宮沢りえとBMW

ららぽーと横浜にあるTOHOシネマズで映画「紙の月」を観てきました。

かいつまんで言うと、宮沢りえが銀行の外交員の契約社員役で浮気相手の大学生との享楽のために顧客の預金を横領する、という角田光代原作を映画化したものなのですが、女性が一線を超えてカタストロフィに向かって一気に突き進んで行くというストーリーは「8月の蝉」「八日目の蝉」にも共通するテーマです。

で、この映画にはBMWが何度か登場するのですが、映画の時代背景が1994年～1995年ということもあり、5シリーズもE34が登場しています。丸目4灯のヘッドライトも四角いリアコンビネーションライトも懐かしい。当時は5シリーズは庶民には手の届かない高嶺の花的存在でしたが、映画でも裕福さを表すキーワードとして描かれています。クラウンでもメルセデスでもないところがミソ。

しかし年を重ねてもスクリーンアップに耐えられる宮沢りえの美しさ！（1973年生なんですね）そしてラストで古参女性行員役の小林聡美（キミちゃん）と宮沢りえとのバトルは見応えアリです。

平日のゴミゴミしていないシネコンの大きなスクリーンでゆったり映画鑑賞というのも、たまには良いものですね。(^^)