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昨日何となくTVを見ていたら「明治日本の産業革命遺産　世界遺産へ登録勧告」とのニュース速報が。「明治日本の産業革命遺産」について調べてみると長崎を中心とした日本全国の施設や遺構が含まれているそうです。その中には韮山反射炉も含まれており、おおっ！？となった訳で本日のブログのネタに。
伊豆方面へドライブへ行くと必ず目にする韮山反射炉の看板。反射炉とは何ぞやと通る度に思っていたのですが、2年程前にふらっと立ち寄ってみました。到着すると大型バスが着けれる様になっており、ちょっとした観光地になってます。
肝心の施設はというと、お土産屋の奥に申し訳程度の煙突が立っているのみ。え？これだけ？と思いつつも折角来たので入場料を払って中に入ろうとすると「私外で待ってるから見たければ行っておいで。」とつれない反応の嫁さん。そう、この施設は外から丸見えなんです。個人的にはこういった遺構が大好物なので舐める様に見回して元は取ったと思うのですが、観光客は自分だけでした。（笑）
因みに手元のパンフレットによると反射炉とは銑鉄を融解するための施設だそうです。炉の天井で熱と火炎を反射させて底に置かれた鉄を溶かすところから反射炉と呼ばれており、現存するのは山口県萩市と韮山反射炉だけだそうです。作られた当初は幕末で、外国船迎撃用の大砲を製造することが目的だったとか。貴重なものを見れて個人的には満足したのを覚えています。

で本日のニュースを見ていたら、韮山反射炉に観光客が押し寄せて入場待ちになっているとか。昨年の富岡製糸場のときも感じたのですが、日本人って相変わらずミーハーな人が多いなあと。静岡県人としては2013年の富士山に続いて2件目になるので、盛り上がってくれることは喜ばしいことです。ただ一過性のもので終わらず、如何に後世向けて遺していけるかが大事ではないかと感じました。
なお個人的には「明治日本の産業革命遺産」に含まれる軍艦島（端島）に一度訪れてみたいと常日頃から思っていましたが、これを機に観光客がどっと押し寄せそうなので暫くは近寄らない方がよさそうですね。