
毎週ブルベ週間4回中3回目
2/15
今日はオダックス埼玉が主催するBRM215埼玉200kmアタック真壁城に参加してきました。
入間市をスタートして筑波山のふもと真壁城の近くまでを往復する200kmのコースです。
キューシートを元にルートラボで地図を引いたら累積標高が500mもない超スーパーフラットなコースです。
これは楽勝か?そんなに甘くはありませんでした。
前日20:00位に就寝して2:00に起床。
ハンガーノックにならないように炭水化物を多めな夜食をとり非常に不健康です。(笑)
そのままスタート地点へ向かいます。
7:00にスタート
大人数の参加者に少数のスタッフと車検キャパが1~2台分がボトルネックとなって車検で大渋滞でしたが実際に出走開始したのが7:05分くらいでした。
時間を気にしないのであるならば車検全部済ませてから一斉スタートを小分けにしたウェーブスタート方式もありですが
1台ずつ車検後順次スタートを促す方法も良いかもしれません。
でも結局は途中の信号・踏切待ちで10台以上の大集団となってしまいました。
大集団で走ると他の通行者様に迷惑がかかるので少し離れて走ります。
序盤は風が少し強めで横風でしたが次第に追い風基調でどんどん前に進みます。
怖いくらい進みます。
気が付けば40km/hと自分の脚力では有り得ない巡航速度です。
「コレ・・・帰りは大変になるぞ」と後半は足が止まるのを覚悟して前半でできるだけ貯金を稼ぐことにしました。
PC1では45分貯金をためました。
筑波山が目の前に広がってきました。

写真を撮って補給と給水をしているとトラクターから降りてきた農家のおじさんと談話。
一般人から見ればやっぱり入間~真壁往復は普通ではないみたいです。
御親切に近道を教えてもらったけれどコース通り走らないといけないので・・・
県道41号線に入るとこのコース最大の激坂・・・とはいっても高架橋4つ分くらいの登りですが・・・
上ってみて初めてなのに何か見たことあるような感じだなぁ?と思ったら
去年の喜多方600のルートと被っていた事にあとで気がつきました。
身体がこの坂を覚えていたようです。
あの時は筑波山がどこにあるのかもわからない暗闇、夜中の3時ころ通ったのでこんなに景色の良い所だったんだ。
折返し地点、PC2では2時間弱貯金ができました。
ちょうどお昼時です。
さあここからが勝負だ。
出発すると向かい風でさらに強くなって、容赦なく襲い掛かります。
そして川の堤防を登って橋に入る瞬間に突風が吹いて失速状態になりました。
とっさにすぐ近くのガードレールのポールに手をかけられたので転倒は避けられました。
正確には主に斜め右前方向から吹いてくるのですが、時折急に方角が変わったりします。
右から吹き付ける横風を車体を右に傾けながら対処しています。
大型車が通った時の風圧もきびしかった。
田園地帯に入ると畑の土が舞い上がり砂嵐に近い状況になってきました。

風もすさまじく、根元でボッキリ折れた軒先の植木でしょうか?(直径1m位)道路に転がり込んできました。
この砂嵐の中に入るとさすがに危険だと思って、収まるのを待っていましたが中々収まりません。
仕方なくこの砂嵐に挑みます。
さすがに車道を走るのは危険なので歩道を走ります。
後半の中間点のPC3に付くと貯金がマイナス30分くらいで1時間くらいの貯金に減っていました。
PC3では風をさえぎるものがなかったのでレシートをもらってすぐに出発しました。
その直後に一番の砂嵐に見舞われました。
太陽の光は遮られ、視界も10m位さすがに危険なので一回止まりました。
自動車もたまらず速度が落ちヘッドライトが点灯しています。
とにかく砂で目をやられると身動きが取れなくなるので顔を風下に向けて必死に耐えます。
同じく突入した前走者(女性)の「ギャー」という悲鳴も聞こえしたが自分もその場から動けません。
収まる気配もないのでネックウォーマを鼻上までずりあげて眼鏡をぴっちりとかけ、ライトを点灯して押して進みます。
砂嵐をなんとか抜けられました。
悲鳴の主の方は無事脱出できていたようです。
向かい風は続きます。
突風が予想しない方向から吹き付けてくるので速度を出そうにもだせません。
日が暮れてライトオンをして信号待ち・・・気が付くと自分の後ろに数台が貼り付いていました。
先頭はプレッシャーを結構感じます。
誰か引いてくれ~
そんな中で自分の車体にチャンス(メカトラチェーン落ち)が発生したので先に行かすことができました。
その後方にも集団が見えたので、コンビニでピットインしてやり過ごします。
何人か通り過ぎるのを見ていたのですが結構2~3台でまとまって走っていました。
天候のせいですかね。
ここから日もどっぷり暮れて、夜間走行。
残り10kmという地点で電池切れ(気力)を起こしかけた人が数人休んでおられました。
声掛けをして、本当に自力では無理そうだったら救助しますがそうでないならばそこはブルベ精神、己個人との戦い。
たとえ自転車が真っ二つに割れていても人間が怪我なく無事なら特別な救助はしません。
ゴールに進みます。
ゴール5km手前では後ろから何も近づいてくる気配は感じなかったのに信号待ちで振り向けばまた8台くらい貼り付いていました。
そしてゴール。
結果は公式HPの告示通り、集団でゴールするパターンが多かったので同じタイム人も多くゴール受付も渋滞していました。
待っている間にすっかり身体が冷えてしまった暖かい仕出しの豚汁を頂き温まった後帰宅しました。
時間は12時間ジャスト。11時間代はとれませんでしたが
認定時間が何分だろうと時間内に無事にゴールできればOKなので無念さは感じません。
先週の冬雨ブルベに続き今週の砂嵐ブルベ。
一見、平凡な200kmと思われがちですがそんなに甘くはありませんでした。
そこにはやっぱりドラマが用意されていました。
それが楽しみなのですが・・・って辛い事が楽しみという自分は変態なのか?(笑)
でも来週の300kmブルベにおいては普通の晴れの天気であってほしいです。
ちなみに今回は帰りの高速SAで肉をたらふく食べたので走行後の「にく~にく~」という事態にはなりませんでした。
本日の走行
BRM215埼玉200kmアタック真壁城
入間~加須~下妻~桜川~下妻~加須~入間
走行時間 12時間00分(認定時間)
走行距離 205.7 km
平均速度 16.8 km/h(休憩時間含)
累積標高 1,974 m
最高速度 45.4 km/h