うちのレガシィ、どうしても許せない所があります。

この中の

これ
なに、この蓋?
うちの世代のレガシィはターボモデルだと2本出しマフラー、NAモデルだと左1本出しマフラーなんですが、バンパー共有しているもんだから、NAモデルは醜くも蓋されてます。
いかにも下級グレードだからケチって蓋してますよ的に……
これが、最初から蓋が無くマフラーの切り欠き無いスマートな物だったら、左1本出しでも別に気にならないんですよ。
……なに、この蓋?
という事で、どうしても許せなかったんで定番の2本出しマフラーでも付けてやりましょう。
用意する物はターボモデル用のセンターパイプとサイレンサー左右
BM/BRのレガシィは初期の物を除いて右側のマフラーステーは省略されているようです。
そのステーをどうするか、方法は2つ
1、純正のステー部分を部品で取って、溶接で付ける。
2、HKSの後付マフラー用のボディーブラケットを購入する。
1はボディーに火を入れることになるので、後の錆などが怖いから、HKSのブラケットを購入する事にします。
という事で、まぁ部品さえ入手しちゃえば後は交換するだけだから難しい所は無い筈。
だから、いくつか気になった所を書きますよ。
まず、NA⇔ターボの違いのセンターパイプの容量の違い。
通常はターボになると排気が増えるからセンターパイプ、マフラー等、パイプを太くしますよね。
比較してみましょう
まず、初めに言っておくのが、実は今回用意したセンターパイプはレガシィターボモデル用のではなくエクシーガ(YA5)の物。
エクシーガ(YA4/5)も、形状はレガシィと同じという事です。パイプの取り回し、ブラケット、フランジの位置等まったく同じなので問題無く使えますよ。但し、完全に同じとは言い切れないので、最後は自分で確認しましょう、違っても私ぁ責任取りませんよっと(最近はこう書いておかないと、お前がこうやって書いてたから買ったのに合わなかった、責任取れよと絡んでくる「アレ」な人が居る様なんで……)
ただ、今回用意したのがエクシーガのターボ用かNA用か判りません。レガシィのターボ用のネット上の写真と比較してみると一部細いような感じなのでエクシーガのNA用のような気が……(後述)
まず、各サイズの計測(全て外径)
緑の範囲 60φ
ピンクの範囲 54φ
水色の範囲 38φ
オレンジの範囲 43φ
と、分岐部分以降以外は1本出しも2本出しも同じ太さのようです。
で見てみると2本出しの方の水色部分、1本出しの場合は54φでそのままマフラーに行っているけど、2本出しの場合は分岐後抜けすぎないように細くなっていますね。
で、更に2本出しの方を見てみると水色部分は38φでフランジ直前で43φになっている。
分岐後も水色部分で更に絞っているみたいです。
ただ、ネット上のレガシィ、ターボモデルの写真とかを見てみると、この水色部分がオレンジ部分と同じ太さに見えるんですよ。もしかすると、2本出し用センターパイプもNA,ターボで違うのかもしれません(パーツリストを調べてみると判ると思うんですけどね)
で、この水色部分、こんなに絞られてて大丈夫なの?という事で容量を計算してみます。
ちなみにパイプの肉厚は測ってみた所1.5mm程度でした。
緑の範囲 パイプ内半径 28.5 面積2550.465
ピンクの範囲 パイプ内半径 25.5 面積2041.785
水色の範囲 パイプ内半径 17.5 面積 1923.25
オレンジの範囲 パイプ内半径 20φ 2512
と言う感じで、一番細い所(水色とピンク)を比較してみると118.535程度1本出しよりも2本出しの方が細く 5.8%程容量が少なくなるようです。パイプ径にして水色部分が僅か1mm位太いか細いか程度の違い。
高回転まで回せば多少影響は出るでしょうが町乗り程度だと殆ど気にならないでしょうね(と言うか多少低回転トルクが上がる?)
2本出しによって抜け過ぎになるという心配は全然ありませんね。
ターボ用の2本出しはもしかするとピンク色の範囲も60φで水色の範囲も40φなのかもしれませんね(誰かターボ車両乗っている人、計測してくれませんか?)
ターボ用で抜け過ぎるのが気になるというい場合はエクシーガ(YA4/5)用のNAのを探すと良いかも知れませんよ。
次にサイレンサー

左 NA1本だし 右 DIT2本出し
サイレンサーはレガシィのターボモデルDITのを用意しました。DIT用はマフラーカッター外しています。
ステー類の場所、サイレンサーの形状、フランジの位置等は全て同じです。
サイレンサーを丸々置き換えで使えます。

左 DIT2本出し 右 NA1本だし
サイレンサーのパイプの太さは、1本出しの方はフランジも含めて54φ(フランジ部内径51φ)
2本出しはセンターパイプに合わせて43φ(フランジ部内径40φ)
と、サイレンサーに関しては1本出しのNAの方がパイプ容量は大きいですね。
まぁサイレンサーが2つか1つかの違いがあるので当然ですが。

ちなみにDITのサイレンサーはマフラカッター部分に小さいサブサイレンサーが付いています。ここまでしないと音下がらんのか?で、このサイズで効果どれだけあるのか?w
HKSのボディーブラケット
この品、想定しているのが社外マフラーの小さなサイレンサーで純正マフラーの、どデカイサイレンサーは一部干渉します。

ピンクの部分が干渉する部分です。
丸い部分は普通に付けると干渉はしないと思いますが、クリアランスが非常に狭くマフラーが揺れた際に干渉する恐れが大いにあります。
干渉した際に音が鳴るのを気にしない人は放置で良いですが、音が気になるという人はこの部分少し叩いて凹ませておくと良いでしょう。
で、問題が上のピンクラインの部分
ここはガッツり干渉して取付できません。サイレンサー側をシバキまくって凹ませても、サイレンサー内部に分割仕切り板か何かが有る様で少ししか凹ませられず、干渉を回避する事が出来ません。
ボディーブラケットのコの字ステーの干渉する部分を半分位削るか、マフラーの釣りゴムを長いものにするかしかないでしょう。
コの字ステーを削れば強度に多少不安が出ますし、釣りゴムを長いものにするとマフラー出口の位置が少し変な位置に行く恐れがあります。
私はコの字ステーを削って対処しました。まぁ元々きっちりと強度計算しているわけでもないだろうし、削った部分1箇所に力が集中してしまう事のないように、なだらかに多くの範囲を削ってみましたよ。
気になる所はこれ位でしょうか。
後は交換するだけです。車体下潜る時は馬使おうね~

という事で、交換後はこんな感じですよ~
いたって普通。

マフラーの出口、NAやGTはオーバル形状だけどDITは真円形状。
オーバル形状はあまり好きじゃないんで真円形状は嬉しい所。
出口の大きさ?無意味にデカイのは好きじゃないので、この位の大きさが丁度良いです、上品、上品。
ちなみにこの出口の大きさ、外径で80φ、内径のパイプ径は50φ程度。
という事で、醜い蓋の除去に成功ですよ。ケチらないで最初からこの形で出せよなぁ……