ブレーキパットの引きずり
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
初夏の日差し、通勤時にチュンチュンと鳥の鳴き声を聞いて、いい天気だな~と思っていた矢先、そのチュンチュンが途切れず、「鳥が車を追いかけている!?」と思いもしたが、そんなはずはなく、「ブレーキパットが引きずっている!」と確信し、青ざめました。
待避所に車をとめ、おそるおそる4輪のローター温度を確認するも、さほど高温にはなっていないので、ピストンのかじりではなく、パットのかじりと断定。
こういう時、キーキーうるさいパットをつけていて、症状にいち早く気づくことができる!と、無駄に背伸びをしてスポーツパットをつけているのを肯定してみますw
例によって子供を寝かせつけてからの午後10時、作業にとりかかりました。
さっそくブレーキセパレーターを使用し、ピストンを押し出します。
オイルがタンクに戻りますので、パット・ローターの減り具合にもよりますが、気になる方は1回ずつ、エンジンをかけてブレーキを数回踏み、ピストンを戻せばあふれることはありません。
2
はい、指をさしているところに、砂やダストが貯まります。それに融雪剤が混じりアルミ製のキャリーパーを腐食させて、パットがスムーズに動かないという症状がでたりします。今回はそれが原因です。
容赦なくワイヤーブラシでこすります。
ブラシは毛先の整っているあまり使用されていない柔らかめがおすすめです。毛先が開いていると、ピストンブーツを傷つけてしまう恐れがあります。
3
パット側面もワイヤーブラシでごしごしします。
4
きれいになったら、ブレーキグリスをつけます。
パットとピストンとの接触面にもつけると、グリスが効いている期間はブレーキ鳴きが静かになります。純正パットにもおすすめです。
ただし、タッチがソフトになるので、ダイレクト感を求めている人はつけない人が多いようです。
このブレーキグリスは量販店で売っている1800円のものです。耐熱は600℃だそうです。
5
本日使用した工具です。
ピンを差し込む際に、プラハンマーを使用しますが、なかなか入っていきません。
4㎜、6㎜のボルトをピンに当て、金槌で釘をうつ要領で行うと簡単に押し込めます。
作業が終了したら、エンジンをかけ、走行前に必ずブレーキを数回踏み、ピストンを戻してあげましょう。
テスト走行をしてみましたが、ブレーキクリーナーを使用したため、ローターに汚れが残っていたせいか、若干効きが悪くなっていましたが、数回強めにブレーキをかけ、いつも通りの効き具合と、パットの引きずりが解消されたのを確認できました。
明日からまた快適に通勤できそうです。
これら記載事項は、私個人が自己責任において実施しており、他者が不利益を生じても責任はとれませんm(_ _)m
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