
最近、多方面でカッコ悪いと散々言われているフェラーリ ルーチェ。
自分自身もこれに直感的にに惹かれるか?と問われれば、その答えはNo。
でも、ふと脳裏に浮かんだのは、もしかしたらフェラーリは確信犯的にこのモデルを市場に投入するのかもしれないということ。
以前、世界のハイエンドフェラーリオーナーが集うイベントに参加していた時、当然にも参加者の平均年齢は高めだった。
そのイベントは当初、オーナードライバーを前提とした技術的実験の場と言われていたけれど、次第にセールス&マーケティング的な要素を帯びてくる。
イベント中、意図的に女性や比較的年齢の若い参加者をフィーチャーして撮影しメディアへの露出が進んだ。
すごく印象に残っている出来事は、ある時、それまですべてのスペチアーレを購入してきた、まさに重鎮と言われるような高齢の参加者にラ・フェラーリアペルタが割り当てられず、彼が「フェラーリの恩知らずめ!」と、それ以降、イベントに参加しなくなってしまったこと。
振り返ると、もうずいぶんと前からフェラーリはオーナー層の若返りを図りたかったのだと推察する。
自分的にも最近、フェラーリをはじめとするスーパーカーへのイメージが沈滞するようになったのは、車自体もさることながら、そのオーナー像の影響も大きい。
シュッとしてないオッサンがビカビカのスーパーカーをこれ見よがしに転がす様子は、若い頃に非モテだったオッサンが人生の終盤にふと大金を手に入れて、親子ほど歳の差がある若い女子をはべらせているあの姿とイメージが重なってしまう。
フェラーリは、そういう購買力があって商売にはなるけど中期的にブランドイメージをミスリードしてしまうような「オールドタイプ」のオーナー層ではなく、これからの時代の「ニュータイプ」オーナー層を発掘しようとしているのではないか。
Windows PCでエクセルやパワポ使ってありきたりな仕事しているオジさんじゃなく、Appleや生成AIを使いこなして身を立てているこれからの時代のオーナーを。
ルーチェが一億だと言われても、余裕で「コレ、今っぽくていいかも!」となるProspective customerを。
ルーチェは、そんな未来のフェラーリオーナーを見出すためのリトマス試験紙なのかもしれない。。。
そんなことをふと考えた自分もまたオールドタイプなのだけど。(苦笑)
Posted at 2026/06/29 17:22:45 | |
トラックバック(0)