純正アース配線除去
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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画像は直した後に撮影しました。
フロントサスペンション・リバウンドストップダンパーの左右間隙差が気になりました。
左(運転席側)が広く、右(助手席側)が狭かったのです。
2
色々試しましたが、エンジンの滑らかさ・・・どうも改善できませでした。
SOC34%以下、エンジン1650rpm、緩加速でザラツいたエンジン音。
フューズボックスの帯電は+15KVもありました。
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PCUからストラットに接続されている純正アース線が気になりました。
接続先にはヒューズボックスが在り、サスペンションのアッパーマウントがあります。
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フィット3HV、10万kmでサス交換した時の画像です。
緑○・・劣化し潰れたアッパーマウントです。
赤○・・新品です。
ゴムは静電気の影響を受けると、本来の柔軟性が無く、固くしてしまします。
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PCUから自作アース線を念の為接続します。
PCUには放電索を6個、左右エンジンマウントには1個ずつ付けてあります。
接続先には放電索を付けました。オーディオ音質がクリアになります。
(細かい説明は省きます)
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純正アース線の接続位置、良くないです。
PCUは凄い+静電気を出します。
これを上手く処理しないと
・ECUにノイズで制御不良域(異音)が発生
・サスのゴムひび割れ劣化促進
・原因不明の乗り辛さ(車酔い)
等が起きると思います。
たった1本の生産時に組み付けられたアース線を外しただけで解決出来ました。代替線とアライメント微調整を伴いましたが・・・
念の為、約半年後の初回車検時に再学習してもらう予定です。
+15..5KV帯電作業後+0.5KV帯電に低下
9
こんな感じでPCU除電
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+帯電0.1KV
念の為測ったECU本体は+0.2KV帯電でした。
理想は±0KV帯電ですが、この辺で妥協します。
結論
①ホンダのPCU、エンジンマウント左からの純正アース線のボディ結線位置は、ヒューズにノイズを送ってしまう。
②エンジン制御の為の電子機器にノイズが送られ、低速回転域でのエンジン制御不良から振動、異音が出る。
③上記結線位置はダンパーの左アッパーマウントを固くさせ、荷重時のキャンバーの左右差が発生し、左荷重旋回の滑り出しが早まる。また、左アッパーマウントの耐久性が低下する。
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PCU純正アース線撤去だけではイマイチな振動が低速域であり、エンジンマウント純正アース線も撤去しました。
放電索を先に接地させ、代替アース線をボディに引き直ししました。
フェライトコアにもノイズ除去を手伝ってもらいます。
1ループの輪っかを作って交差する箇所にフェライトコアを付ければ効果的です。
反対側のエンジンマウントは既に放電索で除電しています。
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薄いピンク線が代替アース線です。
これでヒューズボックス上面の静電気帯電が15⇒0.5⇒0.2KV程度に減りました。
助手席側のアライメントもトーインに少し変化したので400kmぐらい走行し5°程ロッドを短くしてトーゼロ位です。
代替アース線にする方がいらっしゃるなら、納車時からアライメントを調整していない場合は、無調整で宜しいかと思います。
恐らく徐々に乗り辛く変化し、定期点検等で「ハンドルセンターが狂ってるから調整して」とオーダーされる方もいらっしゃるのではと想像します。
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PCUノイズに関連する2本の純正アース線を代替線にしてからは、エンジン振動が激減し、エンジンが始動しているのが分からない事が多くなりました。
停止時からの踏み込みで、ゆっくりした加速をしたい時、ノッキングの様な回転の停滞が2000rpm付近まで発生します。少しゆるく加速した後、ズバッと再加速すれば気にする事は無いです。
でも、乗り方、アクセルの踏み方を強要するのと同じですね。
残るは再学習です。2023.2.14にはインプレ出来ると思います。
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