シートヒーター取付け　バッ直配線編

シートヒータの配線編です。
ヒータは20W/席で前後左右の4席で80Wとそれなりに電力消費が大きいです。
今回は電源はバッテリーから直接取って、リレー回路でコントロールすることにしました。

ちなみにLP仕様車にはシートヒータが標準装備で補助バッテリー横のヒューズBoxを見ると、ヒータ専用の回路があるのでおそらくバッテリーからの直接引き込みのようです。

結線図を纏めておきます。
回路的にはシンプルなリレー回路ですね。
IGとイルミ信号はOPカプラから取っています。

配線作業の前にシフト周りのカバーとコンソールを外しておきます。
取り外しはそれほど大変ではないですが、傷つき防止用の養生はしっかりしておいた方が良いと思います。

先ずは補助バッテリーからの電源ライン。ルートは・・・
バッテリー→右後輪タイヤハウス→右後部席ステップ→運転席下→コンソール内

タイヤハウスからの電源ライン通しは楽勝です。2sqのケーブルですので後から押し込めば簡単に後部座席横に出てきます。

運転席下を通すにはカーペット下にケーブル通しを使って引き込みます。
ここまでは楽勝でしたが・・・

シートレール下を通してコンソール内まで引き込むのは少し苦労しました。
ここは根気あるのみ！

バッテリーからの電源ラインは前後のヒーターリレーそれぞれに接続する必要があります。
今回、配線コネクターを使いました。電源ラインのように太いハーネスの場合はこのコネクターでシッカリと接続できますので便利です。

今回の作業の中で、最大の難関！
それは、前席のヒーターハーネスをシート下ペット内を通すこと。
この作業だけで左右3時間位掛りました。とにかくシートレール下をハーネス先端のコネクターが通りません。

一旦シートレールを外そうかと思いましたが、今どきのシートレールってトルクスボルトで固定されていて、普通の六角ラチェットではダメなんですね。

悪戦苦闘の末何とか左右ともコネクターをカーペット下に通すことに成功。

後席のハーネス通しは楽勝です。
後席シート座面が簡単に外れますので、
コンソール→フロアトンネル→LiB外周→シートベルトホルダ

コチラはバッテリーに影響が出ないように慎重に配索しました。

回路はこれで完成。
最後にバッテリー＋に接続です。

マイナス端子を外す必要があるので、バックアップメモリーできる「メモリーキーパー」を使います。

USB接続でモバイルバッテリーが使えるので乾電池仕様よりも便利です。

メモリーキーパーのLEDでバックアップ給電状態を確認し、補助バッテリーのマイナス端子を外しました。
その後シートヒーターのプラスをバッテリー端子に接続し、動作確認。

問題なくリレーが動作したので配線完了です。

ヒーターの効き具合を確認したところ・・・
激熱というより、ほんわかポカポカですね。まぁまだ半袖作業ができる外気温ですのでこんなもんでしょう。

冬本番を迎えて、ワンコがまったりくつろいでくれれば嬉しいです。

これで、冬対策は準備が整いました。