電磁式燃料ポンプに

最近、ズーマーをMT化しようか悩んでます

MT化するにしても、部品代や送料を計算すると違うのを組み立てる方が安いかと……

さて本題にはいります

ホンダのスクーターに多い燃料タンクよりキャブレターの位置が高い仕様でありがちな数日乗らなかったら最初のエンジンの掛かりが悪い症状……

セルモーターやバッテリーにも悪いので何とかならないかと……

原因はフロート室のガソリンの気化とタンクからキャブレターまでのガソリンの逆流？

リード90の負圧式燃料ポンプとチェックバルブ（ワンウェイバルブ）取り付けてますが燃料がキャブレターに来るまで時間がかかります

燃料がキャブにたまり初爆するまでひたすらセルを回すかキックの連打です
キックの連打の後は汗ダクでしかも足はヘトヘト……
スクーターのキックは蹴りにくいから嫌……

そこで思いついたのは電磁式燃料ポンプです


＊真似をされる方は自己責任で＊

ズーマーのキャブ車の電磁式燃料ポンプを使おうと思いましたが、ズーマーの燃料ポンプは＋と－に12vの電気を流してもコッっと音がして終わりです
そのまま電気を流し続けると燃料ポンプが焼けるとか……

他の場所にあるリレーでオンオフの繰り返しで燃料を送る仕組みです

試しにハイフラのリレーを使って実験したらちゃんと作動しました

が！

燃料がフロート室に満タンになったことを想定してホースを摘んでも当たり前ですがリレーが動いているのでポンプは止まりません……
ズーマーはECUで管理しているのでしょう

ズーマーFIの電磁式燃料ポンプ付きのタンクを持っているのでそいつを使おうかとも思いましたが、FIは燃圧が高い為にオーバーフローの原因になるとか……噂

そこで登場したのがこの燃料ポンプです
フュージョンの電磁式燃料ポンプです
カワサキ車の電磁式燃料ポンプも考えましたが燃料パイプが太いので変換を使う必要があり、燃料ポンプのリレーは別体との事で却下しました

フュージョンの燃料ポンプはパイプの太さも変換を使わなくてもCVKにはバッチリです

フュージョンの配線図とにらめっこ
(눈_눈 )
燃料ポンプから配線が4本出ていますが3本しか使ってません
黒 : 12v
緑 : アース
黒/白 : イグニッションコイル（＋）
白/緑 : ‪✕‬

イグニッションコイルへの配線はおそらくリレーの起動用なのでキーONで12vにつなぎます

この通りに配線をして作動確認しても動きません……(ㅎ.ㅎ )?
そこで配線図ではなくフュージョンの車体ハーネス側を確認すると……
黒/白ではなく白/緑に配線がされていて黒/白は空きになってました
そこで
黒 : 12v
緑 : アース
白/緑 : イグニッションコイル（＋、12v）
黒/白 : ‪✕‬
この配線で作動確認をすると動きました
ホースを摘むと作動停止して離すと作動します

車体に取り付け前に12vの別電源を使ってガソリンを流してキャブレターから燃圧によってオーバーフローしないか、フロート室が満タンになったら燃料ポンプは停止するか、エンジン始動して燃料が減るとポンプが作動して補充するかなどを確認します

別電源でテストする理由は分解して使えなかったら元に戻すのがめんどくさいからです

銀色の四角いぶら下がってるのは今まで取り付けていた2スト用の負圧式ポンプです
4ストに使おうと燃料が追いつかないと言う噂も…

黒いやつが電磁式ポンプです

燃料ポンプ固定用のステーを自作して取り付けます
配線は、
黒 : バッテリーからの12v（ヒューズ付）
緑 : アース
白/緑 : キーONで12v
にします

燃料ポンプには設置方向があるのでTOPを上にして取り付けます

配管は上から入って下から出るタイプです

タンクからポンプの途中にフィルターを取り付けポンプからキャブレターの途中にチェックバルブを取り付けます

バッテリーからの12vの配線には1.25sqの物を使い10Aのヒューズをバッテリーから近い場所に取り付けました

白/緑の線はイグニッションコイルに結線しても良いのですが、キャブレターや配管内にガソリンが無い場合にキャブレターにガソリンが行くまでセルモーターを回し続けて点火信号を出し続ける必要があるので却下しました

組み上げてキーをONにすると燃料ポンプがコッコッコッと燃料を送りある程度したら停止します
これはズーマーのキャブ車と同じですね

セルモーターを回すとスムーズにエンジンが掛かります

そのままエンジンを掛けて様子を見ましたが調子が良さそうです