AKEEYO AKY-V360S  

【再レビュー】(2021/09/18)
この製品の導入から約１年を迎え、良い点悪い点も見えてきたので再レビューをしてみたいと思います。

【良い点】
①リアカメラが電子スマートミラーとして使える
これによって体格の違う家内と僕の目線によって毎回ミラー合わせをする必要がなくなった点。
②GPSによる車速表示
通常、車の標準速度メーターは5%ほどマシマシに設定されているので、実際の車速が判る点。
※OBD2吐出しの速度と合致している
③やっぱり360°は凄い
録画データをPCの専用ビューワで見ると、マウスでグリグリ360°が確認でき、特に両側フロントサイドの画質劣化がなくしっかり録れている点。
④夜間の暗視能力が高い
夜間動画は人の目で見るよりもかなり鮮明に記録されているが、後続車のライトによる白トビも少ない点。
⑤操作系が画面タッチ
各種設定が液晶画面タッチで全て完結するので、非常に操作しやすい点。

【悪い点】
①液晶への映り込み
昼間走行時の周りの景色の映り込みが酷く、オプションのノングレアフィルムなしでは使い物にならない点。
②オプションのノングレアフィルムが不鮮明
ノングレア加工のせいで標準ミラーよりも若干曇って見えてしまう点。
③リア画像の距離に違和感
もう慣れましたが、リアカメラの画角が広角なので、標準ミラーよりも対象物がかなり小さく写ってしまい、サイドミラーの距離感と合致しない点。

という感じです。
リアの録画とスマートミラーとの併用使いになるので、最初はかなり広角な映像にちょっと違和感を感じるかもしれませんね。

評価を下げた理由は先日新型ハリアーのスマートミラー搭載車を試乗体験した際にその鮮明度・画角ともにさすがメーカー純正品と思い、そこをベンチマークにした場合の相対的な評価としました。
ただし記録された動画は非常に鮮明で、これならたぶん事故処理等の証拠動画としてはかなり役立ちそうです。
保存動画データには動画とリンクしたGoogleMap上のGPS情報も埋め込まれるので、自分が速度違反をしている場合は両刃の剣にもなりますが。

中華製のドラレコの中には、製品諸元に謳われている画質を確保していないマガイモノも多くあるようですが、少なくともこの製品に関しては「記録機器」としての性能は同タイプ(360°)の国産品を遥かに凌ぐモノだと思います。
国産を謳うメーカーの製品であっても、中身は中国製を使用しているものは数多くあるので、こちらの記事なども参考にしてみて下さい。
https://car-accessory-news.com/akeeyo/

ここ最近の技術進歩は目まぐるしく、既に発売から１年超の製品なので新製品がリリースされているかと思いきや、まだメインで取り扱われていました。
https://www.akeeyo.co.jp/collections/car-recording/products/aky-v360s

ドラレコ本来の「もしもの事故に備えて」という大命題はしっかり達成できていますが、電子スマートルームミラーとしての機能にはあまり過度な期待はしない方が良いと感じます。
余談ですが、360°動画をPCで閲覧すると、自分が普段どんな目線で運転しているのかも確認できますｗ