リアシートウレタンフォーム清掃・交換

18年の間シートのウレタンはそのままだったので、劣化したウレタンが粉になって大量に噴出、後席は物置に(笑)。
夏休みに休み休み交換を始めた。リアシートは隠れネジとヒンジピンでとまっていて、外すと写真のように3パーツに分解できる。

シートカバーは写真のようなプラスチックを内側に折り曲げる形で、成形ウレタンを包み込むように金属板にはまっている。シートの中はごらんのような惨状。

シートカバーを成形ウレタンに留めるために、成形ウレタンにはピアノ線が縦横に埋め込まれていて、シートカバーに縫い込まれた、両側にフックが付いた金属棒が縦横にひっかけられている。これを外すコツは、ピアノ線に力を加えながらフックを外すこと。コツをつかむと少し楽だが、無理やりやると手や指を痛めそう。

シートカバーを外すと、元のシート表面のウレタンは不織布でできた袋にそれぞれ入れられている。これを残すと粉が取り切れないのでやむなく破り捨てて、掃除機、雑巾、ブラシなどを駆使してひたすら掃除。いい機会なのでシートカバー表面もていねいにクリーニング。

その後、1cm厚のウレタンフォームをはさみで切って、ウレタン専用の両面テープで数か所固定した。きれいになったシートカバーをかぶせて、金属板にもとのように組み付ける。

5年以上懸案になっていたリアシート粉だらけ問題がとうとう解決。後ろに座る人に苦労をかけることがなくなってよかった。ただ、この作業、楽しい機械いじりではないのであまり面白くない上に、ひたすら単調な掃除や力仕事。ショップに頼んだほうがよかったかもしれない。