こんにちは、シノピーです。
少しだけ更新を遅らせてしまいましたが、この後もブログにお付き合いください。
1998年、今から20年前のことになりますが、この時期の秋に自ら好意のジャンル、軽自動車にて二度目の新規格化改正が行われ、フルモデルチェンジを行った各メーカーごとの車種は普通乗用機種と同じ安全衝突基準を採用するとともに車体面が大型化していきました。
その中で生み出された新型軽自動車を今回、記事ネタとして取り上げたいと思いますが、各メーカーごとから生み出された新型軽自動車のうち、唯一残っているのはスバルプレオのみ(現・ダイハツミラOEM)となっています。
【ダイハツ】
〇 テリオスキッド
小型クロスカントリー4WDであるテリオスの全長、全幅を軽規格内に収め、搭載エンジンも660ccに変更した軽5ドアSUVモデル機種です。親元のテリオスが平成17年に生産終了後、平成24年まで約14年間生産されましたが、キャストアクティバがテリオスキッドの後継コンセプトであることは言うまでもないでしょう。
搭載エンジン機種は全車ターボエンジンユニット、ノンインクラEF-DEM型とインクラEF-DET型の3気筒ツインカム12バルブEFIをフルタイム4WDとして組み合わせています。
【スズキ】
〇 Kei
セダンとSUVの間の新しいタイプ(いわゆるクロスオーバーSUV)となる新感覚の軽自動車として開発され、軽自動車規格改定と同時に発売開始。乗り降りしやすく視界も良いヒップポイント(座面高)を採用したパッケージを持ち、一般的な機械式立体駐車場の制限車高である1,550 mmを基準としたセミトールスタイルと大径タイヤが特徴で、最低地上高を高くとり、悪路走破性を高めていた。
搭載エンジン機種は自然吸気NAとターボの2機種をもつF6A型3気筒エンジンユニット、3種類が用意され、DOHC12バルブ自然吸気NAと、SOHC6バルブSiターボ、DOHC12バルブインタークーラー付ターボが用意され、FWD前輪駆動とフルタイム4WDの駆動方式を用いています。
【ホンダ】
〇 Z660
SUV型4WD機種として名義自体を復活させて発売開始。同社「ホンダ」のアクティバン/ストリート
4WDモデル機種の駆動方式を流用しつつも、4段オートマチックと組み合わせてはEF型シビックからコンポーネンツを流用しデフを省いて「90°向きを変えて」搭載しドライブシャフトの替わりにプロペラシャフトを取付けていた。
搭載エンジン機種はE07Z型3気筒SOHC、自然吸気NAとターボのエンジンユニットが用意された。
【富士重工業】
〇 プレオ
ハッチバック型タイプ機種であるヴィヴィオの後継機種として登場、この当時に軽自動車の主流は従来型のセダンからユーティリティ重視のトールワゴンに移行しつつあったため、これを受けての発売開始でした。独立したボンネットをもつフォルムとレガシィツーリングワゴンに似た6ライトのウインドウグラフィックが特徴のトール型ワゴンスタイルとなり、企業規模の小ささから他社のように車種を造り分ける余裕がなく、さらにヴィヴィオの後継車であるため、全高は一般的な軽トールワゴンより低めの1,575mm(ルーフレール装着車は1,625mm)となっている。
搭載エンジン機種はEN07型4気筒、SOHCマイルドチャージとスーパーチャージャー、そしてDOHCインタークーラー付スーパーチャージャーの3タイプが用意されていました。
【三菱自動車】
〇 トッポBJ
ミニカシリーズからの独立モデル機種として登場、スズキワゴンRのヒットにより、他社でも類似車種(ダイハツムーヴ、ホンダライフ)を発売するに至り、軽自動車規格改正に際しての発売開始だった。
5ドアトール型ワゴンながらも、先代のミニカトッポ同様、室内のフロア高と全席の座面高が元となったミニカと全く同じで、室内高のみが高い設定となり、全高は最大で1,790mmと、ミニカトッポ同様、今日の「軽スーパーハイトワゴン」の先駆けでもあった。
搭載エンジン機種は3G83型3気筒SOHCリーンバーンMVVと4A30型4気筒DOHC20バルブインタークーラー付ターボの2機種である。
Posted at 2018/03/25 17:24:05 | |
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