今更ですが
高知で開催された「四万十ドラゴンライド」という自転車のサイクルイベントに参加してきました。
四万十川の源流域をスタートして河口をゴールとする、川下りのコースを好む私にとってぴったりの感じです。
川自体が蛇行が続く関係から距離は意外と長く、コースは川沿いに138kmあります。
また競技形式ではないので制限時間内であれば自分の好きなように走ることができるのも魅力です。
とても私にとってツボな感じでしたが問題は、開催場所までの距離、四国の中村市に行くにあたり
距離が距離なので最初は公共交通機関とレンタカーなどミックスして色々とプランを立ててみました。
1.特急で名古屋⇒新幹線で岡山⇒岡山から特急
2.名古屋空港まで車⇒飛行機で高知⇒周辺地区はレンタカー
3.岐阜羽島まで車⇒新幹線で岡山⇒岡山から特急
4.名古屋または東京、大阪まで特急⇒深夜夜行バス⇒周辺地区まではレンタカーまたは普通列車
5.全行程車
結局どれも片道20,000円近くかかりさらに時間に拘束されるため
今回は深夜・休日割引が効いて意外と経費の掛からない「5」にしました。
朝3時に家を出て中国道に入った途端に渋滞につかまりましたが高知県の須崎にお昼過ぎに到着しました。
ここから山に入って明日出発するスタート地点に参加受付と自転車を預けに行きました。
受付時間に余裕があるので、源流域まで車で侵入してみました。
やっぱり清流を謳っているだけの事もあって水の透明度はものすごくきれいでした。
受付けを済ませコースの下見がてら走っていたら道に迷ってしまい結局道半ばで日が暮れてしまいました。
ちょうど眠気もピークだったので、途中の道の駅で1時間ほど仮眠。
宿舎についたのは8時過ぎていました。
翌日は朝の3時起きなので街には繰り出さず、明日の準備もあったので途中のスーパーで買った惣菜と栄養補給食と酎ハイでカッと寝てしまいました。
朝3時に起きてシャワーで眠気をさまし、4時に集合場所へ行きました。
ここからスタート地点までバスで3時間以上も遠くからスタートするなんて距離を走るのかと思いました。
自転車を引き取り朝のブリーフィングも終りいよいよ出発。
参加台数が多いので10台ずつ位を1組として時差スタート。
第1CPでリープルという地元の乳飲料とイノシシ汁を食べました。
ココまでは雨の降りそうな天気ではなかったのですが、第2CPの手前で天気が急変して雨が降り始めてきました。
第2CPを出た直後から雨脚が強くなって、タイヤから跳ね上げる水が背中やお尻を濡らし始めていて冷たかったです。
元々脂肪が多い肉を食べると顔から油が噴き出てくる体質なんですが、イノシシの怨念が顔面に吹き出物となって出てきました。
ここらあたりで往復コースの人たちに追い抜かれます。
ソロで走っている人、ペアで走っている人、4人でチームを組んで走っている人みんなそれなりの鍛錬をしている人たちはやっぱりすごいですね。
第3CPで豚汁、第4CPでカニ汁ととても美味しく頂けて身体も温まったのでですが味噌汁系なので途中のどが乾いてしまいます。
せめて休憩所にはスポーツドリンクとお茶だけではなく、水も置いてほしかったです。
最後のCPを越えてあとはゴールするだけだと思ったけれど最後の最後に峠がありました。
そんなに大した登りではありませんが、100km走った後なのでさすがに応えます。
しかしこの峠を越えれば残りは下流の堤防添いを一気に河口まで進みます。
心なしかペースも上がって快調になりました。
この時からゴールして帰宅の途につき始める仲間たちとすれ違います。
そんな仲間たちの激励に励まされゴールまで500mと言う所で、「コレ何ノ罰ゲーム?」なのかと疑うほどの激坂。
ゴールについたのは5時少し前でした。
出発したのが9時少し前なので7時間で138kmを走ったことになります。
無事にゴールについて認定証をもらって、近くの屋台で青のりアイスを食べましたが・・・ちょっと微妙な味でした。
でもここで終わりではありません、ホテルまで10km弱を自走して帰らなければなりません。
ヒィヒィの状態でホテルに戻るとトラックが自転車をおろしていました。
「なんだ運んでくれるのか」それならそうしてもらったのに・・・(涙)
今日こそ繁華街に出て飲みに行くぞと思っていたけれど、その繁華街は駅前のホテルから少し離れたところだし
身体もクタクタだったので近くの日帰り温泉でマッタリしていたり、温泉のロビーで日本シリーズを楽天優勝決定までみていたら22時になってしまいました。
結局現地の地のモノは食べられず、この日はすき屋の持ち帰り牛丼で夕食を済ませました(^^;)
帰りは大阪での渋滞はもう御免とばかりホテルを出たら一心不乱に帰途につきました。
大阪市内の渋滞は軽くて済みましたが、岐阜県に入ったら事故渋滞でハマってしまいました。
名古屋方面から帰ってくるときは通過儀礼的な事で駒ヶ根SAでそばを食べるのですが、コレを食べると「あぁ帰って来た」と感じました。
結局家についたのは22時前でした。
時間に余裕を持たせたつもりが結局は観光するまでの時間がなくて忙しかったのですが、普段見ない景色を走った事が出来たので中々よかったです。
残念なのは名物の沈下橋などが遠くから見るだけで、近づきもしなかったので数回写真でおさめた程度でした。

観光誘致のイベントでもあって色々なサービスとか期待していましたがそれもほとんどなくてちょっと残念です。
新車で納車してから1週間でビンディングペダルにもまだ慣れていない状態でした。
これまでフラットペダルでも足の乗せ方が最適だっただと自信していたのでビンディングペダルに替えても漕ぐ面ではあまり効果を体感できませんでした。
一般に引き足で効果が出で結果負担が軽くなるといわれていますが、ハンドルの上の方を持った走り方だとあまり変わりませんでした。
これは最後になって気が付いたのですが下ハンドルの姿勢である漕ぎ方をすると効果てういるかも?って気がしますが久々のドロップハンドルのせいかもしれません
これから何がいいのかを検証していくつもりです。
11月中にもう一度普段走っている所を同じように走ってみて比較をしてみたいと思います。
早速雨でドロドロになってしまったのでこれから掃除と手入れをします。
走行距離 147.3km
津野町舟戸(源流域) ~四万十川沿い~ 四万十市土佐西南大規模公園(河口域)
平均速度 22.0km/h