
3日連続ドラテク講座。一昨日のドラテクブログからの連載です。
第1回及び第2回はこちらw
それでは本日もドラテク講座いってみましょー!
おーじゅのドラテク講座Part③
スポーツ走行する上で身につけておきたいテクニック 【中級者編】
①人間ABS
ABSとはアンチブレーキロックシステムの略です。要するにブレーキ踏んだ時ロックする寸前で踏み込みを止めてくれる装置です。ABS付のクルマに乗って雨の日とか雪の日におもむろにブレーキペダルが壊れるぐらい床まで踏み込んだら、ブレーキペダルがガコガコガコと段階的に沈んでいくのが分かると思います。人間ABSとは、ABSをキャンセルしたり、ABSが搭載されていない車で、ブレーキロック寸前のペダルワークを身に付けて実践するテクニックです。
しかしながらこのテクは最新鋭のスポーツカーに乗られている方は必要ないかもしれません。と、言うのも現在市販されている車には、プロドライバーの人間ABSに匹敵するぐらい高性能なABSが開発・搭載されている為です。ですが悲しいかな私のS13にしても、最終型のS15にしても、『ABSがおバカ』とけなされるぐらい、ABSの性能が悪いです。それに私自身、こういうハイテク装置の性能は全く信用していないので、自分の経験と実力で最大限の危険回避を実践したいので、以前の車も今の車もABSキャンセルしています。と言うか、ハイテク装置に頼らない方が車を操っている感じがして楽しい♪(´・ω・`)b
で、実際にどうするかと言うと、ABSの付いていない車でおもむろに急ブレーキを踏みます。するとタイヤがロックします。ロックしたら緩めて、ロックしないでタイヤが回転し始めたらまた強めます。ブレーキを微調整し、ロック寸前のペダルタッチを身につけます。後はこれを普段の街乗りで危険回避で使えるようになれば本物です。雨の日に不用意に飛び出してきた車に対して急ブレーキを踏んだ時とか、普通にアンダー出ると思います。不測の事態でもパニックに陥らず落ち着いて限界ギリギリのブレーキングができて初めて人間ABSが完成したと言えるでしょう。
②サイドターン
意図的なオーバーステアを利用するテクニックです。主にジムカーナでパイロンを180°ターンして反対方向に進む時使うテクニックですが、私はサーキットでも特定のコーナーで応用していたりします。要はRの小さいコーナーをコンパクトにまとめたい時はガンガン多用しちゃえばいいんです。最速ラインからは外れてしまうかもしれませんが、他車をパスしたりレースで他車にラインをふさがれた時とか重宝します。備北では3連シケインS字後の右ヘアピンでインインインのラインを取る時使ったりしています。
これは広い駐車場などで練習できます。人の迷惑のかからない所でゆっくり練習してみるのもいいでしょう。あ、雨の日は練習するのにお勧めです。タイヤとクルマへの負担がとっても軽くなるためです。
サイドターンの練習の仕方
1. 1速吹け切るか2速で60km/hぐらいからフルブレーキ 2速の場合は1速シフトダウン
2. ブレーキ⇒ステア⇒クラッチ切る+サイド の順で操作。FF車のみサイド引く時クラッチ切らなくてよい
3. リヤがロックしてオーバーステア発生。小回り利いて小さくコンパクトに曲がれる
4. 向きを変えた後はクラッチを繋いでアクセル踏んで加速。FF車はサイド引いたままアクセルON!!
※注) FF車でサイド引いたままアクセル踏み込むとドライブシャフトに負担がかかることを覚えておきましょう
③カウンターステア(オーバーステア)
コーナーの曲がりたい方向とは逆にハンドルを切る事をカウンターステアを当てると言います。何故反対方向にハンドルを切る必要があるかと言うと、リヤタイヤがグリップの限界を超え、外側(アウト側)へスライドしている為です。この状態ではオーバーステアが発生していて、それを打ち消す為にカウンターステアを切る必要があるのです。
FR車(MR車)でコーナーの立ち上がり時にリヤタイヤがパワーに負けるとよく発生します。FF車や4WD車でも特定の中~高速コーナーの立ち上がりでリヤタイヤの粘りが不安な状態があるかもしれません。FF車・4WD車ではカウンターステアを切ると急激にそちらの方向に車の向きがもどりますが、ごくわずかにカウンターが必要な場面あると思います。(すみませんFF車4WD車のオーナーになったことないので人の車での経験でしか書けませんOTL)
オーバーステアの兆候を感じ取り、的確なカウンターステアの量で車の挙動を安定させられるように走りこみましょう。
④ライン取り
初心者のうちは、何も考えずただ単に走っているだけで楽しいでしょう。ですが、そのうちタイムが伸びていない事に頭を悩ませるはずです。直線でアクセルベタ踏みし、コーナーで減速するだけでは早く走れません。タイムを縮める為にライン取りが重要になってきます。
ぶっちゃけた話、ハンドルは真っ直ぐでどこにも切らない状態が車は一番速く走る事ができます。そして、ハンドルを切れば切るほど、車は速く走れなくなります。という事は、小さい弧よりも、大きい弧を描いた方が速く走れる事になります。
コーナーを最大限大きな弧で回るためのライン取りが、よく聞くアウト・イン・アウトです。しかしながら、サーキットに慣れていない人はなかなかできていない人が多いように感じます。コース幅一杯使って、可能な限り大きな弧を描いてクリアするように心がけましょう。
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Posted at
2006/11/07 00:47:44