
洞爺湖でキャンプをして室蘭へ・・・・
レジのアルバイトの女の子に「おにぎり暖めますな?」と言われたので「暖めるでござる」と言ってやりました。どうもNOZyです。
この間廃物件探索業者の方達が戦跡の話をされており、実際北方へ調査に向かったりしておりました。
実のところ私は戦跡にはあまり興味がなく・・・と言うか戦争の歴史は知れば知るほど目を背きたくなるような事ばかりでその歴史の跡を直視できないような気がするとずっと思っておりました。
先日オバマ大統領が来日して広島に来たとき、大統領のスピーチを聞いて少しだけ考え方が前向きになりました。少し大袈裟かもしれないけどw
この負の歴史の上に今の歴史があると思い、あるのは知っていたけど避けていた戦跡を見て回りました。
1945年7月にアメリカ軍が日本領土に対し大規模な攻撃作戦を行い北海道も攻撃対象でした。
特に室蘭市には軍需工場があったことからアメリカ軍の攻撃目標となり、室蘭沖から戦艦を含む、13隻の主砲による艦砲射撃を受けた。アメリカ軍の艦砲射撃の標的は、北海道でも室蘭市で最も成果をあげたそうです。
そんな室蘭だから当時の様子を思い浮かばせる戦跡が結構残っているいるだろうと色々調べてみました(^^)
70年あまりの歳月風化にさらされ今もなお現存する
十五糎加農砲掩体跡(じゅうごせんちかのんほうえんたい)・室蘭要塞」

ツルが覆っていて下調べをして見ていたものと全く違う。
ここは3月か4月位の方が良さそう。

砲台の発射口の穴が僅かに見える
おそらくここだろう。
室蘭市によると、この掩体の高さは約5m、厚さ約2m。
当時の北部軍管区司令部が室蘭の軍需工場を守るために、噴火湾を侵入してくる敵艦を撃破する目的で築いた。
この場所には17m四方の砲台内に、96式15センチ加農(カノン)砲と、10センチ加農砲の2門が納まる砲座があった。 室蘭港と外海の噴火湾に向けて砲撃できるような造りになっている。

アメリカ軍の資料写真がありました。
当時の室蘭要塞。

これが 十五糎加農砲の実際の写真
これは全国で30門しか作られていなかったそうです。北海道には2門あったようです。

ツルが凄い(^^;完全に時期間違った(笑)

一時は住居としても使われていたそうですが今は完全に封鎖されており内部を見ることは出来ませんが発射口から内部は見られそうですがそこまでする気にはなりません。どんな気持ちでここで噴火湾を見ていたんだろう・・・・
ちょっと一人では行くのを躊躇した所もあるので次回は行ってみよう。

噴火湾を一望できる場所にありました。
しかしアメリカの艦隊は噴火湾ではなく、太平洋側沖から艦砲射撃を行ってきたようでこの要塞ではまったく対応できなかったようです。。
しかし戦時中、室蘭のチャラツナイ高射砲陣地に居たチャラツナイ第五中隊の射撃がB29爆撃機に命中し、宮城県沖に墜落したようです。
このB29爆撃機は昭和20年6月29日に南方からやってきて、室蘭上空を通過、そのときに第五中隊と第一中隊が射撃しますが当たらずにそのまま北上して、札幌・小樽方面を偵察後、再び室蘭上空に飛んできて、そのときに第五中隊の九九式八糎高射砲による射撃が命中したのでした。
公式文献より
続いて測量山にあるこの要塞の観測所跡に行ってきます。

ここは工場夜景をとるのに来たことがありますが昼間は初めて。

テレビの電波搭

こんな階段を登って(^^)
降りると・・・・

他とは違う威圧感を感じます。

観測所の除き穴?は全て埋められております。

空襲があった夏場にこんなところに閉じ込められていたんだ・・・・

やはり時期が遅すぎですね。
草木が伸びすぎて思うように進むことができなかった。
ここでは造園業者の方が草刈りをしていて中々近づくことができず時間のロス(^^;
続いては華工の収容施設の跡地があるみたいなので行ってみた。

室蘭新道からマニアックな細い道を通り、
かなりの酷道に入ります。

途中で行き止まりなので徒歩で侵入。
雨で草が雨露で濡れていて下半身びしょ濡れw

正式名称はわかりません。
草が1㍍以上伸びていて地形が読みづらいので深入りはしない方がいいと判断し遠目からの調査。
この廃物件に関しては情報が少なくはっきりしたことがわかりません。
最近ここが水道施設だと言う事が判明したらしいのですがその情報もほとんどなく非常に謎に満ち溢れています。
水道施設にしては残された外壁はらしくない煉瓦作りでした。
気付くとリミットの3時まで30分切ってます。急いで拠点に戻ります。
戻る途中
切り番ゲット!
拠点で
ジャスト!
私のジムニーは室蘭で10万キロを達成しましたw
前のパルサーのときは室蘭で88888キロになりましたーw
やっぱりこの街には何かあるな(笑)
名残惜しいけど室蘭をアトにして札幌に帰ります。
洞爺湖に戻りレイクビューの温泉入って、
羊蹄山に向かって帰ります。
帰り道途中の定山渓でジムニーチームのキャンプをやっているらしくみん友さん達がいるのに素通りもどうかと思ったので顔を出さして頂きました。
突然の訪問だったにも暖かく迎え入れていただきありがとうございましたm(__)m
かくして単発休みではありましたが非常に充実したお休みでした(^^)
平日休みはどこいっても空いているので良いですね~(*´ω`*)
長々とおつきあいありがとうございましたm(__)m
おわり。
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廃墟 廃坑巡り | 日記
Posted at
2016/06/17 00:02:57