2016年01月15日
間違いだらけの自動車雑誌選び
前回の間違いだらけの自動車評論家選びが好評でしたので、スピンオフで間違いだらけの自動車雑誌選びを書こうと思います。
それでは、オススメの雑誌から。
一位 マガジンX
広告を入れていないので、好き勝手に書いているのが良い点です。
特に、総括は今年cotyで高得点を出したロードスターやS660、BMWグランツアラーが軒並み、まずまずの出来映えと星3つに評したのは痛快でしたね。
ただ、売れっ子ライター西川氏のマイカー喜怒哀楽は無難な事しか書いていない気がしないでもないのですけどね。
やはり、他誌からの仕事が無くなるのが怖いのでしょうけど、これじゃね…
せっかくマガジンXを買う意味合いが薄れるかなと。
そこで提案したいのが、以前カーマガジン誌で人気企画だった職人サイトーと沢村慎太郎、森慶太で行っていた車会をマガジンXのマイカー喜怒哀楽として行う事。
もしこれが実現されれば、定期購読も考えます。
カーマガジン誌は、今ではすっかり旧車趣味の方の為のバイヤーズガイドに方針転換し、辛口の新車評論は殆どのらなくなってしまった今となっては、この企画が復活する事はないでしょう。
この企画を復活する事が出来るのはマガジンXさんだけだと思います。
編集長には是非ご検討頂きたいですね。
2位 モーターファンイラストレーテッド
沢村慎太郎氏や福野礼一郎氏の連載が面白い。技術の雑誌ながら、付録ともいうべきこの2つの企画が目的で買っている。
3位 (条件付きで)ベストカー
日産の水野さんの評論と、新車情報の三本さんの企画は読み甲斐がありますが、残りのKSWをはじめとした3流ながらも1流気取りの評論家の記事はゴミです。
でも値段が安いので、水野さんと三本和彦さんの企画だけが目的で買って悔しい思いはしません。
まぁ、こんなもんでしょうか。
正直、大半は提灯記事まみれ(それはベストカーも同様)ですからね。
と言うわけで、ゴミ雑誌ワースト10でも。
ワースト1 モーターマガジン
おめでたいワースト1位はモーターマガジンです。定価1000円もする癖に、載っている記事はレーシングドライバーSK氏や売れっ子のKM、BMWべた褒めのKKさんたちによる提灯記事ばかり。
BMWのエンジンについて、往年のNAのストレート6よりも最新のあのディーゼル音をだす直4ターボの方が性能どころかサウンドもいいとまで書いたり、ドラポジ崩壊の駄作ベンツCLAをその明確な欠点を触れず、締まってはいるが流石はベンツ、スッキリとした乗り心地に仕上がっていて、不快では無い(ランフラットのため不快な事で有名)、トランクもでかく実用性が高い(後席は人が座れたもんじゃない)などなど。
もう、笑いが止まらなくなります。
これに1000円?
ドブに金捨てるようなものです。
ワースト2 BMWコンプリート
言わずと知れた提灯記事雑誌。
BMWべた褒め評論家HHとKK、IMによる、最新のBMW最高主義の雑誌。
E60のアクティブステアリングについて、E60のデビュー当時の記事には、違和感を覚えるドライバーはハンドルの切り方がおかしいだとか、神経質だ等と失礼極まりない事を書き、E60に乗るとE39のアクティブステアリングのないステアリングがダルに感じる。アクティブステアリングは夢の様な装置などと、E60を褒めてE39を酷評。ところがF10が出るとE60のアクティブステアリングは不自然なものだった。その点、F10のステアリングは素晴らしい等と、意見をひっくり返すというメタメタさ。
これは、参考にしていけません。
ただ、福野礼一郎の今買いたいBMWは参考になるので、2位にしておきます。
この企画で福野礼一郎氏がアクティブツアラーのエアコンは低性能で、ベンツBクラスに負ける。その上、ガラスもUVカット機能をケチっているから、室内が暑くなりやすい、ディーゼルは中々よくできてるがガソリン仕様は音振が酷いゴミである。などと書いたところ、福野氏のページが半分にされてしまってましたが…
福野氏は『BMW japanに圧力かけられたかな』など書いてましたね。
その翌号も、再び暴走してましたが(笑
とはいえ、定価1800円も払って、その殆どが提灯記事ではね…
私はもう買いません。
これが17年も続いているのがある意味凄いです。
ワースト3 BMWER
私はこの雑誌が大好きだった。
だからこそ、口酸っぱく言いたい。
今のBMWERはもう昔のBMWERでは無いと。
かつてのBMWERは、笹本時代の割と色々自由に書ける時代のネコパブで創刊されたこともあり、その内容はBMWコンプリートとは比べ物にならないくらい濃いもので、沢村慎太郎氏をはじめとした辛口評論家がBMWの新型車には、かつての様な拘りを感じられないなどと、自由に伸び伸びとかいていた。
ところが、ネコパブがツタヤの傘下企業になり、笹本氏が社長から引きずり下ろされると、雑誌の方向性が変わりだした。
BMWJAPANの広告が入るようなり、それにつれてBMWJAPANが敵視している沢村氏は殆ど出てこなくなり、その代わりに西川淳をはじめとした売れっ子で無難な事しか書かないライターばかりが登場する様になってしまったのだ。
これではBMWコンプリートと変わらないでは無いか。
私はBMWコンプリートのライター連中がBMWJAPANと仲良くし過ぎで、書くべきことを書けてないなか、BMWJAPANと関係を持たずに本音でBMWの事を語るBMWER誌に惹かれて乗換えたのだ。
しかし、BMWERまでもが落ちぶれてしまっては、もはやこの雑誌に用はない。
もうBMWER誌にさよならを言う時が来たのだ。
私はこの雑誌が大好きだった。それだけにとても悔しいし、悲しいのだ。
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Posted at
2016/01/15 13:43:05
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