前回の走行でスパ西浦の走行ラインをほぼ1周丸々大幅変更してみました
そこで新旧のラインを比較してみようと思います
かなり長くなるので暇な方だけよければ🙇♂️
見比べやすいようにYouTubeの比較動画もアップしてみました
上が新で下が旧のラインです
タイミングは計測ラインで揃えてあります
個々の車載動画については過去動画探してもらうとあります
タイムとしては新ライン56″534、旧ライン56″548でほぼ同タイムです
タイムだけ見ると変わらない感じですが
旧ラインは走り慣れてる上にフレッシュタイヤ。
新ラインは大幅変更して初めての周でタイヤ終わりかけです。
それでほぼ同タイムなら新ラインかなり期待できそう✨️

まずは最終コーナーからの立ち上がり
これは比較動画だとシフトが映っていないのでわかりにくいのですが旧は3速立ち上がりで新は4速立ち上がりに変えました
普通に考えると4速は無しなイメージだと思いますがZC33Sは低速トルクがあるので意外といけてしまったりします
3速だとアクセルの調節が入るのでどうせ踏めないなら4速でいってシフトチェンジのロスを減らそうという感じです
ただし最終コーナー手前のライン取りにコツがいります

1コーナー進入あたりの画像ですが右側の100mの看板の位置が違うので最高速は4速立ち上がりの方が出ていて速いと思います
ロガー使っていないのでこんなアナログな比較になりますが💦
これ3速立ち上がりと4速立ち上がり何回かタイムの比較したのですがタイム的に4速立ち上がりの方が0.1秒タイムアップする感じです
その後の1コーナー進入は新旧同じです

次に2コーナーです
旧はボトムスピード重視でクリップを少し外して走っていたのですが、新ではボトムスピードを少し落としてクリップにもう少し付くようにしました
本当はもう少しインベタでいく予定でしたがタイヤのグリップが落ちていて若干オーバーランしてます💦
そうすることで旧では車の向きがアウト側に向いていたのが新では向きが変わり進行方向向いています
画像を見るとフロントの窓枠の左に新の方だけ縁石が映ってます
アウトに膨らむより進行方向向いている方が前に進む加速してくれます

3コーナー
旧はボトムスピード重視でクリップを少し外しているのとボトムスピードが高すぎてアウト側がはみ出しそうなのでアクセルオフの調節が入ってしまってます
新はボトムスピードを若干落としてしっかりクリップ付くようにしました
ボトムスピードは若干落ちますが無理なく向きが変わりアクセルもオフの調節なしで踏み続けれるのでコーナー立ち上がりの速度の乗りに違いが出てきます

4コーナーです
ここかなり変えました
画像ではわかりにくいですが、旧は距離優先でコース幅の真ん中あたりからアプローチしていましたが新は左めいいっぱい寄ってからアプローチ開始しています
ここは距離を取るのかコーナーの平均速度を上げるのか悩ましいところです
旧のラインは体感的にも苦しく速度落ちすぎかな?という感覚がありました
新のアウトいっぱいから行くとけっこう速い速度をキープしながら曲がれたので有効なラインな感じがします
まだ新ライン慣れておらず目測を見誤りハンドルを早めに1回切って2度切りみたいになっています
慣れて1発で合わせれたらもっと速く曲がれそうです

第一ヘアピン
ここも大きく変えました
旧では距離優先でコース幅の真ん中より少し右寄りからアプローチしていましたが左めいいっぱい寄せてからのアプローチに変更しました
アウトめいいっぱい寄せることで距離が増えてタイムロスにはなるのですがこの後の第1ヘアピン~第2ヘアピン間の走らせ方に大きく影響が出るのでここで余分に距離走ったロス分は次のコーナーで取り戻そうという感じです

第1ヘアピン立ち上がり
ここで第1ヘアピン入口の走行ラインが効いてきます
イン寄りから進入していた旧ラインではここの立ち上がりでアウト寄りになり次の第2コーナーへのアプローチをイン寄りから行うかアウトに振って距離増やしてしまうかになります
それに対して第1ヘアピンをアウトいっぱいから進入した新のラインでは第1ヘアピン立ち上がでアウトに膨らまずに真ん中あたりで立ち上がれます

そうすると次の第2ヘアピンまで無駄に距離を走らずにラクに曲がれるな真ん中か少し右寄りあたりからアプローチができます

こんな感じで第2ヘアピンクリップでの向きが大きく違ってきます

第2ヘアピン立ち上がり
旧の小回りラインではクリップから一気にアウトに膨らんで前に進む加速がロスしてる感じ
新のラインでは第2ヘアピンのクリップの時点で向きが進行方向にかなり変わっているので前に進む加速をしながら立ち上がれる
次の緩い右コーナーはアウトに振るメリットがあまりないので新旧ラインどちらもアウト寄りに立ち上がりますが横に膨らむか斜め前に加速しながらアウトに寄っていくかで違いが出てきます
ここから最終コーナーまでは新旧走り方変わらずです
かなり長くなりましたが自分なりに考えていたのはこんな感じです
全体的に今でタイヤの限界で突っ込んで無理に曲げていたのを曲がりやすく立ち上がり重視に変更した感じです
ちなみに第1コーナー進入時は新ラインの方が速かったのに最終的にタイムがほぼ一緒になったのは単純にタイヤのグリップ力の違いがあります
タイヤのグリップの影響の少ないホームストレートではリード出来たもののグリップが必要な区間に入ってどんどん追いつかれています
今回使用したA050G/Sですと新品に近いフレッシュと溝なくなってきた終わりがけでは今まで使用した経験上スパ西浦くらいのミニサーキットでタイム的に0.3~0.5秒くらいの違いは出てきます
実際に走った感触もタイヤ終わりかけの新ラインの方ではあきらかにタイヤのグリップ力の低下を感じました
タイヤが終わりかけというのもあり今回の新ラインは微更新でしたが来シーズンに向けて1度試せたのは自分の中で収穫が大きかったです
ただ車両の条件によっても変わってくると思うので一概に今回変更した新しい走り方が必ずしも正解とは限らないとは思います