
※ちょっと長いです。あと個人的感想を多数含みます。ご気分を害されるかもしれませんが、あくまで私が感じた事を書いているので、ご了承くださいませ。
※下の破線から、もう一度ある破線までは、読み飛ばしても大丈夫です。
うだうだと、「どうして試乗に至ったか」の前提を語っているだけです(^_^;)
--------------------
R35GT-Rに乗ってから、頭の片隅に常に引っかかっている言葉があります。
「次の車どうしよう?」
GT-Rは本当に大好きで、車内の騒音も走行性能もデザインも何もかもを気に入っており、今スグ乗り換えるつもりは毛頭ありません。
今のところ20000km/年のペースで走っているので、5年10万キロは一つの目安になるかなと思ってはいます。
その時、果たして好みの車があるのかどうか。
20で免許取得
最初の9ヶ月はスバルvivioという軽自動車
21-26はK11マーチ(1.3Lの5MTモデルで楽しかったです。お庭で計ったら170km/Hまで出た)
26-31はインプレッサWRX STI(GRB-A型、当時世界最強の2L水平対向4気筒ターボで308馬力・トルク43kgm)
31-現在はR35GT-R
上記のように、私は軽自動車から徐々にステップアップしてきています。
GT-Rは大好きなんですけど、おそらく次に乗り換えを考えた時には、既に販売終了している可能性が非常に高い。
次期GT-R(R36?)も、出るかどうか分からない。
その頃まで販売されているであろう、スバル・レヴォーグは、車の出来はいいんですが、質感の面で今ひとつ。
スカイラインハイブリッドはかなり良い部類なんですけど、スポーツマインドを奮い立たせるものは感じられなかった。
レクサスIS350Fスポーツにも試乗しましたが、アクセルワークに対する反応がダルな事と、これもスポーツマインドを掻き立てるものを感じられませんでした。
日本を代表するスポーティカーであるスカイラインとレクサスISに試乗しても、質感はいいけどメカ燃えやスポーツマインドを刺激されるものが感じられないなら、これはもう外車に行くしかないなと。
こんな感じで、最近はこれまで無視してきた外国車にも目を向けるようになりました。
ポルシェはなんとなく形が好きじゃないので、最初から候補には上がりません。
となると、大きな所では、BMW・Audi・Mercedesが候補に上がってきます。
そこからワンランク落ちると、ジャガー(Fタイプクーペの形は凄く好き)・レンジローバー(イヴォークはカッコいい)・シボレー(コルベットの最新モデルはかなり良さそう)などです。
まずは最初の3つのブランドに絞って、見聞を広めるためにも試乗などしてこようと思い立ちました。
で、私の場合ですが、試乗前に目的の車種を決めてかかります。
BMWならM3、AudiならRS5、MercedesならC63AMGをとりあえずの目標にしました。
というところまでが前提です。
--------------------
今日は夜勤明けで特に何もすることがなく、洗車でもしようかと思ったんですけど、雲行きが怪しかったので回避して、BMWへ行ってきました。
上記の理由で、目的はM3セダンです。
しかし、伺ったBMWディーラーにはM3の在庫・試乗車・展示車がありませんでした。
どうやら大人気の様子。
「M4ならありますよ」とのお言葉があったので、そちらに試乗してきました。
今回のモデルから、M3はセダン、M4はクーペと完全に分けています。
つまり以前までのM3クーペ=M4と思って頂ければ良いかと。
主要諸元は、
4685*1870*1385mm、ホイールベース2810mm、車重1640kg
エンジンは直6の3Lツインターボで431馬力(5500-7300rpm)、550Nm(56.1kgm)(1850-5500rpm)
0-100km/Hは4.1秒
燃費:12.2km/L
1126万円(税込み)
GT-Rとボディの大きさはほぼ同じ、車重は100kg軽く、エンジンはやや弱い、といった感じです。
0-100はFRだし仕方ない感じ?
燃費はパワーの割に驚愕ですね。
試乗車はイメージカラーのオースチン・イエローでした。
めっちゃ目立つ色ですけど、伺ったディーラーで出たM3・M4のうち半分くらいが黄色か赤だそうで、皆さんスポーツモデルなのでビビッドな色をお選びになるみたいです。
天井は標準でCFRP製になるようで、6kgの重量減だそうです。低重心化のためですね。
フロントグリル左にMのマーク。
ヘッドライトはフルLEDみたいですね。
試乗は昼間だったので、明るさは試せませんでした。
ボンネットを開けると、一際目を引くのが、CFRP製のストラットです。
高い剛性をこれで確保しているとか。
メーターパネル。
視認性は抜群です。色気があるかと言われると…。うーん(^_^;)
巧妙に隠されていますが、黄色で囲ったところが液晶のようですね。
色気はあんまりですが、質感を損ねないように、メーターのワーニングランプなどは巧妙に隠されています。
日光の加減で見えてしまったりするんでしょうか?
ぱっと見ではほとんど、どこにどのランプがあるかは認識出来ませんね。
ナビ画面は横に広い。
その下のセンターパネルはBMWの流儀っていう感じですね。
車内の質感はスカイラインより高く、レクサスISと同等かやや劣るくらい?
スカイラインやレクサスISが足踏み式パーキングブレーキでゲンナリしたのに比べて、ちゃんとサイドブレーキです。
シートはGT-RのBlack Editionのレカロシートと遜色ないレベル。
長時間の運転でどれだけ疲れるか真価が問われますが、かなり期待出来そうな感じ。
さて、エンジンをかけて、ちょっと吹け上がりを試します。
直6の音って初めて聞いたんですけど、V6とはやっぱり少し違いますね。
違いを言葉にするのはかなり難しいので、なんとも言えませんが。
やる気にさせてくれる音、とでも言えばいいのでしょうか?
GT-Rより乾いた高めの音だったと思います。
閑静な住宅街で近所迷惑な感じなのは、GT-Rと一緒(笑)
ディーラーから道路へ出る時のウインカーで、早速ワイパーを動かす間違いをやらかしました(^_^;)
お約束ですね。
走行モードが標準・スポーツ・スポーツプラスが選べるようですけど、まずは標準から。
標準だと拍子抜けするほど、普通の車です。
GT-Rより少しマイルドなくらいの足回り、静かな車内。
高級セダンに乗っている感じ。
そして赤信号で停車すると、エンジンが死ぬ。
アイドリングストップまで搭載して、なんだか最新のスポーツモデルだなーと実感。
走行モードをスポーツプラスにすると、アクセルに対するレスポンスが抜群に良くなり、かつ排気音もさらにスポーティな感じに。
7速DCTのマナーはGT-Rより賢いですね。
クリープはGT-Rよりはるかに弱いです。上り坂で止まってブレーキから足を離すと後ろに下がってしまいます。
GT-Rはだいたい54km/Hで6速に入る(SAVEモードだと49km/H)んですけど、55km/Hくらいでは5速のまま。回転数は1500rpmくらい。
7速には中々入りません。
75km/Hを超えた辺りでようやく7速に入ります。
アクセルレスポンスを重視して、1000rpm程度の巡行はさせないようにしているのかもしれません。
最大トルクが1850rpmから出るので、すぐにその回転数に載せれるようにしている印象でした。
地味にヘッドアップディスプレイが搭載されていて、かなり便利だと感じました。
普段はデジタル速度表示で、ナビで目的地を設定すると、曲がり角までの距離や右左折表示までしてくれます。超便利。
あと、後部座席はGT-Rより実用的です。
170cmの私が運転席を調整しても、運転席後ろに170cmの私が座れます。
頭は少しきついですが、GT-Rよりは快適なことは間違いありません。
トランクはGT-Rより広いですね、多分。
今日試乗して、BMWが支持される理由がわかった気がします。
試乗してる間、顔がにやけっぱなしでした。
いい車に乗ると、やっぱりいいです。
GT-Rに乗ってる時もそうですけど、M4に乗ってる時も凄く楽しい。
おそらく長時間乗ってても楽しさが失われることはないでしょう。
数年後の乗り換え候補として、現実味を帯びてきました。
良い試乗だったと思います。
いやー、行って良かった。
ただし、BMWの1シリーズなどの内装の質感はレヴォーグクラスです。
ドアパネルなんか樹脂丸出しですからね。
展示してあったM135iで質感がこれですから、M以外のシリーズは値段相応の価値があるのかどうかはわかりません。
展示してあったM6グランクーペの質感は凄かったですけどね(^_^;)
さすが1700万円。
天井もベロアみたいな生地だし、革で覆われてない所を探すのが難しいくらいだった…。
でもデカすぎるから私が買う事はないですね(笑)