エンジンマウント交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ODO:93,588km
エンジンマウントを交換に初挑戦。作業時間約2時間半。
効果としてはエンジン始動から発生する振動の減少による居住性改善、アクセルレスポンスの向上、シフトフィールの改善などでした。
尚、取り扱う一部のボルトナットは交換推奨となっており、対象の製品は全て新品に交換しました。
お世話になっているディーラーでの施工見積もりではマウントに加えトルクロッドの部品代約¥17000含めて¥48000くらいでした。色々検索しているうちに諸先輩方の情報を見つけ、自分でも出来そうだったので挑戦してみました。
先人達に感謝申し上げます。
必要な道具
14mm六角ディープソケット
(マウントのナットを外すために必須)
ジャッキ
(エンジンを下から支えるため必須)
エクステンション 連結で35cmくらい
(作業スペースが狭いためないとキツイ)
あったらいい道具
インパクト(あると早い)
スピンナーハンドル(最初の緩め一発目が硬い)
トルクレンチ(エンジンマウント55Nm)
2
マウントを外すとエンジンが垂れ下がるため下から支えます。
場所はこの辺でいいのかしら…?
とにかく左側重心が支持できれば良かったので丈夫そうなここで。
3
バッテリーを外します。
端子 - → + の順で。
バッテリーステーは落とさないように気をつけます。
左のエンジンマウントはバッテリーケースの奥にあります。
4
バッテリーケースは3箇所の12mmボルトナットで留まっています。
左側にはケーブル結束バンドが固定してありますのでこれも外します。
下に映るボルトは緩み留めが塗ってあるっぽいです。
5
結束バンドの留め具は10mmソケットで押せば外しやすい。
奥側はソケットが入らないので結局ラジオペンチがいるんだけども!
6
ケースを撤去したらエンジンマウントが露わになります。
6箇所の14mmボルトナットを緩めます。
緩める過程でジャッキによりテンションがフリーになる程度に支持できているか確認しておくとマウントを着脱しやすいです。
7
マウントブラケットのナットが突き出ているので14mmディープソケットが必要です。
スパナでは流石に硬くてどうにもならないと思います。
8
作業スペースが狭いのでエクステンションを駆使します。
9
スピンナーハンドルを使いましたが、舐めないようにきちんと当てがいながら慎重にトルクをかけました。
10
助手席に近いボルトはケーブルの隙間から真っ直ぐアプローチできます。
左側マウントはボルトナットさえ外してジャッキでフリーに出来ていればスムーズに外れます。
11
左が新品、右が既設。
既設の方は亀裂(赤丸)が入り、脚になる部分が短縮し、ブッシュ頭頂部とブラケットに隙間があり、外力により容易にグラグラします。
一方新品の方は多少押したくらいではびくともしません。
12
新しいマウントを設置して仮締め→ジャッキダウン→本締め(55Nm)
バッテリーケースと結束バンドなどを元の状態に戻します。
13
次は右側のマウントです。(青矢印を操作したい)
こちらはなかなか入り組んでいて、エアコンホースとの兼ね合いでヘッドライトを外さない場合、着脱時に知恵の輪する必要があります。
また、画像左下のボルトヘッドライトユニットと非常に近いのでユニットをやや圧迫します。
また、ジャッキポイントが同じだと見事にエンジンが傾いてマウントからテンションが抜けなかったので、ジャッキ位置をオイルパンに変更しました。
傷めないように慎重にジャッキをかけました。
14
マウントにアプローチするためにヒューズボックスを外します。(オレンジ丸 12mm)
ボルトが緩んだらボックス背面にあるツメを操作して上に引き抜きます。
また、マウントにアースが設置してあるっぽいのでこれも外します。(青丸 10mm)
エアコンホースのボルトも緩めておきましたが、根本がアルミパイプのため融通はあまり利かないかもしれません。(緑丸 12mm)
15
ヒューズボックスが取れたら左マウントと同じ手順でボルトナットを外します。
16
エンジン側の長いボルトを交わしたら最終的にこの角度にすれば出し入れできます。
17
右ブッシュは亀裂は見えませんでしたが短縮しており、やはりブラケットとの空間が空いていました。
18
元戻しは逆の手順を追い左と同様に。
エンジンをかけて異音などが無いか確認したら試走!
予防整備が目的でしたが、思いの外効果があり、驚きです。
19
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 振動緩和 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク