリル板で覆いを自作する。密封してしまうと、内側に水蒸気が水滴となって錆の原因となるので、パネル表面、裏面に直接水が当たらない程度に覆うこととする。覆うことで多少の発電効果は低下すると思われるが、防水を優先。
基本的な構造は2枚の透明アクリル板でパネルを挟み、上と横の隙間を部分的に発泡スチロールで埋めることとした。(パネル前面とアクリル板の間は1cm程度空間を設けた。)
アクリル板のみでは強度不足が心配なので、両横の縁部分にアルミ板をあてがい補強を施す。ボルトやナットは、錆対策のため、できるだけステンレス製を使用。
6
取り付け
車庫の内壁に充電コントローラーを取り付け、軒下の隙間から外へ配線を出し、ソーラーパネルに接続。ソーラーパネルはシャッター上の軒下に設置する。
パネルはできるだけ日陰にならないように設置したいが、軒下から離れ過ぎると水濡れが心配される。とりあえず設置して充電状況、水濡れなどをチェックし、必要なら取り付け位置を再検討することにした。
7
完成
車はいつも頭から車庫へ入れており、駐車後、リアゲートを開け、バッテリー型のコネクターとソーラーパネル側のコネクターを接続するだけで、簡単に充電可能となった。
・・・・・・・・・・
1週間そのままにして様子をみたが、今イチ充電効果が確認できない。ドライバッテリーに対応していないのか?、それとも天候が良くないのか?・・・。
電圧を図ってみると11ボルトを切っており、充電効果がどうというよりも、バッテリー上がりを何度も起こし、バッテリーの回復作業が必要かとも思われる。結局、充電器を購入することになり、当システムの効果のほどは改めて検証、という結果に・・・。
待機電流(暗電流)の測定、バッテリー直付けの見直しなど、じっくりと取り組む必要がありそうである。
(追記)
暗電流を測定すると高い値が出たので、漏電の可能性もあり、ますますソーラーシステムの効果はわからなくなった。
配線関係の見直し後、太陽光が強くなった時点で改めて再検証の予定・・・。
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