TKCOMさんのブログで、LEDバルブの照度と熱だれに関して書かれていたのを拝見して、私が使っているLEDバルブはどうなんだろう?ということで測ってみました。
ただし、TKCOMさんのような計測機器は持っていませんので、スマホにAndroidアプリを入れて照度を計測しました。
電源はそこいらにあったPC関係の機器に付属していた12V/1.5AのACアダプタを使い、測定距離はTKCOMさんと合わせて1.5m離れたところから5分間計、開始時と5分後の数値をとっています。
点灯直後は、突入電流で一瞬明るくなると思いますので、それは測定値とせず、安定した数値になったところを採用しています。
TKCOMさんの測定環境と比較するとかなりプアな環境ですので、正確性はかなり劣ります。
数値は参考程度に読み、細かいツッコミはご容赦下さい。
また、温度や電流は計測して(というか、出来て)ませんので、あしからず。
と思っていましたが・・・測定後というか、だいぶ記事をまとめた後に大きな測定環境の違いに気づきました。( ̄□ ̄;)
TKCOMさんは、リアハウジングのウインカーに装着した状態、私はバルブ単体で計測しています。
T20以外のバルブも計測していますので、仕方ない・・・・・・ということで(笑)
TKCOMさんの結果とは直接数字を比較できませんので、この計測結果の中だけで比較して下さい(笑^2)
アプリは”Lux Mater”というソフトです。
画面イメージはこんな感じ。
アイコン
画面イメージ
計測したLEDバルブは、現在GOLFでテール&ブレーキに使用しているT20ホワイトの2種類のバルブ、 バックランプのT15、フロントウインカーのBAY9Sに加えて、CREEのチップを12個載せたT20バルブも計測しました。
これらのバルブの頭頂部にはレンズ状のものが付いていますので、バルブのトップ方向とサイド方向の2種類を計っています。
ということで、測定結果です。
| 開始時(Lux) | 5分後(Lux) | ダウン率 |
テールランプ用T20 | | | |
サイド方向 | 52 | 46 | 88.46% |
トップ方向 | 106 | 88 | 83.02% |
| | | |
ブレーキランプ用T20 CREE16chips | | | |
サイド方向 | 65 | 46 | 70.77% |
トップ方向 | 166 | 144 | 86.75% |
| | | |
T20 CREE 7440 12chips | | | |
サイド方向 | 46 | 41 | 89.13% |
トップ方向 | 106 | 93 | 87.74% |
| | | |
バックランプ用T15 | | | |
サイド方向 | 39 | 26 | 66.67% |
トップ方向 | 46 | 31 | 67.39% |
| | | |
フロントウインカー用BAY9S | | | |
サイド方向(測定時間3分) | 49 | 46 | 93.88% |
トップ方向 | 91 | 72 | 79.12% |
それぞれの数値を見てみると、おおよそ以下の傾向が見られます。
1.横方向と頭頂方向で概ね2倍程度の差がある
レンズが照射方向を絞っているため正面の計測値が明るくなっていると推測される
2.5分後で8割程度の光量を持つものが多い
その一方で、疑問点も幾つかあります。
1.ブレーキランプ用T20 CREE 16個のサイドのダウン率がトップに比べて落ち込みが激しい(測定ミスの可能性あり?)
2.バックランプ用T15のみ、5分後のダウン率が7割弱と、他と比べて激しい
3.バックランプ用T15とフロントウインカー用BAY9Sは座金以外は見た目が酷似しているが、数値が全く異なる
3.に関しては、装着している中ではT15が突出して暗く、最初は筐体が小さいぶん熱処理が苦しいのかと思いましたが、照明部分が同一と言って良いBAY9Sはそれほど暗くなく、計測開始直後から明らかな差が有るので、載っているLEDが違うのか、パーツの基盤実装に問題があるのか、理由は不明です。
バックランプは一回あたり数十秒ほどのものなので、ダウン率が高くてもそう問題は無いかなと。
テールランプは夜間フルパワーで常時点灯しますので、ダウン率が大きいとまずいかもしれません。
ブレーキランプは同じように点きますが、テールランプの状態としてはフルパワーで常時点灯していませんので、熱だれは多少緩やかになると思われます。
長時間点灯させるものは、照度の高いものの出力を抑えてつけるほうが、熱だれや耐久時間の面では有利かもしれませんね。
フルパワーでない測定環境ってどうすれば作れるんでしょうかね?
単純に電圧を9Vにすれば75%ってわけじゃないんでしょうね。
かといって、点滅サイクルを作れるほどのスキルもありませんし、車体につけた状態で計測するのが一番賢明なのかもしれません。
なお、BAY9Sサイド方向の計測時間がひとつだけ短いのは、ワニ口クリップのような機材を持ってなく、手で押さえながら計測しましたが、熱くて持ってられなくなったもので・・・
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Posted at
2014/05/24 13:46:05