バランサーシャフト加工

ずっと気になってたMR20系に付いてる振動を消してカムの2倍回転してるパワー喰いバランサーを撤去しました。

オイルパンを外してクランク側シャフトのキャップ10ミリ、ボルト2本とバランサ側の専用ボルト6本を外して外枠を外すとオイルポンプ側シャフトと外蓋が外れます。ポンプ駆動シャフトを外す際はポンプ側のネジを全て外すとポンプが外れます。

外したポンプ側シャフトをサンダーを使い根気良くウエイトを切ってきます。技量によりますが1時間程でこの姿になります。

そしてクランク側のシャフトなのですがもちろんクランク側からの2分割チェーンについて外れないのとサイドカバー側が切り欠きがある為抜けません。なのでチェーンを上手く外しこの写真の角度まで落とします。コチラの加工も1時間で終わりました。取り付け時気おつける事はシャフトをチェーンから外した際テンショナーが伸び切るので取り付け時気おつけないとテンショナーを破損させます。自分は1部破壊しましたが、使用上問題ないレベルだったのでそのまま取り付け。

引用失礼致します。
中央のオレンジ色テンショナー下側が脆く割れやすいです。シャフトへチェーンを取り付け時は手探りでチェーンを掛けるしかありませんので根気で付けます。1時間程掛かりました。。。

コイツらがパワー喰いウエイトです。
半月形をしていてオイルも掻き回す仕様なのでオイルとウエイトでダブルパワー喰いしてる様です。重さは500g近く有りました。

パーツクリーナーで洗浄とシャフトのジャーナルを磨いて元あった通りに取り付けてガスケットを乾燥させて終了です。
バランサー側の締め付けトルクは75n/mで、クランク側の締め付けトルクは測り忘れたので感覚です。。。ジャーナルのキャップにはオイルを塗布する事をオススメします。

オイルを入れて始動後、異音、漏れが無ければ完成。効果としまして街乗りは低速1000rpm〜3000rpmまでアクセル操作に対し俊敏になり走りが軽くなり燃費も約2km近く良くなりました。
エンジンブレーキは強くなる傾向に変化。
高速域は3000rpmから6500rpmまで吹け上がりビンビンに変化。追い越し上り合流も楽に。
アイドリングは微量ですが振動が増えましたが誤差の半中に収まっております。
バランサーがなくなり空間が増えた分オイル量が500cc程増えます。

今回の作業は自己責任と共にハイリスクで鉄粉塗れになるのでオススメしませんが作業成果はあります。トータル作業時間はガスケット硬化時間をplusすると半日有れば出来ます。

面倒なので自分はオススメしません( ¯−¯ )