サンバーのエアコンは風が出ない!?そんな事はない!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
エアコンはちゃんと効いていて風量つまみもMAXでボーボー言っているのにに風が出ない!って経験はありませんか?吹き出し口に顔を近づけてないと風を感じられません。
古い軽トラやバンによくありがちです。特にスバルの車はエアコンフィルターがセットされていません。その為汚いホコリが溜まっていきます。古いスバルの車に乗っている人は要注意です。
サンバーを購入した時エアコンの風が全く出ない状態でした。春前だったので気にしてなかったのですが、春ごろになって、エアコンは効いてるけど風が出ないので夏ヤバイ!と思って修理する事を決意。
●ブロアモーターはちゃんと動いているが異音がする。
●エアコンのガスもまだある。
●コンプレッサーも問題はなさそう。
コンプレッサーも問題なくて、ガスも正常、ブロアが回ってるだったらアコしかない!と思って外したのがコレ。
2
エバポレーターです。ホコリもつれで何か分かりません。ラジエーターみたいな構造になっていて、エバポレーター内を液体から気体に気化したエアコンガスが通る所でそこにブロアの風を当てる事で冷んやりした風が出てくるしくみになっています。
コンプレッサーから気体のガスがコンデンサーを通り外気で冷やされる事で液体に変化し液体に変化しきれなかったガスはレシーバで不純物と一緒にろ過されエキスパンションバルブで一気に噴射される事で液体から気体に変化。
思春期に液体から気体に変わる〜♪
液体から気体に変わる事で周りの熱を奪う事でつめたーいガスがエバポレーターを流れてる間にブロアが回った風がエバポレーターのフィンの間を通り冷やされた風が室内に届くようになっている。そのままコンプレッサーに戻ってコンデンサーへというのを繰り返しています。
ホコリでフィンが見えなくなってるので、これじゃ風が通れる訳がありません。ここを通った風を浴びていたと思うとゾッとします。
洗うとこれ。
3
中に水を入れないようにジャバジャバ洗うとピカピカになりました。これでフレッシュな風が出てくるはずです。
ちなみにサンバーのエバポレーターは20分で外すことが出来ます。エアコンのガスはオゾン層を破壊するので大気開放が禁止されています。なので、ガス回収作業を行なって配管内のガスを全部集めてから外さないといけません。
普通の車はダッシュボードを全部外さないとエバポレーターは交換出来ません。サンバーはアンダーカバーを外し、内気外気を変える黒いやつをのけて、配管を切ればエバポレーターが出てくる。
普通の車だとこんな感じ。ここまでしないと取り出すことが出来ません。
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サンバーの整備性は神です。何をするにしても楽勝。そんな車が生産中止!?残念です。
ブロアモーターの異音は、ホコリが圧縮されたものがブロアと一緒に回っていたせいでボーボー音がしていました。ブロアに掃除機を近づけると「ボコんボコん」と塊を吸ったみたいな音がしていました。
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水分を全て飛ばし切ってからパイプの継ぎ目のOリングを新品に交換して配管内の真空引きをしてサンバーは300gのガスが入るので300g丁度のガスを入れて無事エバポレーターの清掃作業終わりました。
あれ?350やったかな?忘れました。
フレッシュな冷たい風が出ることを確認。後付けでエアコンフィルターを付けることが出来るのでエアコンを取り付けてさらにフレッシュな空気を吸っています。
みなさんも風が出ない!ってなったらエアコンフィルターを一度見てみてくださいね!ちなみに新車から10年間1度も交換していないフィルターはこんな感じです。
6
汚すぎて腐ってます。
1年ぐらいが交換の目安ですので参考に。
こんなホコリの溜まったところを通った風を吸っていると体にも良くありませんので是非交換を!
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