
続けざまですが、EV入門編その⑭
先ほど、バッテリーメーカーについて、そしてEQEにとってもネガティブな話を記しましたが、バランスをとって(笑)
EQEのバッテリー、いや電費というか、この酷暑の中、すこぶる快調です。
ですから私のはCATL製のような気がするんですよね~。今の時点、希望的観測ですが(笑)
先日「EVは気温38度で、30%バッテリーが減る」みたいな内容のアメリカ発の記事も見かけましたが、調査対象にはテスラや日産リーフが入ってました。テスラが入って?と思います。またあのメーカーの工作?(笑)
リーフってモデルによってバッテリー冷却が「空冷」だったような・・。これではバッテリー性能落ちますわな。
液冷の場合、ジャガー合わせるとEVでもう4回目の夏での体感として「日本の夏位なら問題ない」という結論に達しています。
下記は、みんカラでは91%位から追ってますが、「86%までのあなたの乗り方で逆算すると、残り航続距離は618km。最大は725kmですよ」と。

みん友の方のテスラモデル3や日産リーフの1kW/hあたり8km台~10kmには及びませんが、酷暑でも概ね6km程度は出ており、エコモードならもっと良い数字が出ると思います。下記記事を見ても、下道~高速で概ね5.6km/kWh(無給電で500kmちょい)。体感として、遠からずの数字です。
メルセデス・ベンツ『EQE 350+』で東北一周1300km【後編】東北の急速充電ネットワークは思った以上に進化していた!
後半戦は622km走行、平均電費は5.6km/kWhでした。
~中略~
実は現在、EQE 350+の中古車価格を調べてみると、乗り出し650万円という個体がいくつも発見できます。EQEの中古車、結構お買い得かもしれません。
ポイントは最後の文ですね。1,000万以上の車なら冬も夏も性能劣化を気にしなくても良く、1回で600km走れるのは、当たり前だろ?って。確かに。

この買い方でも、759万円。それに、下取り額を次の車の頭金にできません。下世話な話ですが、
私は既にこの地獄にはまっています(笑) まぁ、1台、5年乗るとしてあと、4,5回でしょうし、最後は「車返却」と「免許返納」でしょうから、もうこの買い方で良いでしょう。
しかし、上記記事にあるように、1年落ちの乗り出し650万円なら、買い方によっては、5年後の下取り額がたとえ200万でも次の車の頭金にもなります。1年落ち位の車なら保証は4年も残っていますし、バッテリーは先ほども記しましたが、10年25万キロ保証です。ディーラーものを手にできれば、家に充電設備が無くとも充電は1年無料ですし。オイル交換等、メンテナンスも必要ない。ですから、以前記しましたが、ディーラーからの試乗車、代車の一斉放出で、半年落ちで500万円台で叩き売られていたのを見た時、私みたいに早まった人は涙が出たと思いますよ😢
さて、標題にお金の話アレコレと書きながら、世間の反応を見ていると費用について誤解が多い内容を記しておきます。タイヤ費用やブレーキ費用は・・どこかで記しました。
①充電器設置費用が何十万もする。
→通常、自腹でも10万以内でOK。今回のBYDの35万円分の費用もちますキャンペーンではないですが、アウディとか他のメーカーでも設置費用無料、みたいなのを結構やっています。
②EVは自動車保険料がバカ高い
→私の保険会社の場合、7シリーズよりは安い。車両保険1,000万円上限入れても年間5万5千円。運転者限定、最大割引き等級ですが。
③EVはギガキャスト製法だからぶつけたら大変。車両保険料バカ高い
→EQE乗りの方は事故率が低いのでしょう(笑)BMW7シリーズの時よりも安いです。車両保険入れてトータルで5万円台は、このクラスなら多分安いと思います。ギガキャスト製法により破損時の修理費用ガー・・こればかりは、テスラの人の車両保険料がどうか?知りたいですね。どのみち、トヨタなどもこの製法で行くらしいです。
④壊れたら高い。
→③と似ていますが、EVは通常の車の3年に比べ、大抵5年保証です。BMWだけはEVも3年保証で5年保証は追加費用必要らしいですが。5年はなにが壊れても無料。経験上、ライトとかシステムとか、エアサスとか壊れるなら大抵3年で不具合でますから、5年お金かからないなら十分安心でしょう。
⑤リサイクル費用バカ高い
→エアバック込み処理費用込みで24,840円 通常じゃね?
⑥メンテナンス費用がバカ高い
→EQケアが5年。この間は整備費用ない。ですから、「エンジンオイルやミッションギアオイル交換とかほとんどメンテナンスないから、EVの客は儲からないでしょ?」と思わずディーラーに聞いてしまった(笑)したら「EVはこちらサイドとしてメンテナンスに時間かかりませんし、それに診た分はメーカーからしっかりインセンティブいただいていますから」とのこと
⑦下取り費用がない
→高くはないのは事実。しかし「無い」は言い過ぎ。上記、クローズドエンドで、5年後40%残ってね?BYDもそういうプランありますし。メルセデスベンツなんて、ゲレバー以外はみんなそんな感じだと思います。ただ、事実として、日本では、充電に苦労なく持てる環境の人が50%位しかいません。自宅に充電環境ない50%の人にとっては、EV所有はデメリットあります。また、EV以前にセダンも人気がない。メルセデスEQEとEQSのディーラー車一斉放出時の大暴落は、そんな事実の中起こった奇跡です(笑)
⑧EQEのバッテリー10年25万キロ保証(一般的に8年16万キロ)って言っても、保証切れたらバッテリー交換はべらぼうに高いでしょ?
→これ、8年保証が切れた、9年落ち位のテスラモデルSで、「バッテリーに不具合があり、バッテリー交換を頼んだら230万円でしたと」いうやつが元ネタです。1ドル150円として、15,000ドル位でしょうかね。
テスラの本国サイトを見るとバッテリー交換は5,000ドル~15,000ドルになっていますから、モデルSなんて1万5000ドル(230万円)の方でしょう。
しかし、売れ筋のモデル3や、モデルYだと8年後不具合出ても5000ドル(75万円)でしょうから、230万ガーと言うのはないですね。
ただ、9年目にエンジンのオーバーホールするような車はあまりないですから、余計な出費は確かです。何度か記していますが、今、バッテリー製造の最前線は1ワット=6円の戦いです。EQEを例に取ると、今の値段で下げ止まっても90kW/hなら54万円でメーカーに卸される。メーカーが手間賃など客から倍を取っても108万。10年、25万キロ以降に、108万でバッテリーがよみがえり、また10年乗り続けるならありじゃないかと。(ショックアブソーバーとは経年変化はガソリン車と一緒ですがね)
Posted at 2024/08/19 20:30:58 | |
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