
5日間、現行レガシィ(D型。マイナーチェンジ後のタイプ)を借りています。
借りたグレードは6気筒3リッターエンジン搭載の30RスペックB。ツーリングワゴンです。
そんなレガシィを都内、高速、山道と走ってきました。
■レガシィという存在感。
今の4代目レガシィが登場したのは3年前。綺麗な造形面で造られたボディデザインは、デビュー当初は新鮮でしたが、すぐに他車に埋没してしまう感じでした。個性を持った欧州車が沢山日本に入ってきた今、そしてデザインに個性を出してきた国内メーカーのクルマが多い中、綺麗に作るだけでは存在感も希薄で、どこか崩し的なデザインバランスが必要なのだと感じていました。特に歴代レガシィは独自のオーラを持ってただけに、4代目レガシィは「惜しいんだけどなぁ…」的な印象を持っていました。
そんな時、ビックマイナーチェンジしたレガシィは、シャープになった目に、グリル開口を上下に大きくした事で、顔面の中にあるパーツにサイズのメリハリが出て、存在感を出す事に成功しています。特に標準車(20Rや普通のGT)は、ビックマイナーチェンジ後の存在感アップはかなりのもの。アプローチアングルを変更し、Fバンパーの厚みを出した事も成功していますね。
■スペックB
今回借りているスペックB顔も、綺麗な面に少しアクを持ったグラフィックのバランスが、2代目レガシィの後期型が持っていた印象を彷彿し、良い印象。標準車がスポーティな顔つきになっているので、スペックBシリーズはこれくらいやらないとね。やりすぎは子供っぽくなってしまうので、絶妙なバランスと言っていいでしょう。
ホイールデザインも同じ18インチでも「なるべくデカイように」見えるデザインを採用しており、シンプルだけど存在感を出す事に成功していますね。
■価格に見合った装備。
国産車で数少ない欧州プレミアムカーと肩を並べれるレガシィなのに、装備面はいつも「?」と感じる事ばかりでした。そんな「?」だったところが「やっと」今回のBMCで改善されてました。左右独立の温度調整は、運転する側と助手席に乗る側の体温は違くなるのは当たり前で、やっと今回のBMCで装着。 レガシィクラスに乗るユーザーはひとりでしか乗らないって事はないんだし…。今回の30Rには後部座席にも空調が完備されており、AUDI・A4やBMW3に装備でもやっと追いついた感じです。今回借りているグレードはレザーシートにマッキンオーディオ装着なので、価格を見ると…。欧州プレミアムカーに価格が並んでしまうくらい高価なのですが…。
装備面とは違うかもしれないけど、D型からステアリングのレザーがパンチングからスムースレザーになったのも、タッチ感と上質感が備わっており、良い感じに変更されてます。
■しっかり動く足。
現行レガシィは代車等で、A型、C型のスペックBをちょっとした期間を乗っていたが、硬い足まわりがつらかったです。(18インチ装着のSVXの方がずっと快適でしたし。まぁSVXはボディ全体がたわんでサス代わりになってそうですが…)
しかしD型は18インチ装着でも、ボディは硬く、それでいて足は綺麗に動いている印象で、とてもしなやかだけど安定感があります。街中でも高速でも快適な足まわり、気に入ってます。
■官能的なエンジン。
評判の良いレガシィの6気筒。とてもスムースで官能的。スポーティさでいえばSVXに搭載の6気筒の方が上だが、これはこれで気持ちよい。
ちょっと残念なのが、今回のD型レガシィ6気筒のみに、シフトダウンに合わせてエンジン回転を合わせる機能がついているのだが、官能的なサウンドが静かすぎること。アルファのセレスピードやBMWのAMTのように、「フォンフォーン!」と気持ちよく耳に入ってくると、もっと良いのになぁ。せっかくパドルシフトも装着されたんだし…。
そんなD型レガシィも街中でも良くみかけます。特に標準系のGTや20R。ニューポートブルーが多いかな?ボディカラーも綺麗で、存在感も出たBMC後のデザインで、更なるレガシィ神話を築いていってほしいものです。でも…、真剣に購入を考えると私の出せる予算だと20Rか!? レガシィって高価だなぁ(苦笑)
写真は味の素スタジアムをバックに…。
関連URLは前にGTスペックBを借りていた時のページです。
Posted at 2006/10/07 14:08:24 | |
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スバル車 | 日記