GDBインプレッサのフロント・オーバーハングに搭載されるバッテリー (23D55L) の重量は優に16キロを超える。片手でヒョイというわけにはいかない。これをトランクに移動させることで軽快なハンドリングやブレーキング時の姿勢変化の抑制を期待できるのではないかと素人なりに考えた。ま、効果のほどはやってみなけりゃ分からないがw
芯数260本を超える60スケの電線というと、その中身さえタバコの太さよりもさらに太く被服を含めると直径15ミリにもなる。そう簡単には曲がらない。また、電線の保護には難燃性のコルゲートチューブを巻きつける必要がある。振動で電線の被服が破れるとやっぱり車両火災になる。これだけでもけっこうな重さになるのはやむを得ない。。
フロントのインナーフェンダーを外すとドア付近にサービスホールが左右共に用意されているのが見える。(黄色の矢印)このグロメットに穴を開け太いケーブルを通し室内に入れる。プラスを助手席側、マイナスを運転席側から通した。ともかくケーブルが太いので左右に振り分けなければならなかった。
助手席側はグローブボックスを外し、足元のカバーを外す。ちと面倒だが仕方がない。コルゲートチューブを巻いたケーブルを室内に引っ張り出すのはやや難儀する。ともかく長いので無理に引っ張らずじわじわと。ケーブルはカーペットの下に這わす。当たり前だがスカッフルプレートなどを外さないとできない。かなり面倒。
バッテリーボックスの固定はタッピングスクリューでフロアパネルに直付け。片側は平行を図るためとケース下側にバッテリー固定フックを差し込むためのスペースを作るために木片をかませる。後方は燃料タンク直上となるため怖くて穴が開けられない。開けても大丈夫なのか分からない。誰か知っている人がいたら教えて欲しいのよね。
バッテリー側のそれぞれのケーブルにターミナルを付けてバッテリーに接続。プラス側から先に接続するが、その時に工具などが車体に触れないよう十分気をつける必要がある。まわりをシートで養生して慎重に作業する。なお、ケースに開いている配線孔は曲がらない (曲げられない) 太いケーブルのために使わない。接続後にエンジンをかけてみると何の抵抗もなく今までと変わらずすんなり始動。60スケの威力まざまざ。マイナス側は念のためパラレルにケーブルを室内に延ばして車体にアースした。
スペアタイヤ上のボードをバッテリーボックスに干渉しないように角を切り取り、同様にカーペットも。見た目は後付感があるものの満足できる範囲で作業終了。ほとんど素手で作業したので手の甲は傷だらけ。ま、要領が悪いって事なんだと実感。
FISCO走行会で自作オイルキャッ茶タンクのドレン用ボールコックが外れオイルもブローバイも垂れ流し。高回転での振動をまざまざと見せつけられた。後日エンジンルームを除いたらコックがなくなっていた。外れて落ちたのだろう。フロアパネルやサブフレームはオイルでべっとり。一体どれくらいのオイルが排出されたのだろう?
ICの助手席側のブラケットを取り外すと思いのほか楽に取り出すことができた。ブラケットを外さないと多分時間と体力を消費するだけになると思う。あ、コアのつぶれ防止にあらかじめダンボールなどで保護しておくといいかも。IC取り外し後はゴミ等が入り込まないようにコンプレッサー側とインテーク側それぞれにガムテープで養生しておく。
ICの内部を洗浄するのにはホワイトガソリンを使った。ホームセンターのアウトドア・レジャー売り場で1缶1L1000円。紙コップに移すとキレイな薄いブルー。ICのターボ側から注入する前にインテーク側の穴を厚手のビニールとホースバンドで使って塞いでおく。10回くらい大きく振り回してシャッフル。洗浄後のホワイトガソリンが真っ黒に。これを何度か繰り返し日向に置いて内部のホワイトガソリンを揮発させておく。

揮発し干している間にあらかじめ購入した外径5ミリのアルミパイプを約65ミリくらいの長さでカットする。ホームセンターで1メーター1本157円のアルミパイプは5本購入しておいた。全部で64本分をカット。ICの圧損低減対策の手段としてアルミパイプを使うわけ。数量はイン側32本、アウト側32本の合計64本。1本ずつ切るのもけっこうな手間である

ICをバラす。イン側はとりあえずパイプをボルト4本で留まっているので12ミリレンチを使いこれを外す。力も要らず割と簡単に外せる。カバーは本体から歯状にカシメられているのでマイナスドライバーを使い慎重にカシメを起こす。アルミなので簡単にぐにゃりと曲がり上部側全体が湾曲してしまう。これは締めるときにプラスチックハンマーで叩きながら修正することに。少しでも隙間があるとターボじゃなくなるしエンジン不調に陥る。
圧縮された空気がコアで冷やされてインテーク側に向かうのだが、ご覧の通り空気の流れが阻害されているような造りになっている。凸凹の部分を平坦にすることで圧縮された空気を損なうことなくインテーク側へ送るのが狙いである。なお、新型インプレッサ(GRB)は改善されているらしいが、富士重でもこの点に難があることは分かっていたんだなと勝手に解釈。だから新型STIは308馬力? ま、これだけじゃないだろうけどw
両側ともパイプの取り付けが終わったら、ついでに表面のつぶれたコアを細いマイナスドライバーで補修。コアには細かな石粒や虫などがはまり込んでおり丁寧に取り除く。根気のいる作業だが案外楽しいかも。(笑)
ICを車に取り付けるのは取り外すよりも大変。何度かトライするがうまくいかない。心が折れそうになる。1時間くらい粘ったかな、先ずターボ側のパイプを少し入れて後はもう力任せ。シリコンの赤いインテークパイプがねじれるけどターボ側のパイプをはめ込むと同時にインテーク側もスパッとはまった。シリコンパイプに損傷がないか点検しホースバンドを仮止め。各ボルトなどを取り付ける。もう汗だく。この夏休みには大量の清涼飲料水を消費した。
今更ながらポジションランプをLEDに交換。最初はソケットに取り付けたのが甘くてヘッドランプの中にLEDを落としてしまった。太目の針金に強力両面テープを貼り付けて何とか取り出すことができたが、一時は焦った。
実は作業中に何度か工具や部材を買いに行った。十分に計画しているようで抜けていた部分が多々。そんな素人の悲しさか手の甲は傷だらけ。最近はウマに上がったクルマを見るのが快感に思うようになってきた。こりゃ病気だな、と思う今日この頃。次回は何をしようかと今から計画中。これからの季節、クルマをイジルには格好の時期だ。
2週間ほど前にスペシャルな友人から「360見たい」とメールがあり快諾、昨日会社の倉庫で落ち合った。
今年の最終戦だが、峠アタック自体が終わる正真正銘の最終戦でもある。そうでなければおそらく参加することは無かったと今でも思ってる。体調不良のまま家族の猛反対を振り切って群サイへ。![]() |
スバル インプレッサ 多分いいクルマだと思う。 高価なパーツを身につけるだけでプレミアムというのはちょっとお ... |
![]() |
スバル その他 8万キロ走行の廃車を破格で購入、コツコツと直し車検を取りました。 |