
キャンピングカーの装備についてですが、もう少し続けて書こうかと思いますので、しばらくお付き合いください。
キャンピングカーの購入を考えている方が、キャンピングカーの装備で、何を悩むだろうかと考えたのですが、今日は、トイレについて書こうと思います。食事をしながら読んでおられる方は居ないと思いますが、食欲を損なう記述もあるかもしれませんので、ご注意ください。
トイレの必要性
キャンピングカーの装備で、必要か不要かで大きく分かれる装備に、トイレがあると思います。
キャンプ場にはもちろんトイレはありますし、車中泊も公共のトイレのあるところであれば、車にトイレは必要無いようにも思われます。
また、トイレは後の処理が絶対に必要です。使わなければ処理をする手間はいりません。手間が増えるのになぜ車のトイレを使うのかと、疑問に思う方も居られるかもしれません。
我が家もキャンピングカーにトイレを積んでますが、なるべく公共のトイレを利用するようにしています。それでもトイレを積んでいるには、それなりに訳があります。
トイレが必要な理由
あくまで我が家の理由ですが、1つには私の趣味のフライフィッシングにあります。キャンピングカーで渓流に行かなくても良いのですが、前の日に出て川の近くで車中泊すると、朝早く起きなくていいので朝が楽です。そんな使い方をした場合、もちろん川の近くに公共のトイレはありませんので、キャンピングカーのトイレを利用することになります。
2つ目が一番の理由ですが、子供がいつでもトイレに行ける為です。
今は子供も少し大きくなったので、突然トイレに行きたいと言うことはありませんが、小さなお子さんの居られる家庭では、子供のトイレで困った事があるという方も多いと思います。高速道路でトイレに行きたいと言い出して、慌てて近くのインターで降り、高速道路の事務所でトイレを借りた事もあります。うちは2人とも娘なので、道の横に止めて、と言う訳にもいきません。
キャンピングカーを購入した理由の一つには、トイレが付いていた事もあります。
トイレの種類
キャンピングカーのトイレの種類には、
マリントイレ

、
カセットトイレポータプルトイレ

、
ポータプルトイレカセットトイレ

、などがあります。
今のキャンピングカーには元々マリントイレが付いていました。車体の下にブラックタンクと呼ばれるタンクがあり、汚物はそのタンクに落とします。マリントイレの場合、ブラックタンクの汚物はセワホースというホースで、下水のマンホールに流します。ホースをつないでレバーを引くだけで汚物を捨てることが出来ます。
容量が大きいのは良いのですが、下水のマンホールの位置によってはセワホースで捨てることが難しい場合もあります。
うちの場合もセワホースが短かったことと、マンホールの位置の関係で難しいく、
マリントイレは取外してポータプルトイレを積んでいます。
ポータプルトイレは容量が少ないので、家族4人で使用すると、3日くらいで一杯になる場合もあります。汚物は下水のマンホールに捨てることも出来ますし、汚物タンクを家に持ち込み、汚物を家のトイレに流すことも出来ます。キャンピングカーに取り付け工事は必要ありません。
うちの子供が小さいときは、マリントイレとカセットトイレは座る高さが高いのと、便座の穴が大きいので怖がって一人では出来ませんでしたが、ポータプルトイレにしてから一人で出来るようになりました。大人には座る高さが低いので、高さは調整する必要があるかもしれません。
前車のキャンピングカーには、カセットトイレが付いていました。カセットトイレの汚物タンクは、車体外のハッチからタンクごと引き出すことが出来ます。汚物は下水のマンホールに捨てることも出来ますし、家のトイレに流すことが出来ます。
住宅環境の都合上、国産キャンピングカーでは、カセットトイレかポータプルトイレが多いと思います。
トイレの準備
まずトイレを使用する前には、汚物タンクの中に
消臭剤
と水を入れておきます。水が少ないと、帰ったときに汚物が解けていない場合もあります。カセットトイレとポータプルトイレには、流す水を入れるタンクもありますので、出かける前には水を入れておきます。流す水のタンクに入れる
洗浄剤
もあります。
消臭剤と洗浄剤は、専用のものがキャンピングカーの用品を扱っているお店で売っています。介護用品を扱っているお店にもあるようです。
トイレットペーパーは解けやすい専用の
トイレットペーパー
も売っていますが、私は家で使っている普通のトイレットペーパーをそのままキャンピングカーで使っています。いままで特に問題ありません。
トイレの使用方法
実際に使用するときのお作法はいろいろあると思います。汚物を下に落としてから水を流す流、水を流してから一緒に落とす流、最初に水を溜めてからおこなう流、トイレットペーパーで座布団をひいてからする流、などなどあるかと思います。
うちでは作法にはこだわっていませんが、トイレットペーパーがくっ付いて流れない場合は、もう一度水を溜めてから一気に流すようにしています。
トイレの処理
お出かけから帰ったら、早めに汚物を下水のマンホールか、家のトイレに流してください。長く置いておくとタンク内の汚れが落ちにくくなります。
私は汚物を捨てた後、タンクの中を数回濯いでトイレに捨てています。
汚物タンクを道の駅などの公共のトイレで処理するのはやめてください。夜に捨てるのはOKだとか、勝手なルールを作るのもやめてください。汚物タンクを洗面台で洗うなどという、キャンピングカーが出入り禁止になりそうな行為は絶対にやめてください。
長距離旅行の再に困った場合は、ガソリンスタンドで給油のついでに聞いてみてください。
下水のマンホールに捨てるには、
マンホール用 開閉取手
などを積んでおくと便利だと思います。
我が家の使用方法
ポータプルトイレは容量が少ないので、なるべく公共のトイレを利用するようにしていますが、それでも子供がトイレに行きたいと言う時に、トイレを探すのが面倒で、キャンピングカーのトイレを使用させる事もあります。
また、公共のトイレがどこもきれいに掃除されてあるとはかぎりません。公共のトイレにトイレットペーパーが無かったり、掃除されてないトイレでは、娘が「無理」と言って帰ってくる場合もあります。
夜キャンピングカーで寝るときは、いつもパジャマに着替えるので、夜はキャンピングカーのトイレを利用します。近くに公共のトイレがあっても、外が寒い場合はキャンピングカーのトイレを利用する場合もあります。
最後に
トイレは無くてもなんとかなるとは思います。ですが有るととても便利な設備です。ポータプルトイレなら必要なくなれば降ろせば良い訳ですし、費用もカセットトイレほどは高くありません。お子さんの居られる家庭では、検討してみてください。
長文にもかかわらず、最後までお読み頂き有難うございます。キャンピングカーの購入をお考えの方に、多少でもお役に立てれば幸いです。
追記
カセットトイレとポータプルトイレの記載が間違っておりましたので、訂正させていただきました。
m(_ _)m
次に何を書くかまだ決めてませんので、希望がありましら、コメントにてお願いいたします。私の乏しい知識と、我が家の使い方でよければ書かせていただきます。