国道8号線。またお世話になります。
新潟、糸魚川にある天嶮・親不知。
結構有名なところなのでご存知の方もおおいかと思います。
今回は白馬でのスノーボードのついでに親不知へ寄り道してきました。
昔は交通の難所で本当に大変だったらしいのですが
今は鉄道、高速道路もできてすいすい通り過ぎることが出来ます。
でも、国道8号線はいまでも割と難所になってる感じです。
狭いロックシェード内のカーブで対向車とすれ違うときは注意して走行してください・・・。
さて、親不知はただ絶壁の難所っていうだけでなく
鉄道遺産。廃線の跡もそっちの人たちに人気があって
どちらかというとわたしもそちら側に近いんです。
とはいえ季節は冬。雪に閉ざされた道を抉じ開けるのはさすがに・・・
というわけで手軽にだれでも楽しめる場所で手を打ちました。
「親不知コミュニティロード」 というところで
旧道だったところをある程度整備して遊歩道として運営している場所があるんです。
ここなら比較的簡単に親不知の歴史、険しさを見ることができます。
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親不知観光ホテルの下に駐車場があり、数台とめれます。トイレもあります。
日陰になってこの時期はカッチカチになってますがそれでもありがたい。
まず出発前に準備・・・カメラや水。いつもの冒険セットと・・・
一応熊鈴と杖持ってこう。
あんないされるがまますすむ。階段もカッチカチ。
階段を登ってすこしあるくとすぐにすばらしい景色が・・・
ロックシェードすごい・・・
ほんとに・・・恐ろしい道だ・・・今見ているのは新潟方面です('ω`;
歩いてくと東屋が見えてきます。ここはすごくにきれいにみえるので
撮影スポッツですね。
富山方面もこんな感じ。にょえー・・・
そして東屋の横にツェペリさんが居ます。
・・・本当はウォルター・ウェストンさんです。
結構有名な方です。興味のある方は調べてみてくださいね。
座ったままの格好でこっちに飛んでくることはないので。
さて、富山方面へもうすこし歩いてみます。おお、かっこいい橋!
海を見ながら崖を見ながら自然の強さを感じて前へすすんでくと看板があった。
詳細は写真の通りです!如砥如矢!!!
「とのごとく やのごとし」!
あ、壁に彫ってあるんだ。見上げるとちょっと高いところに書いてあります。
で、ここまでは観光地って感じですすんでたんですけど・・・
ここでコミュニティロードは終わりらしい。
ここから先はしらねーよって感じの除雪。でも、足跡が続いてる、
一応遊歩道だから通っていいのかな?さきにすすんでみました。
うおー・・・こりゃあ道作るの大変だったろうな・・・
そう思いながらすすんでいったのですが
ついに、先人の足跡もここで引きかえしたらしい。
・・・で、両脇にちょっと気になる足跡も
・・・少なくとも、人間の足跡じゃないな
足の裏が4つに分かれてる2足歩行の動物・・・?
いや、そんなの居ないはず。
4本足の小動物・・・?
(あとでしらべたら山うさぎっぽい?でも現場ではそれがわからず・・・)
念のため・・・熊鈴、鳴らしとくか
カランカラ・・・と熊鈴を取り出して、先人の足跡を越えて新雪の道を歩き出す
動物の足跡はずっと続いてる。やっぱちょっと怖いな・・・
熊は・・・いたとしても冬眠だと思うけど
熊以外にも動物はいっぱい居る・・・
遊歩道とはいえさすがに~
ガサガサ・・・ガサ・・・
山側の柵から動く音が聞こえた!
石や雪じゃない、生き物の動く音だ
・・・何が居る・・・?場合によっては・・・
カバンに刺していた杖を構える(いや、杖でどうにかなるわけでないだろうけど('A`;)
「クゲー!クゲー!!!」(確かこんな感じだった)
鳥・・・!?が・・・1、2・・・3羽!
鈴と人間に驚いたのか騒ぎながらうろうろする3羽。
でも他には居ない、大丈夫。
この鳥、尻尾が長くて黒と黄褐色・・・雷鳥?
なわけないか、キジのメス・・・か?
写真に収めれないかと思ったがなかなかの保護色で位置がつかめず断念。
おどかしちゃってごめんよ・・・
ちょっとこっちもびっくりしたけどもう少し先へ
こっちの緊張をよそに小さな足跡の主はガードレールの先を行ったり来たり
はしゃいでるなー
雪をバサバサしながらカーブをすすむと休工中の現場が
一応路面の手入れとかしてるのかな
人は居ない。足跡もないし当然か
小さな足跡の主はこの先へむかったみたい
だけど・・・
さすがにこれ以上は進む気にはなれず、わたしはここで引きかえした。
まったく日が当たらない・・・さむいけど・・・きれいな海
しずかで、きれいな海を眺めながら鳥さんの縄張りを通過。
そして除雪された道まで戻ってきた。
ツェペリさんただいま。
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うむ。
というわけで「如砥如矢」までが気軽に行ける観光スポットです!
ほんとはあのまま進めば現道とつながってるはずだったんだけど(゚д゚;
どのみちもどってくるのにも時間がかかるので
やっぱり「如砥如矢」までがいいかもしれません。
もし、国道8号線を使って親不知区間を越えるのでしたら
ぜひ一度天嶮をご覧になってはいかがでしょうか・・・。
しかし、日が当たらないからほんとにカッチカチで数回転びそうになったよ・・・。