
10/11 台風が近づいてくる、
連休2日目に定番飛越境ポタリングしたかったんだけれど後半から台風でダメになると思ったので一日前倒しました。
目標は富山湾から庄川沿いを岐阜県まで登れる所まで登って途中のご当地ソフトクリームを堪能する事です。
「何それ?それだけのために?」
一般の方はおかしな人だと思いますが
小さくても目標は持たないとやる気が続きません。
今回はこの5つ
・白川郷のどぶろく風ソフト
・五箇山の豆乳ソフト
・城端桜ヶ池湖畔のサツマイモソフト
・庄川水記念公園のゆずソフト
・新湊大橋の歩道を渡る。
スタート地点は富山新港の海王丸公園だったのですが
現地に着くと接近中の台風の吹き込みの風なのか北風が強く、体感温度も非常に寒かった。
寒さよりも風の強さで河川の堤防道路をソロで走るには少し危険な感じがするので
新湊大橋の目標はあきらめてスタート地点を堤防道路の終点でもあり
25km上流の庄川水記念公園としました。
7時にスタート、秋口のピリッと冷え凛とした空気の中五箇山に入っていきます。
いきなり山地に入るのですがその時は無風でした。
序盤の堤防道路の30kmを走っていないせいか、疲労感もなくどんどん上がっていきます。
これまでは辛く感じた所も、グイグイと登っていきます。
祖山ダム手前の激坂や道の駅上平手前の激坂も途中で足を付けずに登りきることが出来ました。
脚力が上がったわけでもないのになんでだろう?
白川郷に入ったのが11:00前と想定していた時間より早くついてしまいました。
去年から集落内は安全などを考えて一般車の通行が禁止されていますが自転車はOK
駐車場へと迂回される自動車、自動二輪車を横目にこの時ばかりは優越感に浸り街中に入っていきます。
(ここにたどり着くまでに散々後ろから突かれましたからね。)
集落内は周りの景色に気を取られている通行人に注意を促すため熊鈴をならし10km以下の速度でゆっくり進みます。
真鍮製の熊鈴は特に音が通って、びっくりする人がいるくらい人間にも効果絶大です。
白川郷は観光化で最も整備がされていて集落外には大きな駐車場が整っていて、高速の出入り口もあるので人も多いです。観光バスが特に多い。
そして観光を終えると高速道路で帰っていく。
その地域を面でも線でもなくスポットで巡る観光って楽しいのでしょうか?
時間があるのでもう少し上流へ上ります。
帰雲城のあったと伝えられる場所

戦国時代の天正大地震で山が大きく崩落して集落を襲い
周辺を治めていた城主一族、庶民すべてが一瞬に土砂に埋もれ全滅したといわれています。
当時付近では金も産出していたので、最近になって埋蔵金伝説なども言われていましたが、
堆積した土砂は厚く、その集落のあった正確な位置すらわかりません。
そんな昔に思いをはせます。
高速コーナの内側に看板だけしかないので車やバイクなら半分は気付かない。
逆に歩きや自転車だとのぼりのテッペンにあるので必ず気がつく。
気軽に足を止めてのんびり観光できるのも自転車ならではの楽しみです。
平瀬温泉の道の駅の少し上

白山への登山道入り口 付近、これだけ入念に注意勧告の看板があると余計に入ってみたいなという気になります。
しかしこの奥は多分マウンテンバイクじゃないと行けないな。
さらに3キロほど登れば未母依ダムだけれど、
正午も近いので、無理はせずに引き返しました。
道の駅平瀬の売店で食べた飛騨牛串焼き。
足湯も頂きリフレッシュ とってもお腹が減っていたので2本食べちゃいました。
柔らかくてとてもおいしかったです。
ここで正午の放送が鳴ったので引き返します。
白川郷に戻ってどぶろく風ソフト堪能
世界遺産っていう事だけあって朝通ったよりも人も多いし日本人より外国人が多いですね。

行程中の唯一のコンビニヤマザキディリ―で補給食を補充して再スタートします。
近畿ブルベに参加していたら明日の早朝はこの通過指定されているこのコンビニを 通ったんだろうな。
菅沼集落。

先日道路わきの木が崩壊して車が下敷きになった所は
集落の写真スポットのこのすぐ後ろ側だったようです。
どんどん下ってきます
午後になると、こんなへんぴな所でも「どこから来たの?」と聞きたくなるような
(私もその一人なのですが・・・)
同じ自転車乗りも見かけるようになり、あいさつを交わし ます。
ロードに乗った人クロスバイク、マウンテンバイクと皆それぞれ楽しんでいるようですね。
その中で不思議だったのがマウンテンバイクに乗っていた人、
1km以上はある長いトンネルでゆっくり走っていたので追い越しを掛けようと すると、
なんと、トンネル壁面にある段差上、1mばかりの路肩歩道を走っています。
ホコリや砂も浮いているし、どんなモノが落ちているか分からないし
壁から染み出た地下水が石灰化して滑りやすくなっていたり。
ロードバイクではとてもリスク高くて走れません。
追い越し際に声であいさつするも返事が帰ってきましたが
向こうは運転に真剣でとてもこちらに目を合わせられない状態でした。
しばらくは、後方で追いかけてきましたが下り坂を何回か下ると見えなくなってしまいました。
上梨集落付近の酒蔵兼豆腐店で豆乳アイスを堪能。

道の駅にある支店でも同じものが食べられますがこちらの方が豆乳の風味が濃くて好みです。
ここでいぶりとっぺ(この土地特有の固い五箇山豆腐を燻製にした食べ物、酒の肴に良い)を
お土産に買うのですが、今日は品切れ・・・
すると、マウンテンバイクのお方が追いついていったので私も後を追います。
でも途中で下梨地区で私が五箇山トンネル方面(激坂)へ折れると居なくなりました。
登り口の相倉合掌集落へ入り、お土産屋さんに立ち寄り、イブリトッペ2コ購入
時間もないのですぐに折り返しました。
五箇山トンネルまでの75パミールの程度激坂(自分にとっては)、
走行距離100kmが既に越えても不思議と足が回ります。
今まで3度は止まっていたところを今回は一度しか止まらずに登り切りました。
その一度も絶景を見るためものです。

走力は成長しているようです。
五箇山トンネル到着16:00
ココから下りです。
3km近くあるだろう五箇山トンネル内では後続の車にはあまり気を使わず
トンネル内の退避エリア まで引っ張りました。
対向もないし見通しも良いのでサーキット走行と同じ速い人は勝手に抜いて行くだろう。
(1度やり過ごしてしまえば1分以上は後続来ないので)
トンネル出た後は後続の車には目もくれず(いや前走をあおっていたかも?)
この時の最高速度67km/hを出しました。
次の目標の桜ヶ池には16:30に到着しました。
さつまいもソフト
春はさくらソフト、秋はさつまいもソフト、
ソフトクリームも、他とは少し味が違っておいしいです。
チーズが練り込んでいるのかな?
ここで達成感で気が緩んだのか30分を超える大休憩
城端市街地を抜け定番のコースでゴールに向かう途中
あーっ!一つ忘れていた! 最後の水記念公園のゆずソフトです。
ここまでの達成感に満足して忘れてしまいました。
どちらにしても営業時間に間に合わなかったのまあよしとしますか。
オレもまだまだ修行が足りないと考えつつ。
ゴールの水記念公園で店は18:00には到着していたのですが売店などは
全部しまっていたので
ここにきて空腹感が激しくなり
まずは暖かく胃にずっしりと来るもの、しるこ!
そして身体が塩分を欲しがるので、コーンスープ!
そして口の中をシュワッと爽快にしたいので
炭酸飲料!
とりあえず空腹感はなくなりました。
一食分を自動販売機で済ませてしまいました(笑)
でもこれだけ空腹になれば普通の食事をしても問題ないだろうな。
車に戻って近くの温泉で汗を流して帰路につきました。