前回のブログからだいぶ空いてしまいましたが、今回は特別編です
その前に、長編となりました東北旅のブログ
纏まらない内容でしたが、ご覧いただけた事嬉しく思っております(*^ー^)ノ♪
三編でお送りした旅の様子は、東北の美しい景色を中心にお届けしましたが
この特別編は「東北の今」をお伝えしたいと思います
この旅のもう1つの目的、、、
それは、"東北の復興の様子を自分の目で確かめること"でした
お届けする内容は、過去の悲しい記憶を想起させる可能性のあるものですが、ご了承いただける方のみご覧頂ければと思います
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去る2011.3.11、、、
東北を中心に襲った大地震、大津波
数えきれないほどの悲しい出来事が起こった災害でした
その1年後
私は被災地に入り、数日間でありますが、復興支援団体の一員として現地活動をした経験があります
その時の光景はあまりに衝撃的で、言葉では上手く形容しかねるものでした
強いて言うなら、、、
「辺り一面、何もない」
自然と涙が溢れたのを覚えています
当時私が主に活動したのは岩手県陸前高田市の沿岸部でした
やっと水が引いて、瓦礫の撤去に追われていた
そんな記憶でしたが、現在は
※写真は宮古~大船渡付近のものです
新たに道路が整備され、コンビニや家電量販店、スーパー等が建ち並び、近くには住宅もあって、少しずつ街の様子を取り戻していました
なかなか車を停めることができず、車内からですが、街の中には未だ仮設の店舗もありました
5年前と比べればその数はかなり減っています
車を停められない理由、、、
それは
この高い防波堤や陸前高田市を中心とした地上げ工事の車両がひっきりなしに往来していたからです
自分の見た感覚では、乗用車よりも工事関係車や土を満載したダンプカーの方が多かったように感じました
近づいてみると、その高さがわかります
沿岸で仕切るようにこの高い防波堤が聳え立っていました
事務所の方に声をかけ、一応許可を得て登ってみました
遥か向こうまで伸びる防波堤、向かって右側が国道になりますが、左側も震災前は陸地があったそうです
少し南下しまして、釜石へ
前回もお届けした釜石駅ですが、こちらでも活動をしていました
と言っても簡単なゴミ拾いや、避難した方々の話を聞かせて貰うくらいしかできませんでしたが
この辺りはやや内陸だった為か、津波の被害は少なく、避難した住民の方々が仮設の店舗を儲けていました
まだあるかな~と行ってみると
ありました❗
活動当時と変わらない光景
この仮設の店舗で今も営業を続けられていました
当時お世話になった「こんとき」というラーメン屋さん
ご主人オリジナルの釜石ラーメンを頂くことができます
醤油ベースの優しい味に懐かしくなり、ご主人も当時来た私たちの事を覚えていてくれたので、思い出話に耽りました
時系列はずれますが、こちらへ向かう前
3日目の龍泉洞~三陸海岸へ向かう途中でも、被災地域を通りました
それは震災のものではなく、昨年見舞われた台風による被害です
3つの台風がいっぺんに東北~北海道を襲い、甚大な被害を出しました
前回上げた龍泉洞の写真ですが、周辺はこのような状態
増水した河の水が一気に押し寄せ、削り取るように辺りを飲み込んでいきました
当時龍泉洞も内部の地底湖が溢れ返り、観光口から濁流が噴き出すほどのものだったそうです
こちらへ移動する最中にも、道路の崩落現場が至るところにありました
所変わって岩泉の道の駅
ここに併設されているのが
東北楽天ゴールデンイーグルスの球場です
かつてはキャンプやイースタンの試合などで多くのファンが訪れていましたが
台風によって流れてきたのか、はたまた倒されたのか分かりませんが、大木が横たわり、フェンスは折れ、雑草がバックスクリーンを飲み込んでいました
ダッグアウトも見えないほど雑草で埋め尽くされたグラウンド
いつかまたここで試合が行われることを願うばかりです
纏まりませんが、以上が私が見た東北の現在です
今回は被害のあった場所の写真ばかりでしたが、5年前振りに見た街の様子は驚くほど復興が進んでいました
台風で被害に遭われた地域も力強く元の姿を取り戻そうとしています
様々意見はあるかと思いますが
テレビやメディアで取り上げられなくなった今、少しずつ当時の出来事が風化しているように感じます
このブログに関して言えば、私個人としては
"あの出来事を、そして東北の復興に関わる人々の努力を忘れないで欲しい"
そんな気持ちで書かせていただきました
変わろうと進む東北には、美しい景色や暖かい人々が沢山います
皆様も機会があれば、是非訪れてその様を確かめてみてください◎
拙い文章ですが、これにて東北旅完結です
ご覧頂きありがとうございましたm(__)m
Posted at 2017/10/07 20:31:16 | |
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