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2025年06月06日 イイね!

縮小する日本社会

縮小する日本社会休日なのに文章長い、おまけに説教くさい内容ご容赦(笑)

現時点でEVユーザーの私個人にはほとんど関係ないことですが、ガソリン補助金とガソリン価格について、ニッセイ基礎研究所がガソリン価格はリッター160円あたりに戻ってくる、と予測しているので備忘録として。

我が国のガソリンの価格抑制に対する補助金は2022年1月から始まり2024年度は累計8兆1,719億円の補助金を投入。これまでに総額で15兆円を超える予算が投じられてきました。
そしてお米同様。選挙前ということもあるのでしょうが、現状ガソリン価格は政府補助によりリッター10円を下げています。
↓これ、ニッセイ基礎研究所の最新資料(6月2日時点)がわかりやすいですけど、実は補助なしでも170円前半に落ちてきています
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今後の価格を予測するには、↓このマトリクスがわかりやすいですが、今日の数値から見ると、原油1バレルあたり63ドル。円も140円台前半ですから、ガソリン価格は167円~172円の間におさまるはずです。
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血税15兆円も注ぎこんだので、上記の図のとおり補助金無ければリッター200円超えの時もあったので、個人、法人ともそれなりに恩恵あったのかもしれませんが、これって、どれだけの恩恵がある(あった)のでしょう?
年間かなりの距離を走る大型車。それを沢山揃える運送会社への影響は割愛し、個人に絞りますと、
日産自動車のHPによれば、一般社団法人日本自動車工業会が公表している年間の走行距離は、4,440km。一方、ソニー損保調べでは2024年は年間6,972km。乖離があるので、間をとって5,706kmとしましょうか。
国土交通省の資料(2024年3月)によれば、日本を走る輸入・国産・軽自動車全てを含む乗用車の平均燃費は19.4km(WLTC)。JC08モードよりは実態に近いのでしょうが、さらに甘めに2割減として15.52kmの燃費。
すると年間449リッターのガソリンが必要であり、リッター10円の補助金では4,490円ですかね。月割りで374円。ピークは2022年1~4月がリッター25円。5月~12ヶ月の35円(ですが年間ではない)ですから、3,741円+10290円=14,031円なので、まぁ、2022年はガソリン補助金の恩恵をそれなりに感じることができたのかもしれません。
地方だと足がない、だから年金生活者へのガソリン補助金、過疎地のガソリンスタンド維持(今年は1100億円)、となるわけですけど、これも、例えば、ドイツでは「道路の維持は決して安価ではない」として平均年収850万円で月額たったの9ユーロ(約1400円)でローカル列車や地下鉄、バス、トラムを含むドイツ全土の交通機関の乗り放題パスを発売しています。鉄道には道路を上回る予算額が配分され、今後は廃止路線を復活させる計画も進められているようです。地方での鉄道路線の廃線が進む日本とは対照的ですね。

日本の最新のガソリン価格は、1.24ドル。178円。ドイツのガソリン価格(平均年収850万円)は1.97ドル。今日は1ドル143.77円ですので、リッターあたり283円ですね。フランスは284円。ちな、アメリカは119円。中国も119円。ロシアは109円。サウジアラビアが89円。お隣韓国も一時はリッターあたり200円超えていましたが、今は170円です。
足元の対策は必要だったと思いますがピークだった2022年限りの補助金だったのではないかと思います。中国も所得に対してはガソリン高いですし、ドイツのようにあらゆるエネルギー価格が高騰すると、知恵を絞りますよね。日本はあれもそれもこれも、バブル期の夢や忘れられない老人たちを中心に未だに醒めずに、それができなかった。。

日本の地方の電車・バスを全部無料にしても、たったの(15兆円に比べてですが)7,000憶円だそうです。
この2~3年、どこの企業も農家も価格転嫁として「人件費高騰と燃料費高騰」を理由にして値上げしてきましたけど、燃料高騰なら、油種(ディーゼル、灯油)を絞っての対策はできなかったのか?物価が上がり賃金があがる事は悪い事ではないですけど、日本人大半にとっては目先だけが大事なので仕方ないですね

おまけ
電気・ガスはどうか?国民全部への直接補助となる電気・ガスへの補助金はこれまでの累計で4.6兆円が注ぎ込まれています。そして、この夏もショボいですが、下記の補助金が入ります
(1)2025年7月・9月使用分
電気料金:低圧1キロワットアワーあたり2.0円、高圧1キロワットアワーあたり1.0円
都市ガス料金:1立方メートルあたり8.0円
(2)2025年8月使用分
電気料金:低圧1キロワットアワーあたり2.4円、高圧1キロワットアワーあたり1.2円
都市ガス料金:1立方メートルあたり10.0円

平均的な使用量(電気月400キロワットアワー、都市ガス月30立方メートル)の家庭で、月額約1,040円から1,260円の負担軽減が見込まれているようです。
ガソリン補助が上記のとおり一人あたり月374円ですから、夏の間は、車所有台数、家族構成にもよりますが一家庭で月に1000〜2000円位の補助がある計算ですね。
税金で備蓄した米売ったり、2000円位の補助で票になるんだから安いもん?(笑)
戻しまして電力、ガスは、石油元売りへの補助よりはわかりやすいですし、これも、無いよりは助かりますが、お隣の韓国や、中国のように、輸出産業の電力代に傾斜配分できなかったのか?賃金という形で還元できなかったのか?と思いますが、
昨日、出生数70万人割れの衝撃(89歳の方が人口多い)をかきましたが、縮小する社会とどう向き合うのか?政治を預かる者は真剣に国民と対話する時がきていると思います。ガソリンスタンドの縮小とそれを食い止めようとして今年度は1,100憶円の予算をつぎ込む・・
もっとも国民側には今日明日の方が大事ですけど。

2019年と少し古い本ですが、もう日本はあれもそれもこれも追い求める事ができない現実と、予測ではなく絶対に、しかも歪に縮小する日本で新しい豊かさとは何か?

を問いかけている良書でした。
まだ現役世代
なのに、終の車は?などたまに書いているベースはここにあります(笑)



Posted at 2025/06/07 09:37:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 時事問題 | ビジネス/学習
2025年06月05日 イイね!

ギロッポンにて思う。それと今日はダブルおまけ(笑)

ギロッポンにて思う。それと今日はダブルおまけ(笑)お!フェラーリ。こういう車は見るだけでテンションあがりますね(笑)
・・と言う話題じゃなかった。
ここ東京ミッドタウンは、普通受電器125器、いわゆる目的地充電器が充実している施設ですが、特にEV、PHEV専用スペースというわけではないんですよね。
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充電してないんか~い(笑)
この日は仕事で、社用車のクラウンクロスオーバーで行きましたし、EQEで行ったとしても東京では充電する必要ありません。なのでモヤっとはしなかったのですが、大阪とかから東京にEVで来た人とかなら使いたいんじゃないかな、って。EV自体いませんでしたけど(笑)
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例えば、EQEなら、東京から大阪の(日帰りではない)往復なら経路充電無しで目的地充電(ホテル充電、万博の無料充電でもよし)が出来ればそれだけでOKそうです。精神衛生上念のため(笑)で浜松の150kWで往復それぞれ一回位ですかね。
なので、目的地にいる間に充電できる、目的地充電の方が重要なような気もします。
こういう東京ミッドタウンでみた風景、どっかで見たな。あ、六本木ヒルズでしたね。
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このように、後ろに普通充電器見えてますが、六本木ヒルズは239台とかなり多め。でも、充電不要の車で充電器が埋まっていたら充電したい人にとっては、モヤっとするでしょうね・・。
これ、ガソリンスタンドの給油スペース全部にEVが止まっていたら、給油にきた人はたぶんモヤっとすると思いますので(笑)
ただ、商業用の普通充電器は結構増えているようで、
日経新聞の記事ですが、商業充電設備は、普通充電器を中心に設置が進んできていますね。2024年末で6万8,000口だそうです。
EV充電器70%増の6.8万口 24年度、マンションなどに増設
2030年度目標の30万口には程遠い、とありますが、普及が62万台?日本国内で走り回っている車(乗用車)は6,197万8,954台だそうなので、1 %弱。今の台数を考えると、十分以上です。
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経済産業省のHPによると、
「国内における乗用車の平均走行距離は、平日:20km/日、休日:28km/日。
電費7km/kWhのEVで換算すると、電気の消費量は3~4kWh程度。
⇒3kWのEV充電コンセントで1時間充電すれば満たせる電力量」

62万台のうち、42万台位のご家庭に充電設備あるとして、その方々は上記のように自宅充電で十分なんですよね・・。

おまけ
ガソリンスタンド数の方は、1994年度末が60,421カ所とピークで、30年経った2024年末では29,135店舗と半減してしまっています。ただ、これはガソリンスタンドの数ですので、充電器と同じ切り口の「口数」だとどんな感じでしょうね。
例えば話題の山梨県南アルプス市のコストコは24台同時給油とありますし、セルフの大型店では軒並み10口以上はありそうです。平均はわかりませんが、8口位だとすると合計24万口となります。もっとも1店無くなると8口も減って行ってしまいますが・・。このガソリンスタンドが減っていく問題に関しては、「令和6年度補正予算 SSネットワーク維持・強化支援補助事業」として1,100憶円が計上されています。今年だけでも1,100憶円も投入するのですから、ガソリンスタンドはこれ以上減らなければいいですね(...( = =) トオイメ)

上記おまけに関連したおまけその②
「驀進中のインド」のブログを書いていてふと思ったのですが、日本における新車販売のピークは、平成の世になった1990年(平成2年)の777万7千台でした。
2024年が457万5705台(内 軽自動車155万7868台)ですから、イギリス市場分くらいが吹き飛んだ感じです。若者の〇〇離れ、とされ、そのうち購買する「比率」の低下もあるのでしょうが、単純に若者が少ない国になったからですね。先日、日本政府予測よりも15年も早く 出生数が70万人を割り込んだとのことです。
70万人とはどういう数字かと言うと、総務省統計局によると、2024年現在 88歳が75万8000人だぞ。1年前だからいわゆる先日亡くなった長嶋茂雄氏(89)の年代ですが、それよりも赤ん坊が少ないって、予測ではなく確実に終わっています・・。59歳の丙午だって136万人ですから。

目の前の現実としては未だ人口最大ボリュームゾーンの団塊の世代は全て後期高齢者になっており、その子供たち、団塊ジュニア世代を中心とした氷河期世代の第一陣があと5年で60歳(多くの企業で給与が半減する)に到達します。そして10年もすれば65歳(多くの方が定年)しますから、単純に新車を買おうとする、あるいは買える購買層が猛烈に減っている。と言うことです。10年後はさらに市場から数百万台が消失し、国内新車販売のほとんどが軽自動車になるのではないでしょうか。

この減った、と言う数字ばかりに注目していると以外に見落としなのが、車の保有数は増えている、と言う事実。
新車が最高に売れた1990年の自動車保有台数は一般社団法人 自動車検査登録情報協会
乗用車32,937,813台 貨物車20,943,844台 乗合車242,295台 特種・特殊用途車1,154,624台  二輪車2,715,290台  合計57,993,866台
2024年は
乗用車61,978,954台  貨物車14,523,260台 乗合車210,103 特種・特殊車1,820,924 二輪車4,035,432台 合計82,568,673台

新車はもうピーク程は売れないけど、登録車全体ではバブル期よりも2,457万4,807台も増えている。
なので、整備士が足りないとか、保険の契約数が伸びているということもあり、自動車関連市場(国内)の全てが縮んでいるわけではない、と言う事実。
これは、車齢も延びていることも影響しているでしょう。
2024年3月末での乗用車(軽自動車を除く)の平均車齢は9.34年となり、なんと32年連続で高齢化しているとのことです。
ただ、ガソリン消費は、ハイブリット車含む急速な電動化により燃費がものすごくよくなって2,457万台分多くなった分を吸収して下回る程、1台当たりの消費は減っていますね。
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以前も取り上げましたが、電力も減り続け、ガソリン消費も減り続けている。経済的にはマイナスですが、環境的には良いので・・でいいのか?(笑)
Posted at 2025/06/05 16:21:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2025年06月04日 イイね!

歌の風景その31 マンダム 男の世界

歌の風景その31 マンダム 男の世界高知でよく目にしたキリンラガーのポスター「たっすいがは、いかん」
たっすいが、とは土佐弁で、「弱々しいのは駄目だ」
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この「たっすいが」はちょうど、先日のNHKドラマ「あんぱん」のセリフにもありました
ヒロインの若松のぶ(今田美桜)が、やない嵩(北村匠海)に向かって
「お国のために働きゆう兵隊さんのこと、ちっとでも考えたことあるがか?嵩がちゃらちゃら遊びゆう今この時も、兵隊さんは命がけで戦いゆう たっすいがーのドアホ!」
他のセリフには
「あんたは……千尋君の気持ちひとっちゃあ知らん。誰がいちばん近くであんたのこと、ずっと見てきたと思うちゅうがで。あんたなんか……たっすいがーのスッポンじゃ!」
もあります(笑)

高知名物の屋台餃子と、ガツンとくるラガー。そして南国高知の秘密の夜。
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ゴギュゴキュ クゥっ カァー とガツンとくると、
男は黙ってサッポロビール・・ではなかった。男は黙ってラガーだな。
あ、男、男っていまの世の中言うたらいかんぜよ!(笑)

「キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!」 (講談社)
当時のキリンビールがアサヒに打勝つまでのストーリー。
キリンの中ではダメ支店だった高知支店がシェアで全国一になるまでのストーリーが語られており、読み物としても面白かったです


こっちがおまけ
マンダム CM (1970年) チャールズ・ブロンソン 男の世界


今、開かれる男の世界。男らしさとは。男くささとは。男のドラマを演出する、新しい男性化粧品マンダムは、男の体臭!

Lovers Of The World (マンダム~男の世界) / JERRY WALLACE


ジェリーウォレスは確かカントリー歌手だったと思いますが、途中少し乗り遅れていってしまっているのは愛嬌ですね。繰り返しになりますが、
男、男っていまの世の中言うたらいかんぜよ!(笑)
Posted at 2025/06/04 15:18:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 旅行/地域
2025年06月04日 イイね!

その③カリフォルニアで見た木を育ててみた(ブラシノキ)

 その③カリフォルニアで見た木を育ててみた(ブラシノキ)カリフォルニアで見た植物を育ててみた、シリーズ。

カリフォルニアで見た木を育ててみた(ジャカランダ)
その② カリフォルニアで見た植物を育ててみた(ブーゲンビリア)

ブラシの木(カリモステン) はオージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物で、フトモモ科の常緑の花木ですが、気候が似ているカリフォルニアでは上記のジャカランダ、ブーゲンビリアとともによくみかけます
家の木々カリフォルニア計画(←ないない(笑))に基づき、昨年地植えにしたのですが無事に越冬して、花(なのか?)を咲かせました。
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千葉は温暖な気候なのか、東京ディズニーランドにもあるようです。
パークにあるブラシノキが見ごろを迎えています♪

下記おまけに続きますが、体感だけではなく、数字でも地球温暖化が進んでいるのが見て取れます

おまけ 2ヶ月前の下書きから復活(笑)
今年の冬は大寒波が日本列島に来て、全国的に寒い冬となりましたが、千葉の2025年1月~3月の3ヵ月を平均同士の比較してみると、昨年8.4度。今年8.8度とむしろ熱くなっています。
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東京・練馬の年間のデータを見ると、1978年は年平均14.9度で、2024年は17.2度と、2.3度も上昇。我が街はもう少し古いデータがあるのですが、1960年代は13度台、1970年代は14度台。そして2024年代は18.175度となんと4度以上もあがっています。
地球の平均気温が2度上昇して、世界中大変なことになっていますが、2度どころではない東京都および周辺の人は気象庁のHPは見ない方がいいです。精神衛生上(笑)
日本全国こんな感じでしょうが・・。

今年の日本(中国、韓国、北米、欧州など北半球)への寒波襲来したことから、「今年の冬は寒すぎる。ほら。地球は氷河期に入ろうとしている。CO2が悪いなど環境利権の陰謀論だ」との声が大きくなります。
トランプ氏に至っては、「人類ごときが地球の気候変動に関与できるわけない。気温上昇は神の御業だ」とキリスト教福音派の主張をしている始末。
しかし、この寒波は、地球温暖化により、寒気を北極圏に閉じ込めておくことができなかった事によるものだそうです。
寒くなったり、暑くなったりの気候変動は2万年~10万年スケールでは繰り返されてきたのは事実ですが、地球の温度は19世紀後半から上がり始め100年で1度上昇。さらには20世紀後半からこの数十年で2度以上と急激に上がっており、夏には暑さで日本でも多くの方が亡くなっている事実から目を背けることはでいないでしょう

だからなんやねん(中川家風)、かもですが、なるべく電車を使うとか、植物を育てるだとか、できる事からしていきたいと
Posted at 2025/06/04 11:27:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 欧米かっ! | その他
2025年06月03日 イイね!

BYD 2025年1月~5月

BYD 2025年1月~5月2025年も6月で、半年が経過しようと言う所ですね。
BYDの販売台数、1~5月までのデータが出ていますので定点観測です。
2025年1〜5月の乗用車の累計販売台数は前年同期比38.7%増の176万3400台

人気コンテンツの中国崩壊系ニュース。今日もヨウツベで「BYD、129兆円の負債で倒産」みたいな、それこそ「白髪三千丈」ではないですが(笑)中国人のお株を奪うような嘘ニュース。にもかかわらず「いいね!」があっという間に数万件。これ放っておいたら負債一京円とかいくぞ(笑)
ただ、確かに、中国自動車業界は潰すか潰されるか、そして血で血を洗う戦国時代。レッドオーシャンに突入中ではあります。 
つい先日も、中国の比亜迪(BYD)は5月下旬に最大34%の値下げを実施。これには同業他社も追随したため、BYDは1週間で17%もの株価が下落。他のEVメーカーの株価も軒並み急落しました。これにはさすがに、中国政府と自動車工業協会が「業界全体にとり持続不可能」と過当な値下げ競争に対して警告しています。

この値下げ効果によりBYDの2025年5月の中国国内での販売台数は37万6900台。
内訳は電気自動車(EV)が20万4300台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が17万2500台。EVとPHEVの比率は54:46でした。
ブランド別では「王朝(Dynasty)」シリーズが16万555台。
日本でお馴染み「海洋(Ocean)」シリーズが18万3478台。
高級車ブランドの「方程豹(FangChengBao)」が1万2592台。「騰勢(Denza)」が1万5806台。「仰望(Yangwang)」が139台。
2025年1〜5月の乗用車の累計販売台数は前年同期比38.7%増の176万3400台に達しています。

具体的には、例えばこのブログでも取り上げましたが、BYDの「秦Plus DM-i」
これ、例の航続距離が2,100kmって車。
この車の紹介記事のコメントには、
「プリウスUグレード(燃費32.6km)の燃料タンクが75リッターなら2282kmだぞ!プリウスが正義」みたいなコメントがつく車ですな(笑)
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これが、定価7万9800元(約160万円)が6万3800元(約130万円)。
さらに政府の補助金2万元(約40万円)を利用すると、4万3800元(約90万円)と100万円切るんだもの。そりゃドイツ車も日本車も急速にシェア失いますわな。
補助金づけといわれるBYDは、この5年で補助金93憶元(1,860憶円)、税還付371憶元(7,420憶円)を受け取っておりますが、規模からすれば大した額ではないと思います。
中国化成も同じ位の優遇受けていますし。
ただ、このあたりが欧州を刺激し高い関税をかけられている原因になりますけど。
中国政府もこの安売りには眉をひそめるふりをしながら、「(補助金分)人民に還元せい!」ってことなんでしょうかね。
ちなみに、比較でよく出てくるプリウスUグレードは、KINTO専用なので新車価格はわかりませんが、中古では2023年 走行6千キロが290万円位です

おまけ
ちなみに、何回か記している中国の自動車の補助金ですが、ガソリン車の購入もOKです。もちろん、ドイツ、日本メーカーのブランドにも。

①「車両取得税を減免する新エネルギー車車種リスト」に記載されている新エネルギー乗用車(BEV,PHEV)への買い替えは2万元(40万円)。
②排気量2リットル未満のガソリン車購入者には1万5000元(30万円)の補助金が支給されています。もちろん日本メーカーの車も対象。
買い替え促進制度は乗用車だけでなく、家電製品にも適用される。電子レンジや炊飯器、浄水器で購入価格の最大20%相当の補助が受けられ、最近スマホも加わったようです。
残念ながら、これは中国の陰謀ガー、のエコごり押しでもなんでもなく(笑)
単なる景気刺激策です。
予算は6兆円とのことですが、日本なんてガソリンに5月現在で7兆円を注ぎこんでいます。で経済効果不明。万博にも13兆円(巷で噂の黒字ラインと言っているのはほんの1,800憶円)。で、対する経済効果予測は2.3兆円(これでも楽観シナリオ)。
こども家庭庁に年間7.3兆円。少子化止まらずむしろ加速。物価高対策3.4兆円・・。
古くはウルグアイラウンドだけでも8兆円でしょ。農業、漁業なんて数百兆ですしね。で、食は崩壊しちゃったと。
↓自分達で言っているので世話無いですが、膨らみ膨らんだ負債による財政状況はギリシアより悪いって。

石破首相、日本の財政はギリシャより「良くない」-減税をけん制

絶望的に金の使い方が下手な党だと思っていましたが、実は、我田引水的な金の使い方はうまいのだと気がつきました。そして、国民の習性に合わせた選挙前対策的金の使い方だけはうまい。
永田町に出入りしていたのは20年位前になりますが、少なくともそのころ「自分達で(いろいろ)落として、自分達で上げるのが一番効果的だ」と言っていました。
マスコミに関しても「持ち上げて、落とすところで視聴率を取る」

センスの無さからきたオウンゴールとはいえ、国民ミンス叩き(ネット工作)も急に出てきて・・なるほど。
Posted at 2025/06/03 18:56:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車会社決算 | クルマ

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「@さいたまBond さん 素人目に、ホワイトのローマは一瞬、ジャガーFタイプと見間違えました。クラウンスポーツ赤とプロサングエも、、オーナーに怒られちゃいますね(笑)」
何シテル?   08/16 09:23
No Mopar,No life! Buy Mopar right now!! 基本、爆音、マッスルカーが好き。でも住宅地での爆音は嫌い(笑) ポ...

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