
これはもう、急速充電スポット戦国時代に突入ですかな?
100%電気で走る「電気自動車」にとって、高速道路などに設置されている急速充電器は必要な設備です。
対してガソリン車であるプラグインハイブリット車はエンジンにて走行が可能な為、充電する必要は無いのです。(出来る、出来ないでは無く、必要か不必要かが焦点です)
新型プリウス(50型)が発表された後、プリウスPHV(プラグインハイブリット)は旧型式のまま併売されました。
「新型プリウスPHVには急速充電口(
チャデモ対応)が付くのでは?」
と、電気自動車に乗る自分はドキドキしてました。
トヨタ自動車 プリウスPHV(PRIUS PHV)のホームページです。
ところが(やっぱり?)事前のウワサ通り急速充電(チャデモ)装備での発表、
「日常的な走行シーンの大半をエンジンを始動させることなく、電気自動車として走ることが可能です。」
と謳ってます。
あれ?
ガソリン車としての形式認証ではないのでしょうか?
電気自動車と言い切ってますが・・・
トヨタ自動車広報資料より
でも、トヨタ自動車は以前以下の様な見解をGAZOOのホームページ上で示していたので「そんな事は無いだろうな〜」と、少しは安心していたのですが...
トヨタ自動車 MIRAI のチーフエンジニア 田中義和さんの
「量産車の責任」(←クリックでページが開きます)
記事は6年前の2011年11月なので、結構前ですが、、、
その6年の間にトヨタ自動車さんと各トヨタ系販売会社さんは急速充電器の設置(インフラ整備)を殆ど行っていません。(すでに急速充電器を設置しているトヨタ系デーラーさんも少~しあります)
急速充電(
CHAdeMO規格)の付いた新型車が出ると必ず使用方法でトラブルが起きてきました。
充電が終わっても運転者が帰ってこない(充電放置)とか、次に待っている人が居るのに連続で充電をする人(おかわり充電)とか、100%になるまで充電を止めない人とかetc ete...(これは販売者がきちんと急速充電器における利用者状況を理解せぬまま車両を販売するために運転者は知らず(伝わらず)、充電器の現状やマナーを知ら無いため)
そうでなくても
このような現状(トラブル?)があったりしますから。
しかし、プリウスPHVの総エネルギー量は8.8kWh、それの80%(7.04kWh)を20分で...って、充電時間が長いのではと思います。(充電時間が長い=充電器の占拠時間が長い)
i-MiEVのMグレード(総エネルギー量10.8kWh)なら15分で100%近く充電出来るのですが...
トヨタさん負けてますよ、採用したバッテリーの性能で。
日本での発売は今秋との事ですので、それまでに日本全国津々浦々のトヨタデーラー全てにNCS対応の急速(50kw)がきちんと設置して頂ければ「流石天下のトヨタ自動車、量産車の責任をちゃんと守ったんだね!」となり、自分の考えは杞憂で終わる...といいのですが。
(20kWhの充電器は急速とは呼べません、
中速充電器です。あしからず。)
「時代が変わったから、意見も変わった」って反論されたらアレですけど。。。
Posted at 2016/03/25 13:40:09 | |
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