日産ギャラリー（オレンジ色の憎いヤツ編）

　「オレンジ色の憎いヤツ」。なんか昔のＣＭにありましたね。
正式には「カスタマイズド　プロト」というそうです。日本語だと「特別仕立ての試作品」でしょうか。
　確かに特別感はあります。もしこれが販売されれば、お値段もきっと「特別」なんでしょう。



では見ていきます。まずフロント。グリルは水平基調の二分割。ボンネットに黒ライン。


サイド。前後ボディ同色オーバーフェンダー、黒ラインデカール、ホワイトレタータイヤ。アメリカの広大な景色が似合いそう。


後方。リアスポイラー、マフラーが特別？

ではもう少し寄ってみます。


やはりこちらのほうが標準仕様よりシャープな感じがします。個人の好みはありますが。


別角度から。一般的には横方向に分割するとよりスポーティに、縦分割するとゴージャスな雰囲気が出るようです。


フロントオーバーフェンダーとホワイトレタータイヤ。自然な感じです。


サイドデカール。クラシカルな感じがします。


リアオーバーフェンダーとホワイトレタータイヤ。こうなってくると「リベット止め風・黒色オーバーフェンダー」なんて言うのも見てみたくなります。


リアビュー。リアスポイラーの後端は黒くなっています。バンパー下もマフラー含めて特別でしょうか。このへんは情報不足ですみません。

　とてもカッコよかったです。ただ私としては、もうふた回りくらい小さくしたサイズだったらもっと好みかもしれません。でも世界のスポーツカーを相手にするとなるとこのくらいの大きさが必要なんでしょう、きっと。

　話は若干それますが「もっと小さく…」に関して、マツダＮＤロードスターのデザイナー・中山氏が以前おっしゃってました（若干記憶違いがあるかもしれませんが）。
　初代ＮＡ・ＮＢオーナーの皆さんは「ライトウェイトスポーツは車重１トンを切らなくちゃ」とか「車幅は１．７ｍ以下じゃないと」とか「排気量は１６００ｃｃ以下じゃないと」（若干私見あり）とか言いますが、衝突安全性や乗員保護などの基準を満たし、なおかつ世界で販売するとなると、それを実現するのはかなり厳しい、と。
　自動車メーカーの方は、諸条件を様々な努力によってクリアしながら総合的に判断して一台のクルマを作り上げているのだということを知ってから、軽はずみな発言は控えようと思いました。

　最後はちょっと堅い話になっちゃいましたが、これで「オレンジ色の憎いヤツ」レポートを終わります。（つづく）